- 2024/09/19
大学選びの新たな方法を!メタバースがもたらす新しい選択肢
大学を選ぶ際に、ホームページやパンフレットなどの情報を活用することは一般的ですが、それ以外にどのような手段があるのか、大学関係者の皆様も悩まれていることでしょう。
大学選びは人生を左右する重要な選択であるため、できるだけ多くの情報を得ることが求められます。
本記事では、メタバースを活用した大学選びの方法について紹介します。最近注目を浴びているメタバースという新しい視点から大学選びについて考えていきましょう。
メタバースtips編集部です。メタバースをビジネスで活用したい人向けの記事を月間20本制作中。メタバースに関わる情報やトレンドを発信しています。
▶メタバースに関するお問い合わせはこちらから
https://metaverse-tips.lipronext.com/form/
目次
一般的な大学の探し方
大学を選ぶ際は、まずは自分に合った大学を幅広く探すことが重要です。
細かい条件は一旦置いておき、可能性のある大学をできるだけ多くリストアップすると自分にふさわしい選択肢を見つけやすくなります。
オープンキャンパス
大学選びをする際、学校の雰囲気や施設を実際に体験することは非常に重要です。そのためには、オープンキャンパスに参加することがおすすめです。
オープンキャンパスとは、大学が開催する学校見学イベントのことで、学生や教職員と直接交流することができます。オープンキャンパスでは、学校のキャンパス内を自由に回れるほか、大学の施設や教室、学生寮や図書館の見学も可能です。
さらに、各学部や学科の説明会や模擬授業なども行われているため、自分が興味を持っている分野について詳しく知ることができます。
また、オープンキャンパスでは学生や教職員と交流できる機会もあります。学生から直接話を聞くことで、実際の学生生活や大学の雰囲気を知ることができます。また、教職員から進学に関するアドバイスをもらうことも可能です。
オープンキャンパスに参加することで、大学選びの新たな方法を見つけることができます。自分の目で学校を見て、直接話を聞いて、自分に合った大学を選ぶことができるので、オープンキャンパスには出来るだけ参加するようにしましょう。
自分の目で学校を見て、直接話を聞いた上で自分に合った大学を選ぶことができるので、オープンキャンパスには出来るだけ参加すると良いでしょう。
得意科目から探す
自分の興味関心や得意分野を把握することで、志望する学部を絞り込めます。一般的に、高校で学習する科目と大学における学問領域はおおよそ対応していますが、必ずしも完全に一致するわけではありません。
以下に、主な科目と関連する学部の傾向を示します。
【文系】
- 国語 → 文学、法学
- 英語 → 外国語学、国際関係学
- 歴史 → 史学、考古学
- 公民・現代社会 → 社会学、環境学、政治学
- 地理 → 地理学、環境学
- 美術 → 美術史、芸術系学部
- その他 → 心理学、経済学など
【理系】
- 数学、物理、科学、生物、地学 → 理学部
- 生物 → 農学部
- 情報 → 工学部
- その他 → 医学部、薬学部、歯学部、看護学部など
また、スポーツ学や芸術系学部などは、文理融合型の学部として位置づけられます。自己分析を行い、興味関心や得意分野を明確にすることで、より適切な志望学部を見出すことができます。
立地や環境から探す
通学時間や地元からの通学範囲を重視している方は、志望校を絞り込むことができます。一人暮らしを始めたい場合は、住みたい地域の大学を探してみるのがよいでしょう。
大学の寮に関しては、特定の大学生以外は入れないところもありますが、学生マンションや学生会館ではさまざまな学生を受け入れているケースもあります。
メタバースについての事前知識
近年、大学においてもメタバースの活用が広がっています。ここでは、メタバースの活用事例を交えながら特徴について解説します。
メタバースとは
メタバースは、仮想現実空間を指す言葉であり、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)技術を用いて実現されます。大学選びにおいても、メタバースが有効な手段として注目されています。
メタバースは、さまざまな分野で活用され続けており、その範囲は日々拡大しています。株式会社リプロネクストが主催した「メタバースオープンキャンパス」は、その活用事例の一つです。
新潟工科大学からの依頼を受け、リプロネクストはメタバースを活用したオープンキャンパスを開催しました。この取り組みは、自宅にいながら遠隔地の大学のオープンキャンパスに参加できるというものであり、大きな反響を呼びました。
このように、メタバースは様々な分野で利用され始めており、その可能性はさらに広がり続けています。
メタバースの普及
メタバースの歴史は1990年代にまで遡りますが、近年では技術の進化によりその普及が加速しています。特にヘッドマウントディスプレイやスマートフォンの普及により、一般の方でも気軽にメタバースに参加できるようになりました。
