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  • 2024/06/28

Web3.0における仮想通貨とは?仕組みや活用事例を解説!

近年、Web3.0がさまざまな業界で注目され、私たちのインターネットの利用方法が変わろうとしています。Web3.0を活用するために必要な知識のひとつに仮想通貨(暗号資産)があります。仮想通貨は、メタバースという仮想空間で、デジタルデータを売買する際などに使用します。

本記事では、Web3.0と仮想通貨の関係性や、メタバースで仮想通貨がどのような役割を持っているのか事例も踏まえてわかりやすく解説します。


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目次

Web3.0の基礎知識

Web3.0は、ブロックチェーン技術を活用した、安全で透明性の高い「分散型」のインターネットです。従来のWeb2.0では、個人情報などのデータが大企業や一部の企業に集中していましたが、Web3.0ではユーザー自身がデータを所有、管理できます。そのため、ユーザーは個人間でデジタルデータの売買や送金などを自由に行えます。

仮想通貨(暗号資産)とは?

仮想通貨は、インターネット上でやり取りできるデジタル資産であり、「ビットコイン」や「イーサリアム」が代表的な例です。ここでは、仮想通貨の特徴を簡単に解説します。

デジタル形式の通貨

仮想通貨は、従来の紙幣や硬貨と違い、物理的な形を持たないデジタル形式の通貨です。そのため、国境を越えた取引でも両替が不必要で、簡単に送金できます。

インターネット上で分散管理

仮想通貨は、Web3.0の技術により中央集権的な管理者を持たず、インターネット上で分散管理されているため個人間でスピーディーな取引ができます。銀行を通す必要がないため、365日24時間送金が行えます。

ブロックチェーン技術で管理

仮想通貨は、ブロックチェーン技術によって管理されています。ブロックチェーンは、取引データをブロックと呼ばれる単位で記録し、それを連結することで一連の取引履歴を管理します。この技術により、取引の透明性が高まり、仮に不正な取引や改ざんがあってもすぐに発見でき、セキュリティが高いのが特徴です。

FT(代替性トークン)

仮想通貨は、交換しても価値の変わらないFT(代替性トークン)です。FTとは、交換しても価値が変わらない仮想通貨のことです。例えば、自分の持っている100円硬貨を、他人の100円硬貨と交換しても価値が変わらないのと同じです。

このように、仮想通貨は、資産個別の識別情報を無視して「〇〇万円分の資産価値があるデジタルデータ」として扱うため、他の暗号資産や現金と交換できます。ビットコインやイーサリアムなどの暗号資産もFTです。

NFT(非代替性トークン)とは?

NFTは、ブロックチェーン上でデジタルアセットが唯一無二であることや所有権を証明するためのトークンです。

今までは、インターネット上のデジタルアートやゲーム内アイテムなどは、簡単にコピーや改ざんができてしまいましたが、NFTは、それらを唯一無二のものであることを保証、証明、所有できます。そのため、メタバースで仮想通貨をやりとりする事で、デジタルアセットをNFTとして売買することができるようになりました。

NFTについて詳細を知りたい方は以下の記事を参照ください。

NFTとは?ブロックチェーンとの関係性や活用事例を解説!

Web3.0における仮想通貨(暗号資産)の役割

Web3.0は、仮想通貨のブロックチェーンを基本としたサービスでできており、報酬などの支払いは仮想通貨で行うのが主流です。

また、ブロックチェーン技術を使用しているため、取引記録の改ざんが非常に困難です。さらに、ユーザーが誰でもデータを監視でき、透明性が高い環境であるため、仮想通貨との親和性が非常に高いです。

仮想通貨(暗号資産)を使用するメリット

ここでは、仮想通貨を使用するメリットを簡単に紹介します。

手数料が安い

仮想通貨は、銀行のようにATMや金庫などの設備が必要ないため、その分手数料を安くできます。一方、仮想通貨はデジタルで管理され、これらのコストを削減できるため手数料を安く利用できます。

簡単に早く送金できる

仮想通貨は送金先の情報さえ分かれば、取引所で送金額を入力するだけで簡単かつスピーディーに送金できます。銀行で海外送金するには数日がかかることもありますが、仮想通貨を使用すれば、ほとんどの場合数分以内に完了できます。このため、海外への送金や、緊急時の資金移動が非常に便利です。

