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  • 2023/04/13

【建設業界×メタバース】活用メリットや最新事例5つを紹介

建設業界にデジタル技術を導入し、業務効率化や人手不足などの課題解決に向けた「建設DX」「建設ICT化」の取り組みを行う企業が増えています。

最近では、建設業界に革新的な変化を生むとして、メタバースも注目を集めています。
この記事では、建設業界がメタバースを活用するメリットや活用シーン、実際の事例をご紹介します。

1.メタバースとは

建設 メタバース イメージ

メタバースは「メタ(meta)=超越した」と「ユニバース(universe)=世界」の2語を合わせた造語です。

3DCGの技術を使ってインターネット上で仮想空間を構築し、アバターを通じて人と人が繋がり、活動を行う場をメタバースと言います。

インターネット上の空間でコミュニケーションを取ったり、移動ができる強みを活かし、旅行や会議を行うことはもちろん、メタバース上に広告を出したり、商品を売買したりと幅広い可能性を秘めており、今、注目されているテーマでもあります。

建設業界においては、建築物の設計や施工、運用・管理におけるシミュレーションや効率化、データの共有・連携など、様々な領域での活用が期待されています。


▶︎▶︎関連記事:注目のメタバースとは?仕組みやメリットなどやさしく解説

2.建設業界でメタバースを活用するメリット

まず、建設業界がメタバースを活用することのメリットについて紹介します。

  • 設計・施工の効率化が図れる
  • お客様とイメージ共有がしやすい
  • 遠隔地から移動せずに参加できる
  • 安全性が高い

2-1.設計・施工の効率化が図れる

メタバース空間にて、建築物の設計や施工をシミュレーションすることができます。例えば、建物の外観や内装を仮想空間上で疑似体験することで、視覚的にデザインの確認・修正を行うことができます。

また、施工作業のプロセスをメタバース上で確認し、最適な作業手順を検討することで、施工の効率化や工程の最適化が可能に。

これにより施工中のトラブルやリスクの軽減、コスト削減を図ることができます。

2-2.お客様とイメージ共有がしやすい

二つ目は、お客様に向けて完成後のイメージを共有しやすいということ。

専門知識がないと図面や言葉で説明を受けても、完成後のイメージはなかなかしづらいものです。そんな時に、メタバースであればアバターを介してその場にいるように空間を体験できるので、お互いにイメージを共有しやすくなります。

意見の相違や認識のズレを避けることができ、お客様へ安心感を届けることにも繋がるでしょう。

2-3.遠隔地から移動せずに参加できる

いつ・どこからでも参加ができるというメタバースの強みを活かし、建設プロジェクトに参加する人数を増やすことができます。例えば、メタバース上のシミュレーションを海外や遠方のメンバーと共有することで、より多角的な意見を取り入れることも。

また合同研修の場としてメタバースを活用することで、メンバーはそれぞれの拠点にいながら建設プロセスを学ぶことができ、研修コストの削減・効率化が期待できます。

2-4.安全性が高い

建設現場には高所をはじめとした危険を伴う場所もありますが、メタバースを活用すればリスクを回避して研修が行えます。

メタバース内で現場を再現し、足場を組んだ際にどこが危険か、どのように作業を行うかなど、事前に確認・共有することで新人従業員だけではなく、全ての従業員の事故防止効果に繋がります。

まずはメタバースで安全に関しての理解を深めてから、現場へ移るというステップを踏んだ研修が可能になります。

3.建設業界での主なメタバース活用方法4つ

建設業界におけるメタバースの活用法をご紹介します。

  • 設計・現場の確認
  • お客様とのイメージ共有
  • 研修・教育に活用
  • 採用活動での活用

3-1.設計・現場の確認

従来は図面や模型を使用してイメージを共有していましたが、経験によっても理解度・認識が異なり、言葉の受け取り方も人によって様々です。

メタバースであれば、3DCGで再現された完成後の建物の中にアバターで入ることができるため、直感的に共通認識を持つことができ、スムーズに業務が進められるでしょう。

3-2.お客様とのイメージ共有

建物は返品・交換ができるものではなく、完成後の修正が難しい商材です。「思っていたものと違った」というのはお客様にとって残念なことですし、建築業界の方にとっても解消したい問題ではないでしょうか。

このイメージのズレを解消するためにもメタバースが活用できます。写真や動画でイメージを共有するのではなく、メタバースで「リアル」を届けることでイメージがしやすく、完成後のギャップも解消します。

