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  • 2023/02/21
  • 2025/02/25

大学の広報活動にメタバースを活用するメリット・デメリットとは?活用シーンやおすすめプラットフォーム、事例などをご紹介

近年、少子高齢化の影響で、各大学が生徒の確保に尽力している状況です。そのため、いかに他の大学と差別化するかが重要なポイントだといえるでしょう。

そのような状況の中、メタバースを広報活動に活用する大学が増えています。ここでは、大学の広報活動にメタバースを活用するメリット・デメリットや活用シーン、おすすめプラットフォーム、事例などをご紹介します。

1.大学の広報活動における課題

現在、大学の広報活動では、どのようなことが課題なのでしょうか。ここでは、大学の広報活動におけるおもな課題をご紹介します。

1-1.情報過多

近年、インターネットやSNSの普及により情報が氾濫しています。大学の広報担当者は情報を適切に選別し、効果的に伝える方法を模索しなくてはなりません。

しかし、情報量が多すぎると、重要な情報が埋もれてしまう可能性が高いでしょう。そのため、情報の選別と整理、どのように伝えるかが重要です。

1-2.ターゲット層の多様化

大学は学生だけでなく、教職員、卒業生、地域住民、産業界、メディアなど、多様なターゲット層に向けて情報発信を行っています。したがって、それぞれのニーズに合ったコミュニケーション戦略が必要です。

例えば、学生には入試情報やキャンパスライフについて、地域住民には大学の地域貢献活動について、産業界には研究成果や産学連携の取り組みについて伝えるなど、ターゲットによって情報の内容や伝え方を変える必要があります。

1-3.競合他校との差別化

大学は他の大学との差別化を図り、独自のブランドを築くことが不可欠です。特色あるプログラムや研究成果、学生の成功事例などを適切にアピールすることが求められます。

しかし、他校との差別化を図るためには、自校の強みや特色を明確に理解し、それを効果的に伝える戦略が必要です。

1-4.予算とリソースの制約

広報活動には予算や人的リソースが必要ですが、限られた予算やスタッフで効果的な広報戦略を実行することは難しい場合があります。

そのため、限られたリソースを最大限に活用するための戦略が求められます。例えば、SNSを活用することで、比較的低コストで広範囲に情報を発信することが可能です。

1-5.デジタル化とテクノロジーの変化

デジタルメディアの進化に追従し、SNSやWebサイト、メールマーケティングなどを活用する必要があります。しかし、テクノロジーの変化は迅速であり、対応が必要です。

新しいテクノロジーを活用することで、より効果的な広報活動が可能となりますが、そのためには常に最新のテクノロジートレンドを把握し、それに対応する能力が求められます。また、デジタル化に伴う情報セキュリティの問題も重要な課題です。大学の情報を適切に保護するための対策が求められます。

2.メタバースとは

メタバースを一言で表すと、アバターを通じてコミュニケーションがとれる仮想空間のことを指します。

メタバースの由来は超越を意味する「メタ」と世界を意味する「ユニバース」を組み合わせた造語です。

メタバース空間の中では、アバターと呼ばれる自分自身の分身になり、音声・チャット・リアクションなどで他者とコミュニケーションをとることができます。もともとゲームやエンターテインメント分野で注目されていましたが、近年ではビジネス活用が急速に広がっています。

3.大学の広報活動にメタバースを活用するメリット

大学がメタバースを活用することで、新しい教育方法や学生とのコミュニケーション手段、広報活動などに役立てられます。リモート授業や研究活動、学生との交流もメタバースを通じて可能となり、これにより学生の学びや満足度向上、さらには大学のブランド力強化に寄与する可能性があるでしょう。ここでは、大学の広報活動にメタバースを活用するメリットをご紹介します。

  • デジタルネイティブとの親和性が高い
  • 物理的な制約がない
  • 対面のようなコミュニケーションが取れる
  • 歩留まり率がアップ

3-1.デジタルネイティブとの親和性が高い

「メタバースはよく聞くけど、実際に使えるのかな?」と思う方もいると思いますが、10〜20代の学生向けにはメタバースを活用するメリットは大きいです。

例えば、「あつまれどうぶつの森」や「フォートナイト」など、10〜20代に人気のゲームがありますが、これらは友人とオンラインで会話しながら自分のキャラクターを動かして進めていきます。

昔は友人とゲームをするなら家に遊びに行き、隣に座って始めるというのが当たり前でしたが、今は日常的にインターネット環境につないでオンラインで会話をするため、メタバースの特徴の「オンラインでのアバターでのコミュニケーション」と同じことをしています。

