- 2024/05/20
Web上で体験できるメタバースとは?実現できることやおすすめサービス13選をご紹介
メタバースといえば、ユーザーが大きなヘッドマウントディスプレイを装着してサービスを利用するイメージが強いかもしれません。しかし近年は、Web上で体験できるメタバースのサービスも増えています。
そこで今回は、Web上で体験できるメタバースがどのようなものなのか、実現できることやおすすめサービスなどをご紹介します。ぜひ、実際にご自身で体験してみてください。
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目次
Web上で体験できるメタバースとは
Web上で体験できるメタバースとは、Webブラウザ上で体験できるメタバースのことです。Webブラウザを開けば簡単にアクセスでき、PCやスマートフォン、タブレットなど、さまざまなデバイスから利用できます。この点が、Web上で体験できるメタバースの最大のメリットです。
現在、公開されているメタバースの多くは、ハイスペックなPCやVR機器が必要になる場合や、環境の整備が必要になるため、気軽に利用できるものとは言い難い一面もあり、この点が課題視されています。
一方、Web上で体験できるメタバースは、自社のWebサイト上に設置することも可能であり、利用者の流入を増やす効果も期待できるでしょう。そのため、新たなビジネスチャンスを見出す企業が増えており、注目度が高まっています。
Webメタバースによって実現できること
Web上で体験できるメタバースは、どのよう体験やメリットを創出するのでしょうか。ここでは、Webメタバースによって実現できることをご紹介します。
新しい形のコミュニケーションを体感できる
Webメタバース上では、アバターを使って仮想空間内で他のユーザーと気軽に交流することが可能です。従来のWeb会議とは異なり、リアルなコミュニケーションが取れるため、新しいコミュニケーション体験が味わえます。
さらに、Webメタバースでは非言語情報も伝えられるため、より深いコミュニケーションが可能です。アバターの存在や動作によって、従来のWeb会議では得られなかったコミュニケーションの魅力を楽しめます。
新たなビジネスの機会を創出できる
Webメタバースは、ビジネスや教育、エンターテインメントなど多岐にわたる用途で活用されています。企業はメタバースを通じて新たな顧客との接点を作り、新しいビジネスの機会を創出することが可能です。
例えば、リアルな店舗を持たない小規模な企業でも、Webメタバース上に仮想店舗を構築し、商品やサービスを提供できます。また、グローバル展開を目指す企業は、メタバースを利用して世界中の顧客とリアルタイムでコミュニケーションを取りながら、市場拡大を図れるでしょう。
イベントやライブに参加・開催できる
Webメタバースは音楽ライブや発表会などのイベントを手軽に開催できるプラットフォームです。以下は、Webメタバースを活用した音楽ライブの事例です。
・サンリオバーチャルフェス:有名アーティストがメタバース上に集合
・フォートナイト:米津玄師や星野源によるバーチャルライブの実施
・阪神阪急HD:メタバース上での音楽フェスを主催
・ソニーミュージック:最先端のXRライブプロジェクトを実施
Web上でメタバースを体験できるサービス13選
Web上でメタバースを体験できるサービスは、現在多数あります。ここでは、Web上でメタバースを体験できる13のサービスをご紹介します。
cluster
clusterは、Web上で提供されるメタバースサービスで、自宅にいながらにして音楽やアートを楽しんだり、他の人とコミュニケーションを取ったりできます。スマホやパソコンから手軽にアクセスでき、無料でメタバースの世界を体験することが可能です。
日本最大のメタバースプラットフォームであるclusterは、さまざまな企業とのコラボレーションが行われています。ユーザーはcluster内のワールドで遊んだり、独自のワールドを作成したり、さまざまなイベントやVR音楽ライブを楽しめます。さらに、お気に入りのアバターを使用したり、豊富な機能を活用したりすることも可能です。
Roblox