メタバースを活用して大学を選ぶ方法
メタバースは、仮想現実空間によって現実世界とは異なる体験やコミュニケーションを提供する新たな領域です。
これまでにもゲームやSNSの形で利用されてきましたが、最近では教育や学習の場としても注目されています。大学を選ぶ際にも、メタバースを活用することでより多様な情報を得ることができます。
メタバースでの大学説明会
大学のホームページやパンフレットでは伝えきれない情報を、メタバースを通じて提供が可能です。
大学のキャンパスを再現した仮想空間で、学生や教員との交流や講義の模様を体験できるほか、学部ごとの展示や研究の発表なども行われるため、学生が自分の興味や志向に合った大学を選ぶための情収集ができます。
メタバースでの大学生活の体験
キャンパスライフやサークル活動などは、大学生活を想像する上で重要な要素となります。これらの体験も、メタバースを利用することで体験できます。
例えば、大学のサークル活動や学生団体の活動をメタバース上で再現し、実際に受験者が参加してみることで実際の大学生活のような体験ができます。
これにより、自分の興味や志向に合った環境をイメージできるでしょう。
メタバースでの留学体験
留学は大学生活の中でも魅力的な経験ですが、実際に異文化を体験する機会は限られています。しかし、メタバース上で留学体験をすることで、異文化や外国の大学での学びを仮想的に体験できます。
留学先の大学のキャンパスを再現したメタバース上で、授業や学生との交流を行うことで、留学のリアルな感覚を味わうことが可能です。
大学を選ぶ際には、ホームページやパンフレットだけでなく、メタバースを利用した情報収集も有効な手段です。メタバースの活用で、よりリアルな大学の魅力や環境を体験できるため、自分に合った大学を選ぶ際の参考にできるでしょう。
大学選びにおけるメタバースの活用
大学選びにおいては、メタバースを活用することで実際に大学のキャンパスに足を運ぶことなく、学校の雰囲気や施設を確認できます。ここでは、メタバース上でどのような活用方法があるのか紹介します。
バーチャルキャンパスツアー
大学を訪問することが難しい場合でも、メタバースを使ったバーチャルキャンパスツアーを通じて、大学の施設や雰囲気を把握することができます。
実際にキャンパスに行く場合と異なる体験ですが、リアルに近い空間での移動や対話ができるため、大学の雰囲気を感じられるでしょう。
オンラインイベント
メタバースでのオンラインイベントは、大学選びにおいて重要な情報源です。大学の教員や学生と直接交流する機会を得られるため、授業や研究内容、キャンパスライフについての情報収集ができます。
学生の声の共有
メタバース上には、大学生が自身の大学生活や学びについて発信する場もあります。大学生の日常や経験を知ることで、自分に合った大学を選ぶ際の材料にできます。また、学生同士の交流も可能となっており、大学のコミュニティや活動についても知ることができるでしょう。
メタバースを大学選びに活用することのメリット
メタバースを大学選びに活用するメリットについて5つ紹介します。
大学の情報をリアルタイムで入手可能
メタバースを利用することで、大学の最新情報をリアルタイムで入手可能です。大学のオンラインイベントやキャンパスツアーなどの情報が、メタバース内で提供されています。
これにより、自宅にいながらでも大学の雰囲気や施設の様子を知ることができます。
距離や時間の制約がない
メタバースを利用することで、大学選びの際に距離や時間に制約されず、全国の大学を自由に見学できます。通常のキャンパスツアーでは遠方の大学に足を運ぶことは難しいケースもありますが、メタバースの場合は遠方の大学でも簡単に訪れることが可能です。
多様な視点からの情報収集が可能
メタバースでは、大学の学生や教職員とのコミュニケーションが可能です。そのため、大学の雰囲気や学生生活について、直接的かつ多様な視点から情報を得ることができます。
また、他の受験生とも交流できるため、自身の志望校選びに役立つ情報を共有し合うこともできます。
仮想空間での体験ができる
メタバースでは、大学の仮想キャンパスを訪問できるため、仮想空間上で大学の施設を自由に歩き回り、クラブ活動や授業の様子を覗くことができます。
これにより、実際に大学に通っているような感覚を味わうことができます。
時間の節約が可能
メタバースを利用することで、大学選びにかかる時間の節約が可能です。オンラインで大学の情報を収集し、自宅にいながらにして効率的に大学選びを進められます。
また、大学のイベントや講演にもオンラインで参加できるため、交通費や宿泊費をかける必要もありません。
メタバースを大学選びに活用することのデメリット
ここでは、メタバースを大学選びに活用した際のデメリットについて、4つ紹介します。
面接やキャンパスツアーの欠如