24時間365日取引ができる

銀行振込は営業時間や休日に左右されるため、時間帯によっては翌日まで取引が完了しないことがあります。一方、仮想通貨は24時間365日取引ができるため、いつでもどこでも必要な時に取引を行うことができます。

メタバースと仮想通貨(暗号資産)を組み合わせてできること

メタバースに仮想通貨を取り入れると、空間内で使用するアイテムの売買などが行えます。また、実際の店舗のように売り手と買い手がコミュニケーションを取りながら商品(NFTなど)を選ぶことができます。現状、仮想通貨を使わないメタバースも多く存在します。

メタバースと仮想通貨でできることの詳細を知りたい方は以下の記事を参照ください。

メタバース×仮想通貨でできることは?ビジネスの可能性をわかりやすく解説

メタバースとは

メタバースは、アバターを通してコミュニケーションが取れるインターネット上の仮想空間です。ここではリプロネクストが制作したメタバースの事例を2つ紹介します。

岩手県様 「黄金の國、いわて。」のフードショー in メタバース

岩手県様にご依頼いただき、メタバース上で開催する食の商談会「黄金の國いわて。のフードショーinメタバース」を開催しました。リプロネクストが企画から制作、運営までを行っています。

イベント当日は、岩手県の生産者と県外のバイヤー(シェフ)が商談を行い、実際にこの商談会をきっかけに取引が決まっています。また、商談会後には交流会が開かれました。交流会後に岩手の食材を買うことができるよう、岩手の食材を購入できるECサイトにつながる「メタバース物産館」も用意しました。

「黄金の國、いわて。」のフードショー in メタバースの詳細はこちら

CEC新潟情報サービス株式会社様 CEC Solution Fair 2023 展示会空間

CEC新潟情報サービス株式会社様にご依頼いただき、「CECソリューションフェア2023」のメタバース展示会空間を制作しました。メタバースには、37社100製品以上が出展し、同時開催したリアルの会場よりも人が訪れました。

CEC Solution Fair 2023 展示会メタバース空間の詳細はこちら

仮想通貨(暗号資産)が使えるメタバースプラットフォーム事例

ここでは、実際に仮想通貨を使うことができるメタバースプラットフォームを紹介します。

The Sandbox

The Sandboxは、イーサリアムのブロックチェーン技術を活用して作成された、注目のゲーミングプラットフォームです。仮想空間上にLANDと呼ばれる土地を所有し、オリジナルのアイテムやキャラクターなどを作成し、仮想通貨を使って売買できます。

参考:The Sandbox公式サイト

Decentraland

Decentralandは、ブロックチェーンの技術を活用したメタバースプラットフォームです。DAOによって運営され、ユーザー手動でメタバースが構築されています。ゲーム開発の経験がなくても簡単にゲームやアイテムが作成でき、独自の仮想通貨(MANA)を使って売買できます。

参考:Decentraland公式サイト

Axie Infinity

Axie Infinityは、2018年にベトナムのSky Mavis社がリリースしたブロックチェーン技術を活用したゲームです。ゲーム内に登場するモンスターやアイテムなど、さまざまな要素がNFTで構成されています。プレイヤーは、他プレイヤーとのゲームに勝利する、ランキングに入ることなどでゲーム内の基軸通貨(AXS、SLP)を手に入れられます。AXSは日本円への換金が可能です。

参考:Axie Infinity公式サイト

メタバース×仮想通貨(暗号資産)で注意すること

メタバースに仮想通貨を組み合わせることで、アイテムの作成から売買まで可能になり、メタバース社会の可能性が大きく広がります。

しかし、仮想通貨はまだ新しい仕組みであるため、導入には慎重さが求められます。たとえば、仮想通貨関連の詐欺が多発しているため、知らないメールのURLにはアクセスせず、パスワードなどの個人情報の管理に細心の注意が必要です。また、仮想通貨に関する法律や規制は国によって異なるため、適用される法律を確認し、コンプライアンスを徹底することが重要です。

メタバースに仮想通貨を組み合わせて活用するには、仮想通貨、メタバースそれぞれの仕組みや特徴をよく理解することが必要です。

まとめ

今回は、Web3.0における仮想通貨について、仕組みやメタバースでの活用事例などを紹介しました。仮想通貨はメタバース内での売買を可能にするなど、次世代のインターネットに置いて必須の要素です。

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