3-2.物理的な制約がない

メタバースの大きな強みが、物理的な課題を解決できることにあります。

例えば、時間・距離などの課題でモノを買うことやイベントに参加することを諦めたということはないでしょうか。

もし、興味を持ってくれた高校生が「オープンキャンパスに行きたいけど、遠いから諦めた」となるととても勿体無いです。

「興味のある大学があったけど、他の大学のオープンキャンパスと重なったから行くのやめた」

「興味のある大学があるけど、遠いから行くのどうしようかな」

このような検討段階の学生に、一人でも多くアプローチができるのが物理的制約のないメタバースです。

3-3.対面のようなコミュニケーションが取れる

高校1〜2年生や、進路をまだ決めていない生徒に興味を持ってもらうツールとしてもメタバースは有効です。

オープンキャンパスに行く大学を決める前の情報収集段階の高校生からすると、最初に資料請求やオープンキャンパスに申し込むには少しハードルが高いです。


メタバースを活用することで、高校生は匿名性の高いアバターで大学について知ることができ、かつアバター同士でチャットや音声で会話をすることができるので、オンライン上で友人とオープンキャンパスに参加することができるようになります。

3-4.歩留まり率がアップ

学生募集で出願者数を増やすのと同じくらい大切なことが、実際に大学に入学してくれる人を増やすことです。その一つとしてメタバースで在学生や高校生とのコミュニケーションがとれるイベントがあります。

最近は大学入学前にSNSで入学前の高校生同士でつながり、入学時には友達になっていることも多いですが、その機会をメタバース空間で合格者同士で行うことができれば、どの大学に行くか迷った時に背中を押すことにつながります。


また、合格者は受験から入学までの数ヶ月間は大学に行く機会がほとんどないため、どの大学に行くか最終的に迷った時の選び方が難しくなります。そのため、メタバースで大学生活のイメージができるようにしておくことで、安心して大学選びができる可能性が高まります。

4.大学の広報活動にメタバースを活用するデメリット

メタバースを大学の広報活動に活用する際には、いくつか注意すべきポイントがあります。ここでは、大学の広報活動にメタバースを活用するデメリットについて解説します。

4-1.高い依存性

大学がメタバースを広報活動に活用すると、学生たちがこの新しいテクノロジーに依存する可能性があります。学生たちが現実世界の体験や対人関係から離れ、仮想世界に過度に没頭するリスクがあるためです。また、メタバースが教育環境の主要な部分になると、学生たちは現実世界でのスキルや経験を疎かにする可能性もあります。

4-2.セキュリティリスク

メタバースは、個人情報の保護やデータのセキュリティに関するリスクをもたらす可能性があります。学生たちがメタバース内で行うすべての活動はデジタルデータとして記録され、これらのデータが不適切に取り扱われると、プライバシーの侵害や個人情報の漏洩につながる可能性もあるでしょう。

4-3.技術やコストの負担

メタバースを広報活動に導入するには、大学側が一定の技術的なスキルと知識を持つことが不可欠です。また、メタバースの開発や維持には高いコストがかかる可能性があります。これらの要素は、特に予算やリソースが限られている大学にとって、大きな負担となりえるでしょう。そのため、メタバースの専門業者への相談も視野に入れる必要があります。

5.大学の広報活動におけるメタバース活用シーン

メタバースの大学の広報活動におけるおもな活用シーンは、以下のとおりです。

  • オープンキャンパス
  • 合同説明会
  • 授業
  • 新入生歓迎会

それぞれの具体的な内容について、以下で解説します。

5-1.オープンキャンパス

メタバースを活用したオープンキャンパスでは、学生たちは自宅から大学のキャンパスへ仮想的に訪れることが可能です。学生は自分のアバターを操作してキャンパス内を自由に移動し、施設を詳しく見たり、授業の様子を体験したりできます。

また、リアルタイムで質問を投げかけたり、他の参加者と交流したりすることも可能です。学生たちは大学の雰囲気を直接感じられ、自分がその大学で学ぶイメージをより具体化できるでしょう。

5-2.合同説明会

メタバース上での合同説明会は、多くの大学が一堂に会し、各大学の特色や魅力をPRする絶好の機会です。学生たちは自分の興味に合わせて各ブースを訪れ、大学の代表者から直接情報を得られます。

