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メタバース×教育の最新事例を紹介!体験学習や遠隔コミュニケーションが可能に

新型コロナウイルス感染症が大きく影響し、ここ数年で教育現場のオンライン化が加速しました。ビデオ会議ツールを使い、学生がリモートで授業に参加するというスタイルはもう珍しいものではなくなっています。

そこで最近、次なるオンライン教育の形と言われているのがメタバースを取り入れた学習方法。

「受け身になりやすい」「相互コミュニケーションが取りづらい」といったオンライン学習の障壁を乗り越える、新たな選択肢として注目が集まっています。

この記事では、メタバース×教育の最新事例を紹介します。

目次

1.メタバースとは

メタバースは「メタ(meta)=超越した」と「ユニバース(universe)=世界」の2語を合わせた造語です。

インターネット上でAR(拡張現実)やVR(仮想現実)の技術を使い、アバターを通じて人と人が繋がる3次元の仮想空間のことをメタバースと言います。

インターネット上の空間でアバターを介してコミュニケーションを取ったり、移動ができる強みを活かし、旅行や会議を行うことはもちろん、メタバース上に広告を出したり、商品を売買したりと幅広い可能性を秘めており、今、株式市場で注目されている投資テーマでもあります。

▶︎▶︎関連記事:注目のメタバースとは?仕組みやメリットなどやさしく解説

2.教育にメタバースを活用するメリット

2-1.遠方の先生・学生とコミュニケーションが取れる

仮想空間の中にアバターとして入り込むことで、実世界のような距離感を感じながら、アバター同士でコミュニケーションを取ることができます。

これにより、遠方にいる先生や他校の学生とも実際に会っているかのような交流が実現します。海外の学生と同時に接続すれば、渡航をせずとも語学学習や文化交流などのバーチャル留学がかなうでしょう。

2-2.能動的な体験学習ができる

ビデオ会議ツールを使った授業は、画面に向き合う時間が多く、受け身の学習になりがちです。一方でメタバースを使った学習は、アバターを介して「行ってみる」「触れてみる」といったアクションを起こすことが可能。

体験を通して学ぶことで、学習内容の定着を図ることができます。

2-3.実世界では体験できないことも学べる

メタバースだからこその学習方法もあります。例えば歴史の授業であれば、過去にタイムスリップしてその当時の文化に触れたり、歴史的瞬間に立ち会うような疑似体験ができます。

また、危険を伴うような理科の実験は、アバターとして体験することで実世界の安全を確保したままリアルな状況を見ることができるのです。

3.教育にメタバースを活用する上での課題

メタバース×教育には、メリットだけでなく課題もあります。

3-1.初期費用

一つ目は環境整備にかかるコストです。メタバースを活用した授業で、VRヘッドセットを生徒の人数分用意するにはある程度の予算が必要になります。また、学校独自のメタバース空間を構築するとなると制作・開発費もかかります。

プラットフォームによっては、VRヘッドセットがなくてもPC・スマホ・タブレットで体験できるため、用途に合わせて選択していきましょう。

3-2.VR酔いの可能性

二つ目は、VR酔いについてです。VRヘッドセットを装着して長時間メタバース空間に滞在すると、乗り物酔いに似た症状が出る場合があります。これは、左右の目に映る映像の差によるもので、個人差はありますが注意しながら使っていく必要があります。

3-3.コンテンツ不足

三つ目は、メタバースコンテンツの不足です。
まだ成長中の産業のため、学習に使えるコンテンツが必ずしもあるとは限りません。ただ、国としてメタバース空間を作る動きもあるので、将来的には日本や海外を自由に移動する未来が訪れるかもしれません。

▶︎▶︎参考:PLATEAU

4.メタバース×教育の最新事例

ここからは実際のメタバース活用事例をご紹介いたします。

4-1.長岡工業高等専門学校

新潟県にある長岡工業高等専門学校は、2022年4月に全国の高専で初の取り組みとしてメタバース空間「長岡高専バーチャルキャンパス」を公開しました。

このメタバースは、授業・講演を聞く「セミナールーム」、学生同士でディスカッションする「グループワーク室」、進路相談ができる「ミーティングルーム」、学生同士が談話する「ラウンジ」で構成されていて、長岡高専の職員・学生だけでなく、全国高専の教職員・学生や、イベントによっては高専生以外の高校生・大学生や一般の方も利用できるそうです。