Robloxは、ゲーミングプラットフォームで、ユーザーが作成したゲームや3D体験を共有できるWeb上で体験できるメタバースサービスです。ユーザーはRoblox Studioを使って簡単にゲームを制作でき、オリジナルのアバターを作成できます。月間ユーザー数が1億5000万人を超え、クロスプラットフォームで利用可能です。
おもな特徴や機能は、以下のとおりです。
・ユーザー生成コンテンツ:ユーザーは自分のゲームやワールドを作成でき、他のプレイヤーと共有できます。これにより、無限のクリエイティビティが発揮されています。
・アバターカスタマイズ:プレイヤーは自分のアバターをカスタマイズでき、個性的な外見を作成できます。
・仮想経済:Roblox内でのアイテムやゲームの販売には仮想通貨「Robux」が使われ、クリエイターはこれを収益化できます。
・イベントとコミュニティ:Robloxは定期的にイベントを開催し、プレイヤー同士の交流を促進しています。
ZEPETO
ZEPETOは、スマートフォンでプレイできるメタバースアプリです。アバターを作成して仮想空間内でコミュニケーションを楽しめます。ZEPETOは、特に女性ユーザーから高い支持を受けています。
ZEPETOの特徴と主な機能は、以下のとおりです。
・アバター作成:アバターを作成し、フォトブースやチャット、イベント参加などで楽しめます。PCやスマートフォンで簡単に始められます。
・アバターファッション:無数のファッションアイテムでアバターをカスタマイズできます。オリジナルアイテムも作成可能で、個性をアピールできます。また、課金要素である「COIN」と「ZEM」で、ファッションアイテムを購入することが可能です。
・ユーザー同士でのコミュニケーション機能:チャットやワールド作成で交流できます。
REALITY
REALITYは、スマートフォン向けのWeb上で体験できるメタバースプラットフォームです。おもな特徴と機能としては、以下のようなものが挙げられます。
・アバターの作成:自分好みのアバターを簡単に作成できます。肌の色、髪型、体型、ファッションなど、細かくカスタマイズ可能です。
・アバターによるライブ配信:顔出しをせずにVTuberのようなライブ配信ができます。スマホのインカメを活用してリアルな表情も反映されます。
・コミュニケーション機能:配信者と視聴者のコミュニケーションが活発。ボイスチャットやテキストで交流できます。
・イベントへの参加:ランキング報酬や限定衣装を獲得できるイベントが豊富です。
VRchat
VRChatは、2014年にリリースされた無料で遊べるWeb上で体験できるソーシャルVRアプリです。ユーザーはアバターを通じて世界中の人と会話やゲームを楽しめます。約9万種類以上の「ワールド」を訪問でき、自作ワールドの作成も可能です。またVTuberのようなライブ配信も人気があります。
VRChatは、VRとメタバースが融合したプラットフォームであり、自由な仮想空間でアバターを通じてコミュニケーションを体験できます。
XR World
NTTコノキューが運営するXR World(XRワールド)は、日本国内のメタバースプラットフォーム、Web上で体験することが可能です。おもな特長と機能は、以下のとおりです。
・アバターを通じたコミュニケーション:ユーザーはアバターを作成し、音楽、アニメーション、ダンスなどのエンターテイメントコンテンツを楽しめます。さらに、ボイスチャットやテキストチャットを通じて、他のユーザーと交流することも可能です。
・幅広いジャンルのコンテンツ体験:XR Worldでは、スポーツ、教育、観光などさまざまなジャンルのコンテンツを楽しめます。
原神
原神は、miHoYoが開発したゲームで、Web上でメタバースを体験できます。原神は、美麗なグラフィックと豊富なコンテンツが人気です。以下がその特徴とおもな機能です。
・美麗なオープンワールド:原神は美しいファンタジーの世界を探索できます。
・キャラクターの多様性:プレイヤーはさまざまなキャラクターを操作でき、それぞれ独自のスキルやストーリーがあります。
・アクションRPG要素:戦闘はリアルタイムで、スキルや武器を駆使して敵と戦います。
・コミュニティイベント:イベントや協力プレイで他のプレイヤーと交流できます。