学生たちは自分に合った大学を見つけるための情報を、効率的に収集することが可能です。

5-3.授業

メタバースを活用した授業では、学生たちは自分のアバターを通じて授業に参加します。学生たちは自分のペースで学習を進められ、また教員や他の学生とのリアルタイムなコミュニケーションを通じて、深い理解を得られるでしょう。

さらに、メタバースを通じた授業は、学生が自分の学習スタイルに合わせて学習環境をカスタマイズすることを可能にします。

5-4.新入生歓迎会

新入生歓迎会では、新入生たちはメタバースを通じて他の学生や教員と交流できます。新入生たちは大学生活への期待感を高め、新しいコミュニティにスムーズに適応しやすくなるでしょう。

また、新入生たちはメタバースを通じて、自分の興味や趣味に合ったクラブやサークルを見つけ、大学生活を充実させられます。大学生活の初めから充実した経験を得られるのは大きなメリットです。

6.大学の広報活動におすすめのメタバースプラットフォーム

広報活動にメタバースを活用する場合には、メタバースプラットフォームを利用するべきです。ここでは、大学の広報活動におすすめのメタバースプラットフォームを5つご紹介します。

6-1.DOOR

DOORは、NTTが開発したメタバースプラットフォームで、リアルタイムでのコミュニケーションを可能にします。ユーザーは自分のアバターを操作して仮想空間を自由に探索できます。

大学の広報活動においては、オープンキャンパスや説明会などのイベントを仮想空間で開催することが可能です。学生たちは大学の雰囲気を直接感じられるため、自分がその大学で学ぶイメージを具体的に描きやすくなるでしょう。さらに、DOORはVRデバイスを使用することで、よりリアルな体験を提供することが可能です。
参考:DOOR

6-2.NTT XR Space WEB

NTT XR Space WEBは、NTTが提供するメタバースプラットフォームで、DOORと同様にリアルタイムのコミュニケーションを可能にします。特に、教育やビジネスの場において有用で、大学の広報活動にも適しているでしょう。

またNTT XR Space WEBは、VRデバイスを使用することで、よりリアルな体験を提供することが可能です。学生たちは、大学の施設や環境を詳細に体験できます。
参考:NTT XR Space WEB

6-3.Decentraland

Decentralandは、ブロックチェーン技術を基盤としたメタバースプラットフォームです。ユーザーは自分の土地を所有し、建物を建てたり、イベントを開催したりできます。

大学はこのプラットフォームを利用して、仮想キャンパスを作成し、学生たちに独自の体験を提供することが可能です。さらに、Decentralandはブロックチェーン技術を活用しているため、所有権の透明性とセキュリティが保証されています。
参考:Decentraland

6-4.The Sandbox

The Sandboxは、ユーザーが自分のゲームを作成し、他のユーザーと共有できるメタバースプラットフォームです。大学はこのプラットフォームを利用して、学生たちが参加できる仮想の学習環境を作成できます。

また、The Sandboxはユーザーが自分のクリエイティビティを発揮できるプラットフォームであり、学生たちは自分のアイデアを形にしやすいのが特徴です。
参考:The Sandbox

6-5.Roblox

Robloxは、ユーザーが自分のゲームを作成し、他のユーザーと共有することが可能なメタバースプラットフォームです。大学はこのプラットフォームを利用して、学生たちが参加できる仮想の学習環境を作成できます。

Robloxは特に若い世代に人気があり、大学の広報活動において新たなターゲット層を開拓することが可能です。さらに、Robloxは教育プログラムを提供しており、学生たちはプログラミングやゲームデザインのスキルも学べます。
参考:Roblox

7.大学の広報活動におけるメタバースの活用事例5選

ここからは、実際にメタバースを導入している大学の事例を紹介していきます。

  • 新潟工科大学|メタバースオープンキャンパス
  • メタバース工学部|教育
  • 関西外国語大学|外国語学習
  • 羽衣国際大学|国際交流
  • 新潟医療福祉大学|メタバースオープンキャンパス

7-1.新潟工科大学|メタバースオープンキャンパス

新潟工科大学|メタバースオープンキャンパス

メタバースtipsを運営するリプロネクストは、新潟工科大学様よりご依頼いただき、キャンパス内の施設を模したメタバース空間の構築を行い、いつでもキャンパスを疑似体験できる「メタバースオープンキャンパス」を制作いたしました。

オープンキャンパスは現地への来場を基本として日時限定で開催されますが、なかなか現地まで足を運ぶことが難しいと感じる高校生も多く、特に特に遠方にお住まいの高校生の来場が難しい傾向がありました。