どこにいても繋がれる学びの空間として、今後も随時コンテンツが公開される予定です。

▶︎▶︎「長岡高専バーチャルキャンパス」公式サイトはこちら

4-2.スタンフォード大学

アメリカのスタンフォード大学には、VRヘッドセット「Meta Quest 2」を使った学習コース「Virtual People」があります。

授業のほぼ全てでVRを使っており、VRがどのように社会に浸透し、技術的進化を遂げてきたかをメタバース内で学びます。

人種差別に直面した男性の人生を経験する授業など、仮想空間だからこそ実現できる体験学習もあり、これまでの二次元の授業とは一線を画した内容になっています。

4-3.学校法人角川ドワンゴ学園 N中東部・N/S高等学校

「ネットの高校」として、スマホやパソコンから授業を受ける学校法人角川ドワンゴ学園 N中東部・N/S高等学校は、2022年4月にメタバース空間で入学式を行いました。

学校長は3Dアバターとなり、メタバース空間で式辞を述べています。

また、同校にはアバターで参加するVR授業もあり、3Dの教材に触れたり、歴史的遺産を360度見学することができます。

全国どこにいても、アバターの生徒同士で交流をしながら学べるメタバース授業を積極的に取り入れています。

▶︎▶︎学校法人角川ドワンゴ学園 N/S高等学校 公式サイトはこちら

4-4.英会話教室「イーオン」

英会話教室を運営する株式会社イーオンは、VR英語学習プラットフォームimmerseを使用した新レッスン「AOEN VR」のパイロットレッスンを提供しています。

実際に海外で英語を使用するシーンをリアルに体験できる学習コンテンツで、海外の雰囲気を味わいながら少人数のレッスンを受けることができます。

教室でホワイトボードを見ながら座学を受ける学びとは異なり、実践的で、身に付く英会話を習得できます。

▶︎▶︎英会話イーオン 公式サイトはこちら

4-5.メタバーシティ

2021年12月に、アメリカのVR・AR教育企業「VictoryXR」が、Meta社と提携したメタバース仮想大学キャンパス「メタバーシティ」を設立する計画を発表しています。

2022年中に、アメリカの10の大学キャンパスがメタバース化されるとのこと。

日本国内にいながら、アメリカの大学のメタバース講義を受けるという未来はそう遠くはないかもしれません。

▶︎▶︎VictoryXR 公式サイトはこちら

5.メタバース×教育の今後の可能性

5-1.医療分野の教育実習

メタバースが仮想空間であるという強みを活かし、医療分野の研修に役立てる動きが出てきています。

例えば、研修医が手術の練習をメタバース空間で行ったり、リアルでは見られない角度から3Dオブジェクトの臓器を研究することも可能です。

人体に関わる研究は失敗が許されないからこそ、メタバース空間で安全を確保しながら実施できるのは今後の医療教育の発展に多大なる可能性を秘めています。

5-2.バーチャル語学留学

メタバース空間で3DCGの留学先を作ることで、渡航せずに海外留学ができます。語学学校で現地の先生から学びながら、各国から集まったルームメイトと交流することもできます。

また、メタバースではイベントも開催できるので、授業だけでなく各国の特色を活かした伝統行事を再現し、アバターで参加できます。

将来的に開発が進めば、現実よりも費用を抑えて実現できる留学として、新たな選択肢の一つとなるかもしれません。

6.まとめ

メタバース×教育の事例はまだ多くはありませんが、着実に事例が増えてきており、今後の可能性を感じられる分野です。

メタバースキャンパスが普及すれば、学生たちが国境を越え、大学を行き来しながら学ぶことが当たり前となるかもしれません。

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