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  • 2023/02/21
  • 2024/04/11

大学広報に役立つメタバースとは?活用方法やメリット、最新事例を紹介

メタバースという言葉を耳にする機会が増え、「大学のPRにメタバースを活用できないか?」と考えている方も多いのではないでしょうか。
このブログでは、大学のプロモーションに活用するメタバースについて、メリットや活用方法、最新事例も含めてご紹介します。

1.大学でメタバースを活用するメリット

大学がメタバースを活用するメリットは大きく3つあります。

  • デジタルネイティブとの親和性が高い
  • 物理的な制約がない
  • 対面のようなコミュニケーションが取れる
  • 歩留まり率がアップ

1-1.デジタルネイティブとの親和性が高い

「メタバースはよく聞くけど、実際に使えるのかな?」と思う方もいると思いますが、10〜20代の学生向けにはメタバースを活用するメリットは大きいです。

例えば、「あつまれどうぶつの森」や「フォートナイト」など、10〜20代に人気のゲームがありますが、これらは友人とオンラインで会話しながら自分のキャラクターを動かして進めていきます。

昔は友人とゲームをするなら家に遊びに行き、隣に座って始めるというのが当たり前でしたが、今は日常的にインターネット環境につないでオンラインで会話をするため、メタバースの特徴の「オンラインでのアバターでのコミュニケーション」と同じことをしています。

1-2.物理的な制約がない

メタバースの大きな強みが、物理的な課題を解決できることにあります。

例えば、時間・距離などの課題でモノを買うことやイベントに参加することを諦めたということはないでしょうか。

もし、興味を持ってくれた高校生が「オープンキャンパスに行きたいけど、遠いから諦めた」となるととても勿体無いです。

「興味のある大学があったけど、他の大学のオープンキャンパスと重なったから行くのやめた」

「興味のある大学があるけど、遠いから行くのどうしようかな」

このような検討段階の学生に、一人でも多くアプローチができるのが物理的制約のないメタバースです。

1-3.対面のようなコミュニケーションが取れる

高校1〜2年生や、進路をまだ決めていない生徒に興味を持ってもらうツールとしてもメタバースは有効です。

オープンキャンパスに行く大学を決める前の情報収集段階の高校生からすると、最初に資料請求やオープンキャンパスに申し込むには少しハードルが高いです。


メタバースを活用することで、高校生は匿名性の高いアバターで大学について知ることができ、かつアバター同士でチャットや音声で会話をすることができるので、オンライン上で友人とオープンキャンパスに参加することができるようになります。

1-4.歩留まり率がアップ

学生募集で出願者数を増やすのと同じくらい大切なことが、実際に大学に入学してくれる人を増やすことです。その一つとしてメタバースで在学生や高校生とのコミュニケーションがとれるイベントがあります。

最近は大学入学前にSNSで入学前の高校生同士でつながり、入学時には友達になっていることも多いですが、その機会をメタバース空間で合格者同士で行うことができれば、どの大学に行くか迷った時に背中を押すことにつながります。


また、合格者は受験から入学までの数ヶ月間は大学に行く機会がほとんどないため、どの大学に行くか最終的に迷った時の選び方が難しくなります。そのため、メタバースで大学生活のイメージができるようにしておくことで、安心して大学選びができる可能性が高まります。

2.大学のメタバース活用シーン(学生募集)

ここからは大学がメタバースをどのように使えるのか?について利用シーンをいくつか紹介していきたいと思います。

2-1.メタバースオープンキャンパス

メタバースの導入で一番しやすいのがオープンキャンパスです。

大学生活がイメージできるような教室や食堂などをメタバース空間で紹介することで、大学内をいつでもどこからでも見学できます。

また、アバターでコミュニケーションがとれるので、実際のオープンキャンパスのように在学生が大学内を説明しながら紹介することも可能です。

メタバースオープンキャンパスは、対面型オープンキャンパスとZoomなどのオンラインオープンキャンパスの強みを併せ持っており、気軽に参加はできつつも大学の雰囲気をリアルに知ることができ、コミュニケーション手段もあるというのが大きなメリットです。

メタバースオープンキャンパスの企画例

  • 平日開催のオープンキャンパス
  • いつでも学校見学ができるオープンキャンパス
  • 在学生と会話ができるイベント 

2-2.メタバース合同説明会

大学の合同説明会を主催するような企業向けの活用方法です。1校での実現は難しいかもしれませんが、メタバース合同説明会の開催は今後増えていくことでしょう。

実際の合同説明会のように各校がブースを出展して高校生が大学の情報を見たり、説明会に参加したりすることができます。メタバース合同説明会のメリットは、集客と費用面です。

集客では、とにかく気軽に参加できることと、全国どこからでも参加ができるのでリアルで開催するよりもアプローチできる高校生の数が増えます。

また、費用も大型施設を2日借りて数百万円かかっていた費用が、メタバース空間なら一度制作してしまえば、何度も活用できるとう面でコスト削減につながります。

2-3.出張メタバース(高校訪問時のツール)

大学の生徒募集だと広報担当の方は、高校に学校訪問を行うことも多いですが、その際に大学のメタバースを紹介することができます。

高校の先生は忙しく、実際に大学を見学する回数は少ないケースもあると聞きます。

そういった高校の先生と打ち合わせがある場合、タブレット等を使ってメタバース上の大学を紹介することが可能です。

また、パンフレットやチラシにスマートフォンで二次元バーコードを読み取ればメタバース体験できるようにしておくことで、高校生にも興味を持ってもらうことができます。

3.大学のメタバース活用シーン(在校生向け)