そこで、いつでも、どこからでもパソコンやスマートフォンさえあれば、新潟工科大学を疑似体験できるよう、メタバースオープンキャンパスを制作いたしました。

メタバースオープンキャンパスを通して、実際のキャンパスライフをより具体的にイメージしてもらうとともに、現地開催のオープンキャンパスへの来場を促すことも目的としています。

▶︎▶︎新潟工科大学様【メタバースオープンキャンパス】詳細はこちら

7-2.メタバース工学部|教育

メタバース工学部
出典;メタバース工学部

「メタバース工学部」は東京大学大学院工学系研究科・工学部が中心となり産学官民一体となり、DX人材の育成を目的として設立されています。

中高生と社会人向けに分かれており、メタバースを学ぶための学部ではなく、メタバースを教育の場として提供しています。

▶︎▶︎メタバース工学部 公式サイトはこちら

7-3.関西外国語大学|外国語学習

関西外国語大学 「Hello,World.」
出典:PRTIMES

関西外国語大学では、メタバース空間を体験できる施設「Hello,World」を開設しました。施設には大型LEDビジョンがあり、メタバースを体験している映像を周りの人も見るということが可能です。

「Hello,World」は同大の外国語学部に新設される「英語・デジタルコミュニケーション学科」の施設として設置され、英語というグローバルな共通言語とプログラム言語の2つを使いこなし、可能性を広げることを目指しています。

▶︎▶︎デジタルハリウッド株式会社 プレスリリースはこちら

7-4.羽衣国際大学|国際交流

羽衣国際大学では、協定教育機関「Classmate株式会社」に所属するフィリピンの先生と学生がメタバースでコミュニケーションをとる国際交流を実施しました。

体験した学生からは「お互いアバターなので対面やビデオ会議システムのオンライン英会話レッスンより、緊張が少なく話しやすい」と好評だったようです。


▶︎▶︎羽衣国際大学 公式ニュースはこちら

7-5.新潟医療福祉大学|メタバースオープンキャンパス

新潟医療福祉大学
出典:新潟医療福祉大学

新潟医療福祉大学では「来場型・WEB型に続く、第3のオープンキャンパス!」としてメタバースを活用しています。

在学生や教員と全国各地の高校生がアバターを通してコミュニケーションがとれるのは、来場型とWEB型の良い部分を実現できている事例です。

▶︎▶︎新潟医療福祉大学 公式サイトはこちら

8.大学×メタバースの費用

メタバースの開発費用については、活用方法や制作する空間の広さによって差が出てきますが、メタバースtipsを運営している株式会社リプロネクストの場合は、約200万円でメタバース導入のサポートが可能です。

※実施内容により費用は前後しますので詳しくはご相談ください。

9.メタバースを大学で導入する上でよくある質問

ここからはメタバースの導入を検討している大学向けの、よくある質問を紹介していきます。

Q.メタバースのプラットフォームはどれが良いか?

用途にもよりますが、多くの人に体験してほしい場合には、スマートフォンでアプリを必要としないプラットフォームがおすすめです。

弊社では、株式会社NTTコノキューが提供するXR空間プラットフォーム「DOOR」でのメタバース開発をおすすめしております。

Q.メタバースを体験するために必要なモノは?

プラットフォームにもよりますが、体験するにはスマートフォンやPCなどのデバイスと、インターネット環境があれば体験することができます。

Q.個人情報は取得できるのか?

メタバース空間内での個人情報の取得は難しいです。参加申し込み用のWebページで必要情報を入力していただく方法での取得は可能です。

Q.アバターの変更はできますか?

可能です。大学側はアバターに大学のTシャツを着させるなど、アイデア次第でできることは幅広いです。

10.まとめ

大学でメタバースを活用するメリットや事例などを紹介しましたが、一番大きなポイントは10代の方がメタバースの活用ハードルが低いということだと思います。

SNSやYouTubeを大学が活用するのが当たり前になったように、メタバースを大学が活用するのも数年で当たり前になる可能性が高いです。

大学でのメタバース導入の参考になれば嬉しいです。

メタバースtipsを運営しているリプロネクストでは、大学・教育機関向けメタバースについて企画・プラットフォーム選びから開発までを一貫してサポートしています。「こんなメタバースは作れるだろうか」とお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

「Metaverse tips」は株式会社リプロネクストが運営しています。
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