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  • 2022/07/11
  • 2024/04/11

メタバースを使った会議・ビジネスの事例を紹介【活用メリットも】

新型コロナウイルス感染症の影響で、リモートワークが急速に普及した昨今。
同時に、どこにいても打ち合わせや会議ができるビデオ会議ツールがビジネスシーンで活用されるようになりました。

そんな中、次なるオンラインコミュニケーションの手法としてメタバースの活用が注目を集めています。

この記事では、会議や打ち合わせを始めとしたビジネスシーンでのメタバース活用事例を紹介します。「リモートワークの生産性を高めたい」「メタバースを業務改善に使いたい」という方はぜひご覧ください。

1.メタバースとは

メタバースは「メタ(meta)=超越した」と「ユニバース(universe)=世界」の2語を合わせた造語です。

インターネット上で3DCGの技術を使って仮想空間を構築し、アバターを通じて人と人が繋がり、活動を行う場をメタバースと言います。

インターネット上の空間でコミュニケーションを取ったり、移動ができる強みを活かし、旅行や会議を行うことはもちろん、メタバース上に広告を出したり、商品を売買したりと幅広い可能性を秘めており、今、株式市場で注目されている投資テーマでもあります。

▶︎▶︎関連記事:注目のメタバースとは?仕組みやメリットなどやさしく解説

2.会議・ビジネスにメタバースを活用するメリット

2-1.どこからでも参加ができる

ビデオ会議ツールにも当てはまることではありますが、インターネットに接続さえしていれば、どこからでも参加できるという利点があります。

フルリモートの会社や一部のスタッフがリモートワークを導入しているなど、以前よりも働き方が多様になっている現在、どこからでもアクセスできることは大切。

移動時間や移動に伴う交通費などの経費削減や、日程調整の手間が不要になります。

2-2.コミュニケーションの活性化

ビデオ会議ツールとの大きな違いとして、アバターとしてメタバース空間にアクセスするので、実在感を得ながらコミュニケーションが取れます。

ビデオ会議での画面越しの対話は一方通行になりがちですが、アバターは物理的な距離の近さを感じながら自然なリアクションを表現できるので、隣にいる感覚で会話することができます。

これにより、意思疎通がしやすくなり、コミュニケーションの活性化にも繋がります。

2-3.空間を共有できる

メタバース空間にあるホワイトボードを使ったり、3DCGオブジェクトを共有するといったこともできます。立体的なコミュニケーションを取りたい場合は、ビデオ通話よりも共通認識を取りやすくなるでしょう。

またメタバースだからこその面白さとして、空間をいつもと違う雰囲気に変えることもできます。海の見えるオフィスや森の中のような雰囲気など、アレンジを楽しむことができます。

3.会議ができるメタバースプラットフォーム・アプリ

3-1.Horizon Workrooms

2021年8月にメタ社が発表した「Horizon Workrooms」は、アバターの姿でVRミーティングを行えるツールです。メタ社から販売されているVRヘッドセット「Meta Quest 2」対応のサービスなので、お持ちの方は無料で体験ができますし、VRヘッドセットを持っていない人はビデオ通話で参加することも可能です。

ホワイトボードを仮想空間上で利用できるなど、充実した機能が備わっています。また、現実のデスクやキーボードを仮想空間上に反映するモニタートラッキング・キーボードトラッキング機能もあります。

普段と同じような感覚で、会議やミーティングができます。

▶︎▶︎Horizon Workrooms 公式サイトはこちら

3-2.Mesh for Microsoft Teams

マイクロソフト社は2022年中にメタバース上で会議やミーティングができる「Mesh for Microsoft Teams」をリリース予定です。

同社が提供するコミュニケーションツール「Teams」の既存機能を基盤にメタバース上で展開し、チームの効率化と個人の積極性の向上を図ります。

スマートフォン、PC、VRヘッドセットと複数のデバイスに対応することで、限られた人だけでなく誰もが使えるサービスとして展開する予定です。

▶︎▶︎参考:Microsoft お知らせ

3-3.DOOR(ドア)

https://youtu.be/2WFFTbFD5zo

NTTが提供するVR空間プラットフォーム「DOOR」を使って会議やミーティングをすることができます。

用意されているルームを使うことはもちろん、3DCGで自作したルームを使うこともできるので自分たちのオフィスを再現したり、理想の空間を作ることも可能。

チャットで全体へのアナウンスもできるので、個別での会話中にルーム全体に呼びかけるという使い方もできます。

▶︎▶︎DOOR by NTTXR 公式サイトはこちら

4.会議・ビジネスにメタバースを活用した事例

4-1.株式会社baige

Web制作会社の株式会社ベイジは、Horizon Workroomsを使ってメタバース会議を実施した様子をブログで公開しています。

Meta Quest 2をレンタルし、全員がVRヘッドセットを装着して参加したリアルな使用感やメリット・デメリットが紹介されていて、これから試してみようという人には参考になる内容です。

ビデオ会議でありがちな会話の間が生まれなかったり、自分のPC画面を仮想空間に映し出せるというメリットなどがある一方、ヘッドセットの物理的な重みによる課題感なども紹介されています。

▶︎▶︎参考:社内ミーティングをVR空間に移行できないか検証してみた

4-2.News Picks


ニュースサイトのNews Picksは、YouTubeに公開しているメタバース入門の動画内にて、Horizon Workroomsを使ったミーティングの様子を公開しています。

VRヘッドセットをつけた動きとユーザーの目線の映像を同時に見ることができるので、操作イメージがしやすくなっています。

席の移動の方法や距離が離れると声も遠くなるなど、実際に試しているからこそのポイントがわかりやすく紹介されています。

4-3.@DIME

ビジネスパーソン向けWebメディアの@DIMEでもHorizon Workroomsを使った体験記事が公開されています。

会議の設定方法や空間のレイアウトの変更など、具体的な操作方法が実際の画面と共に紹介されているので、記事を参考にしながら設定を進めることができます。

▶︎▶︎参考:会議はスムーズにできるのか?「Horizon Workrooms」でメタバースミーティングをやってみた

4-4.CEC新潟情報サービス

出典:CEC新潟情報サービス

2023年7月6日(木)に、「体感しよう!DXとメタバースの可能性」をテーマに、CECソリューションフェア2023を開催。

プラットフォームはNTTコノキュー社が提供する「DOOR」を使用。パソコンやスマートフォンから、アプリレスで簡単に接続・操作が可能です。

メタバース会場は「エントランス」、DX製品を選ぶ「出展社/製品ジャンル広場」、出展企業の担当者と会話ができる「対話展示ルーム」、「歌・漫才・ダンス」など、約50種類もの空間を用意。

メタバース会場は物理空間の制約がないため、日本全国から多くの参加者が集まりました。

5.まとめ

メタバースを活用した会議やミーティングを日常的に実施している企業はまだ多くないですが、マイクロソフトのサービス発表も控える中、今後さらにメタバースの活用が注目されていくことは間違いないでしょう。

ビデオ会議とは異なり、空間を共有しながらコミュニケーションが取れるメタバース会議。

いち早く取り入れてみたいという企業の方は、上記の事例を参考にぜひ試してみてはいかがでしょうか。

メタバースtipsを運営しているリプロネクストでは、法人・自治体向けメタバースについて企画・プラットフォーム選びから開発までを一貫してサポートしています。「こんなメタバースは作れるだろうか」とお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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