大学でメタバースを活用するメリットは、在校生向けにもあるのでいくつか紹介していきます。

3-1.メタバース教室での授業

教育現場も多様化してきており、昔は先生の講義を数百人で受けるということが多かったですが、最近はZoomでの授業や少人数でのゼミ活動が増えるなど各大学の特色があります。

その一つとして、メタバースに教室を用意して時間になったらアバターとして集まり、先生・友人とコミュニケーションをとりながら進めていく事例も出てきています。

メタバースで授業を行うメリットととして、コミュニケーションのとりやすさがあります。対面でマスクをしている状態だと相手の表情が読み取りにくかったり、緊張して中々話せなかったりする学生もいますが、アバター同士なら会話は音声だけでなくチャットでもできるため、コミュニケーションハードルが低く感じられます。

3-2.メタバース×新入生歓迎会

大学に入学して部活やサークル選びでメタバースを活用することができます。リアルでの開催ももちろん魅力的ですが、部活やサークルはとても多いので、新入生が全てを見て選ぶのが難しい部分もあります。

また、メタバース空間なら入学前の高校生に向けて部活・サークル紹介を行うこともできるので、大学選びの一つとしても効果を発揮できます。

4.大学がメタバースを活用している事例

ここからは、実際にメタバースを導入している大学の事例を紹介していきます。

  • メタバース工学部
  • 関西外国語大学
  • 羽衣国際大学
  • 新潟医療福祉大学

4-1.メタバース工学部

メタバース工学部
出典;メタバース工学部

「メタバース工学部」は東京大学大学院工学系研究科・工学部が中心となり産学官民一体となり、DX人材の育成を目的として設立されています。

中高生と社会人向けに分かれており、メタバースを学ぶための学部ではなく、メタバースを教育の場として提供しています。

▶︎▶︎メタバース工学部 公式サイトはこちら

4-2.関西外国語大学

関西外国語大学 「Hello,World.」
出典:PRTIMES

関西外国語大学では、メタバース空間を体験できる施設「Hello,World」を開設しました。施設には大型LEDビジョンがあり、メタバースを体験している映像を周りの人も見るということが可能です。

「Hello,World」は同大の外国語学部に新設される「英語・デジタルコミュニケーション学科」の施設として設置され、英語というグローバルな共通言語とプログラム言語の2つを使いこなし、可能性を広げることを目指しています。

▶︎▶︎デジタルハリウッド株式会社 プレスリリースはこちら

4-3.羽衣国際大学

羽衣国際大学では、協定教育機関「Classmate株式会社」に所属するフィリピンの先生と学生がメタバースでコミュニケーションをとる国際交流を実施しました。

体験した学生からは「お互いアバターなので対面やビデオ会議システムのオンライン英会話レッスンより、緊張が少なく話しやすい」と好評だったようです。


▶︎▶︎羽衣国際大学 公式ニュースはこちら

4-4.新潟医療福祉大学

新潟医療福祉大学
出典:新潟医療福祉大学

新潟医療福祉大学では「来場型・WEB型に続く、第3のオープンキャンパス!」としてメタバースを活用しています。

在学生や教員と全国各地の高校生がアバターを通してコミュニケーションがとれるのは、来場型とWEB型の良い部分を実現できている事例です。

▶︎▶︎新潟医療福祉大学 公式サイトはこちら

5.大学×メタバースの費用

メタバースの開発費用については、活用方法や制作する空間の広さによって差が出てきますが、メタバースtipsを運営している株式会社リプロネクストの場合は、100〜300万円の費用感でメタバース導入のサポートが可能です。

※実施内容により費用は前後しますので詳しくはご相談ください。

6.メタバースを大学で導入する上でよくある質問

ここからはメタバースの導入を検討している大学向けの、よくある質問を紹介していきます。

Q.メタバースのプラットフォームはどれが良いか?

用途にもよりますが、多くの人に体験してほしい場合には、スマートフォンでアプリを必要としないプラットフォームがおすすめです。

弊社では、株式会社NTTコノキューが提供するXR空間プラットフォーム「DOOR」でのメタバース開発をおすすめしております。

Q.メタバースを体験するために必要なモノは?

プラットフォームにもよりますが、体験するにはスマートフォンやPCなどのデバイスと、インターネット環境があれば体験することができます。

Q.個人情報は取得できるのか?

メタバース空間内での個人情報の取得は難しいです。参加申し込み用のWebページで必要情報を入力していただく方法での取得は可能です。

Q.アバターの変更はできますか?

可能です。大学側はアバターに大学のTシャツを着させるなど、アイデア次第でできることは幅広いです。

7.まとめ

大学でメタバースを活用するメリットや事例などを紹介しましたが、一番大きなポイントは10代の方がメタバースの活用ハードルが低いということだと思います。

SNSやYouTubeを大学が活用するのが当たり前になったように、メタバースを大学が活用するのも数年で当たり前になる可能性が高いです。

大学でのメタバース導入の参考になれば嬉しいです。

メタバースtipsを運営しているリプロネクストでは、法人・自治体向けメタバースについて企画・プラットフォーム選びから開発までを一貫してサポートしています。「こんなメタバースは作れるだろうか」とお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

「Metaverse tips」は株式会社リプロネクストが運営しています。
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