お問い合わせ
お役立ち資料

メタバースの基礎知識

  • 2024/12/05

【初心者必見】メタバースで使用できるアバターの作り方を徹底解説!

近年、関連技術の進化やオンラインコミュニケーション需要の拡大により、メタバースは私たちの生活や仕事の中で急速に浸透しつつあります。そんなメタバースをさらに楽しむために、自分好みのアバターを作成して活用する人が増えてきています。

しかし、「どのようにメタバースで使えるアバターを作ればいいのかわからない」「たくさんのツールがある中で、自分に合ったものをどう選べばいいのかわからない」といった疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか?

そこで本記事では、メタバースで使えるアバターの作り方と、おすすめのアバター作成ツールを紹介します。この記事を読むことでアバター作成の方法がわかり、メタバースをより楽しむための第一歩を踏み出せるので、ぜひ最後までご覧ください!


メタバースtips編集部です。メタバースをビジネスで活用したい人向けの記事を月間20本制作中。メタバースに関わる情報やトレンドを発信しています。
▶メタバースに関するお問い合わせはこちらから
https://metaverse-tips.lipronext.com/form/

目次

メタバースにおけるアバターの役割

メタバースにおいてアバターは、単なるデジタルキャラクターにとどまらず、自分自身の「もう一つの姿」としての役割も果たしています。

この仮想空間の中で、アバターは私たちの存在を表現するための手段であり、コミュニケーションをはじめとした活動を行うための中心的な要素です。

メタバースとは

メタバースとは、「meta(超越)」と「universe(宇宙)」を組み合わせた造語で、インターネット上に構築された3次元の仮想空間を指します。

この言葉は、1992年にアメリカで発表されたSF小説『スノウ・クラッシュ』で初めて登場しました。メタバースの中には、現実世界を模した環境が再現されているものや、ファンタジーのような独創的な世界が広がっているものなど、さまざまな形態があります。

この仮想空間では、建物が並ぶ街並みを歩き回ることができるほか、他のユーザーとの会話が可能です。また、アイテムの購入や取引も行えるため、リアルと仮想の境界を感じさせない体験が得られます。

一方で、メタバースが現実と大きく異なる点は、物理的な制約がないことです。場所や時間に縛られることなく、不特定多数のユーザーが一つの空間に集まり、自由に活動できる点が大きな魅力です。

株式会社リプロネクストでも、様々なメタバース空間を作成・提供しています。

岩手県様からご依頼いただいた「『黄金の國、いわて。』のフードショー in メタバース」は、移動コスト削減や円滑な情報伝達といったメリットを活かし、県内生産者と全国のバイヤー・シェフをつなげることに成功。

「黄金の國、いわて。」のフードショー in メタバース

プレ公開期間の2週間で1万人以上の方がアクセスし、60件の商談のうち19件のサンプル送付、13件の取引成立につながりました。

アバターの魅力

アバター(avatar)とは、「化身」を意味する英語で、メタバースにおいてはユーザー自身の「分身」として使用されるキャラクターを指します。メタバース内では、アバターを通じてさまざまな活動に参加したり、他のユーザーと交流することができます。  

お気に入りのアバターを選んで活動することは、コミュニケーションツールとしての役割だけでなく、メタバース内で自分のアイデンティティを表現するための手段の一つです。次に、アバターが持つ魅力について詳しく見ていきましょう。

メタバース上で理想のキャラクターになれる

メタバース内では、アバターの外見を自由にカスタマイズできます。性別や顔立ち、髪型、服装などを選ぶことで、ユーザーは自分の理想のキャラクターとして活動することが可能です。

現実の自分に近い姿を再現することもできますが、年齢や性別を変えたり、動物やモンスターの姿になるといったことも楽しめます。

さらに、メタバース内ではアバターに着せる服やアクセサリーを購入したり、自分で作ったアイテムの販売も可能です。このように、個性を表現するだけでなく、新しい経済活動の場としても注目されています。

ビジネスシーンでの活用が広がる

メタバースのアバターは、動作や表情を細かく表現できるなどリアルに近い感覚でやりとりができるようになります。これにより、地理的な制約を超えてバーチャル空間で会議を開いたり、接客サービスを提供したりとビジネスでの活用可能です。