3-3.研修・教育に活用

危険と隣り合わせにある建設業界は、安全に関する研修や教育の重要性が高いです。しかしリスクなしに経験というのは積みにくいもの。

こういったときに活用されているのがメタバースです。メタバースは仮想空間に没入することで限りなく、現実に近い体験をすることができます。

何より、見て、聞いて覚えるよりも、体験する方が体は覚えていくものです。現場に出る前にメタバースでリアルに近い研修・教育ができれば、効果的ですね。

3-4.採用活動での活用

建設業界の採用活動の中で実際の現場を案内することが難しく、イメージを伝えるのが困難な場合があります。
メタバースであれば、全国の様々な現場を仮想空間上に再現することで、アバターを通して仕事体験が可能になります。

特にZ世代以降の方々は、ゲームでオンラインで会話をしながらキャラクターを動かすということに慣れているため、就職活動でメタバースを使うことへの抵抗感がなく、若年層へのアプローチにも効果的です。

4.建設業界でのメタバース活用事例5選

最後に、建設業界×メタバースの事例をご紹介いたします。近年増えつつある国内事例に焦点を当て、厳選しました。

  • 大林組
  • 奥村組
  • 南国アールスタジオ
  • Synamon
  • ホーム企画センター

4-1.大林組

大林組 メタバース

出典:日刊建設工業新聞

大林組は、建設現場での安全性確保にメタバースを活用。

ワイヤーロープなどで荷物をクレーンなどのフックに掛けて、安全に移動させるための作業「玉掛け作業」をメタバースで実施し、施工手順の習得のほか、クレーンオペレーターや合図者の仕事を体験。

実際の「玉掛け作業」で必要な5人で同時に行い、アバターを介して会話や手合図でコミュニケーションを取ります。研修後にはモニターで確認をして意見交換を行い、作業制度や安全性の向上に役立てました。



▶︎▶︎日刊建設工業新聞 記事はこちら

4-2.奥村組

メタバース技術研究所

出典:PRTIMES

奥村組は株式会社Synamonと取り組み、バーチャル上で施工検討を行うことができる「メタバース技術研究所」を構築。

建設工事での作業の手戻りを減らすために作成していた「実寸大モックアップ」「縮尺版モックアップ」が抱えていたコストや作成上の課題を解決すべく、メタバースでのシミュレーションを通して検討精度の向上、設計・施工工数の削減を目指します。

またバーチャル空間を使うことで現実の素材は一切使用しないため、産業廃棄物を減らすSDGs推進にもつながります。



▶︎▶︎Synamon プレスリリースはこちら

4-3.南国アールスタジオ

WHITEROOM

出典:WHITEROOM

南国アールスタジオは、企業向けメタバースプラットフォーム「WHITEROOM」にて、住宅建設の現場作業を効率化する機能を提供しています。

オフィスのPC画面と現場のVRヘッドセットの情報を連携し、円滑なコミュニケーションを促進するもの。図面を共有しながら作業状況をリアルタイムで確認したり、家具などの対象物のサイズを測定するなどの活用を見込んでいます。


▶︎▶︎CNET Japan 記事はこちら

4-4.Synamon

Synamon メタバース

出典:PRTIMES

XR市場の創造に取り組む株式会社Synamonは、建設技術コンサルティングのハタ コンサルタント株式会と「施工管理者向けVR安全パトロール研修」を共同開発しました。

安全管理や品質管理の研修ができるバーチャル空間を構築することで、いつ・どこにいても現場さながらの環境で研修を行えます。

研修参加者はアバターとなって仮想現場に集合。そこには間違いが仕掛けられており、自ら主体的に動き回りながら間違いを探し、現場での実践に則したスキルや細かな誤りに気づく感性を養います。

▶︎▶︎Synamon プレスリリースはこちら

4-5.ホーム企画センター

ホーム企画センター メタバース

出典:北海道建設新聞社
北海道のホーム企画センターは、住宅販売業務での導入に向けてメタバース活用を開始しました。
仮想空間で作った家のパースにアバターとなったお客様と一緒に入り、特徴を説明。

モデルハウスの案内だけでなく、間取りや壁紙といった顧客様との打ち合わせツールとしても着目し、試験運用をする予定です。


▶︎▶︎北海道建設新聞社 記事はこちら

5.まとめ

メタバースは、情報共有の円滑化や、研修の効率化、採用広報など建設業界の事業成長に役立つツールです。
通信技術の発達とともに、今後ますます普及してくるであろうメタバース。業務の改善を行いたい企業の方々は、メタバースの導入を考えてみてはいかがでしょうか。

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