Fortnite
Fortnite(フォートナイト)は、Epic Gamesが運営する基本プレイ無料のWeb上で体験できるメタバースプラットフォームです。おもに、以下のような特徴や機能があります。
・バトルロイヤル:100人のプレイヤーが最後まで生き残るゲーム。木材や鉄などの素材を集めて建築し、戦闘を進めます。
・ゼロビルド:バトルロイヤルの世界で、建築は許されません。プレイヤーは武器やアイテムの使い方、そして移動の能力だけを頼りに、最後の一人となるまで戦います。
・クリエイティブ:ユーザーが制作したゲームを楽しむモード。自作ワールドをシェアできます。
・世界を救え:モンスターの群れと戦うモード。リアルタイムでのユーザー同士のコミュニケーションも活発です。
Virtual Market
Virtual Marketは、日本のメタバースプラットフォームであり、Web上で体験できます。アートやクリエイティブな活動を楽しむ場として人気です。以下がその特徴とおもな機能です。
・アバターの自由なカスタマイズ:ユーザーは自分のアバターを細かくカスタマイズできます。服装、髪型、アクセサリーなど、個性を表現できます。
・仮想空間内での展示・販売:アーティストやクリエイターは自作のアートやアイテムを仮想空間内で展示・販売できます。
・リアルタイムのコミュニケーション:アバター同士がリアルタイムでコミュニケーションを取れるため、交流やビジネスが活発です。
・イベントやライブ配信:バーチャルライブや展示会、音楽ライブなど、多彩なイベントが開催されています。
Decentraland
Decentralandは、ブロックチェーンを利用したWeb上で体験できるメタバースのプラットフォームです。おもな特徴と機能としては、以下のようなものが挙げられます。
・自由な探索とアクティビティ:アバターを操作してメタバース内を冒険したり、友達と会話したりできます。
・イベント参加:ファッションショーや音楽フェスなど、さまざまなイベントに参加できます。
・土地とアイテムの売買:マーケットプレイスで土地やアイテムをNFTとして売買することが可能です。
The Sandbox
The Sandbox(ザ・サンドボックス)は、Ethereumブロックチェーンに基づいており、分散型のNFTゲームのメタバースです。ユーザーは3Dオブジェクトやアニメーションを作成し、NFTとして販売できます。
また、独自の暗号通貨であるSANDを用いてLAND(土地)やアバター、ゲームの素材をNFTマーケットプレイスで売買することも可能です。The Sandboxは、ユーザーの創造性を解き放つための自由な世界を構築することを目指しています。
DOOR
DOORは、NTTコノキューが提供するWebで体験できるメタバースプラットフォームです。アバター同士のコミュニケーションや画面共有、ライブ配信など幅広いシーンで利用されており、DOORをビジネスに活用している企業も存在します。以下がその特徴と機能です。
・簡単なバーチャルルーム作成:ソーシャルVR機能を活用して誰でも簡単にバーチャル空間を作成できます。
・安全性と信頼性:NTTのインフラにより安心・安全な環境が提供されています。
Vket Cloud
Vket Cloudは、Web上で動くメタバース制作エンジンです。Webブラウザ上で完結するため、高性能PCやVRゴーグルがなくても、簡単にメタバースを体験できます。
自分でメタバースを作成することも可能で、友達とシェアすることも簡単です。商用利用も可能で、自分(自社)以外の第三者へのサービス提案も行えます。また、AIアバターとの連携機能も試験的に導入されており、自由な空間内でAIとの会話も行える点が特徴です。
まとめ
Web上で体験できるメタバースは、現在さまざまなサービスが提供されています。スマホやパソコンから簡単にアクセスできて、すぐに利用できますので、ぜひ体験してみてください。
また、当社リプロネクストが手がけたWeb上で体験できるメタバースも多数提供中です。以下で体験できますので、ぜひご利用ください。
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