特にリモートワークの普及が進む中、バーチャル会議やプレゼンテーション、仮想店舗での接客など、メタバース内での活動が新しい働き方の選択肢となりつつあります。

メタバースで使用できるアバターの作成方法

好きなアバターを選ぶだけでなく、自分の理想通りの外見で自由に作成することも可能です。作成方法は大きく2通りあり、それぞれの方法によって必要な機能や手間が異なります。

自分の目的や作業スタイルに合わせて、最適な作り方を選びましょう。

各メタバース空間のデフォルト機能

テンプレート型のアバター作成は、メタバースの各プラットフォームで提供される既存のパーツを組み合わせるだけで簡単にアバターを完成させる方法です。人間の外見はもちろん、動物やロボットなど、現実世界ではなり得ないキャラクターを選ぶことも可能です。  

この方法の最大のメリットは、その手軽さです。特に、初めてメタバースを体験する方や、アバターのデザインにこだわりがない方には最適な選択肢と言えるでしょう。  

ただし、テンプレート型には自由度の低さというデメリットもあります。他のユーザーとアバターが似通ってしまう可能性があり、オリジナリティを追求したい方にとっては、少し物足りないと感じるかもしれません。

外部のアバター作成サービス

アバター作成に特化したサービスを利用することで、さまざまなメタバースで利用可能なオリジナルアバターを作成し、そのデータをメタバースプラットフォームにアップロードして使用することが可能です。

この方法は、カスタマイズの自由度が非常に高く、自分の好みに合ったアバターを作りたい方に最適です。

テンプレート型のアバター作成に比べて多少時間がかかるものの、自分の写真をもとにしたリアルなアバターや、独自のデザインで作り上げた架空のキャラクターを制作することができます。こうして作成されたアバターは、世界にひとつだけの特別な存在となり、メタバース内での活動をより個性的なものにしてくれるでしょう。

おすすめのアバター作成サービス

アバターの作成が可能な外部サービスは、それぞれ独自の特徴や強みを持っています。具体的にどのようなサービスが提供されているのか、詳しく見ていきましょう。

Ready Player Me

Ready Player Meは、自分に似たアバターを作りたい方に最適なサービスです。写真をもとに立体的なアバターを簡単に生成でき、リアルな分身を手軽に作成できます。  

完成したアバターは無料でダウンロード可能で、好きなプラットフォームにアップロードしてすぐに活用できます。個性を反映したオリジナルアバターで、さまざまなオンライン体験を楽しんでみてください。

VRoid Studio

出典:VRoid Studio

VRoid Studioは、誰でも簡単に3Dキャラクターを制作できるソフトウェアです。直感的な操作性に優れ、豊富なパーツやテンプレートが揃っているため、初心者でも手軽にオリジナルアバターを作成できます。

さらに、本格的なペンツールを搭載しており、絵を描くような感覚でデザインが可能なため、細部にまでこだわりたい上級者にも対応しています。作成したアバターは、VRChatやClusterといったさまざまなメタバースプラットフォームで活用でき、幅広い場面で使用することができます。

MakeAvatar

出典:MakeAvatar

MakeAvatarは、スマートフォンでアバターを作成できるアプリです。用意されたパーツを選んで組み合わせるだけで、自分好みのアバターを簡単にデザインできます。

また、マーケットプレイス「XMarket」と連携しているため、衣装やアクセサリーを購入してカスタマイズを楽しむことも可能です。さらに、作成したアバターはVRChatやClusterなどのメタバース空間で使用できるため、幅広い活用が期待できます。

REALITY

出典:REALITY

REALITYは、REALITY社が提供するアバター作成とライブ配信を楽しめるサービスです。

ユーザーは顔のパーツや肌の色、髪型、体型、ファッションなど自由にカスタマイズできます。選択肢が非常に多く、肌の色は10種類、髪型は30種類以上と幅広いバリエーションから自分好みのアバターを作成することが可能です。