大学を選ぶ際には、面接やキャンパスツアーによる直接的な体験が重要です。しかし、メタバース上では実際のキャンパスへ訪問できないため、そのような貴重な経験を得る機会が減ってしまいます。
これにより、学生が大学の雰囲気や環境を実際に体感できないというデメリットが考えられます。
ネットワークの制約
メタバース上では、ユーザーのネットワーク環境によってはスムーズにアクセスできない場合もあります。特に、インターネットの接続が弱い地域や、高速接続が必要な大規模イベントの場合、十分に利用できる環境を提供することが困難です。
そのため、メタバース上での大学選びは一部の人にしか利用できないという問題が生じる可能性があります。
実際の学生との交流の制限
大学を選ぶ際には、実際の学生との交流が重要です。しかし、メタバース上では他の参加者とのコミュニケーションがオンライン上で行われるため、対面よりも人間関係の構築が難しくなります。
実際の学生との交流が制限されることにより、大学の雰囲気や学生の生活について正確な情報を得ることが難しくなるというデメリットがあります。
リアルな体験の不足
大学選びは、リアルな体験に基づいて行うことが望ましいです。
しかし、メタバース上では実際のキャンパスや授業の雰囲気を完全に再現することは難しく、学生が大学の実際の雰囲気や教育内容を把握することが制約され、十分な情報を得ることが難しくなるというデメリットがあります。
メタバースを大学選びに活用しよう
メタバースを大学選びに活用することで、リアルに近い体験ができるだけでなく、より多くの情報を得られます。これにより、自分に合った大学を見つけやすくなるでしょう。
ここでは、メタバースで大学を探す際の注意点や流れについて解説します。
メタバースでの大学探しの注意点
メタバースでの大学探しには注意点もあります。メタバース上では、実際の大学の雰囲気や学生の様子を完全に再現することは難しいため、実際に現地を訪れることに比べて一部の情報が欠けてしまう可能性があります。
そのため、メタバースでの大学探しはあくまで参考程度にとどめ、実際に大学を訪れて雰囲気を感じることも大切です。
メタバースを活用した大学選びの流れ
メタバースを活用した大学選びの流れは以下のようになります。
- メタバース上で大学の仮想キャンパスを訪れ、施設や学生の様子を体験する。
- メタバース内の情報を参考にし、大学のカリキュラムや学部・学科の内容を調べる。
- 実際の大学のオープンキャンパスなどに参加し、現地の雰囲気などを体験する。
- メタバース上での情報と実際の体験を参考に、最終的な大学選びを行う。
メタバース以外の大学選びの手段
メタバース以外にも大学を選ぶための有効な手段はあります。
例えば、大学のホームページやパンフレット、学生の口コミや評判などを参考にすることも重要です。さらに、進学相談や学校説明会に参加することで、大学の情報を直接聞くこともできます。
大学を選ぶ際には、メタバースを含めた様々な手段を利用し、自分に合った大学を見つけることが大切です。メタバースでの大学探しは新しい試みですが、その補完的な役割を果たすことが期待されています。
まとめ
メタバースとは、仮想現実の世界のことを指します。最近では、仮想通貨のブームやNFT(非代替トークン)の話題もあり、ますます注目されています。
大学選びも従来の方法にとらわれず、メタバースを活用することで選択肢が広がっています。実際に、多くの大学がメタバースに参入し、学生たちは仮想空間で授業を受けたり、キャンパスライフを楽しんだりしています。
メタバースを利用することで、地理的な制約がなくなり、世界中の大学にアクセスすることが可能となります。また、仮想空間ならではの自由な表現やインタラクティブな学習環境も魅力の一つです。
さらに、メタバースは大学選びだけでなく、留学や交換留学の方法としても活用されています。物理的な移動が難しい状況でも、仮想空間で他国の大学と交流することができます。
ただし、メタバースでの大学選びには慎重な判断が求められます。実際のキャンパスや教育の品質を確認することが難しいため、信頼性や評判をよく調べる必要があります。
メタバースがもたらす新しい選択肢には、多くの可能性が秘められています。今後ますます進化するメタバースの世界で、自分に合った大学を見つけることができるかもしれません。
メタバースを利用したオープンキャンパスなどにご興味のある学校・団体様がいらっしゃいましたら、ぜひ株式会社リプロネクストにご相談ください。
株式会社リプロネクストは、XR(拡張現実)とメタバースの開発と運営を専門的に行っています。同社は全国的に注目される事例にも多数関与しており、企画から開発、運営までを一貫して手がけている点が強みです。
メタバース開発に興味のある学校・団体様に対して全力でサポートしていますので、ぜひお問い合わせください。
「Metaverse tips」は株式会社リプロネクストが運営しています。
ビジネスシーンにおけるメタバースの活用や、導入をご検討中の方は、お気軽にご相談ください。