さらに、作成したアバターはREALITY内だけでなく、clusterなど他のメタバースプラットフォームでも利用できるため、さまざまな仮想空間で自分だけのアバターを活用できます。

The Sandbox

The Sandboxは、オリジナルのゲームやアバターを作成して楽しめるNFTゲームプラットフォームです。専用のツール「VoxEdit」を無料で利用でき、簡単にアイテムやキャラクターを制作できる点が魅力です。

さらに、The Sandboxでは自作したアバターやアイテム、ゲームをNFTとして販売し、収益を得ることも可能です。プラットフォーム内には売買用のマーケットが用意されており、メタバースの世界で売買体験をしたい方に特におすすめです。

メタクローンアバター

出典:TOPPAN BIZ

メタクローンアバターは、凸版印刷が提供するアバター自動生成サービスです。このサービスでは、AIなどの技術を活用し、1枚の写真から簡単に本人そっくりのアバターを作成できます。

ユーザーは、写真1枚と身長・体重データを入力するだけで、メタバース上で自然な表情や動きが可能な高精度なアバターモデルを作成できます。そのため、リアルに近いバーチャル体験を提供するツールとして注目されています。

さらに、将来的には、本人の声や表情、さらには人格までを再現する機能の開発も予定されており、よりリアルで没入感のある体験が期待できます。

作成したアバターの使い道

アバターはゲームの枠を超え、さまざまな分野での活用が進んでいます。以下で紹介するアバターの利用方法はすでに実用化されており、今後私たちの生活に浸透していくことが期待されています。

アバターによる接客や試着

2023年7月時点で、VRイベント「バーチャルマーケット」に6回出展しているBEAMSでは、バーチャル接客や商品の3Dモデルを活用した体験が楽しめます。

アバターを通じて接客を受けたり、スーツやワンピースなどの実在する商品をバーチャルで試着できる仕組みが特徴です。これにより、現実と仮想空間がつながるような新しい展示スタイルが実現できます。

参考:BEAMSプレスリリース

ライブ配信

メタバースプラットフォーム「REALITY」では、オリジナルアバターを作成して、モーションキャプチャー技術を活用したリアルなライブ配信が可能です。

また、視聴者とのコミュニケーションも可能で、配信中に交流することができます。視聴者は配信者にギフトを贈ることで応援できるなど、配信者はギフトを通じてマネタイズする仕組みが整っています。

さらに、誰もが楽しめるイベントも頻繁に開催され、参加者同士のつながりが深まる場としても注目されています。

参考:REALITY

採用活動

ビヨンドでは、これまでに「オンラインゲーム会社説明会」「ノベルゲーム形式の会社案内」「バーチャル面接」「インターンRPGゲーム」など、オンラインで実施する革新的な採用手法に毎年挑戦しています。

特に、2022年3月に実施した新卒向けの「バーチャル面接」では、固定観念に縛られないフラットな環境で学生の人間性を深く理解することを目的として行われました。

その結果、23卒採用において複数名の内定者を輩出しています。この面接では、年齢・性別・学歴を問わず、エントリーシートを通過した候補者が一次面接に進み、面接官と学生がそれぞれアバターを使用して対話を行うという新しい形式を採用しました。

参考:株式会社ビヨンド

アバター作成・使用時の注意点

アバターは、自分の個性を自由に表現できるツールであり、さまざまな分野で活用されています。しかし、その利便性や楽しさの裏には注意すべき点も存在します。

特に、仮想空間の活用が進む中で、バランスを保つことが重要です。本節では、アバター作成や使用において気を付けたいポイントを解説します。

仮想空間への依存

アバターは仮想空間で自分を表現し、他者と交流するためのツールです。

しかし、仮想空間に過度に依存すると日常生活でのストレスが増加したり、社会的な孤立を感じることにつながる可能性があります。

例えば、仮想空間での人間関係が現実の人間関係よりも重視されるようになると、家族や友人との関係性が希薄になる場合もあります。アバターを活用してメタバースを楽しむことは大切ですが、現実世界での時間や人間関係を軽視しないよう注意が必要です。

現実世界でのコミュニケーション不足

アバターを介したやり取りは、リアルタイムで多くの人と交流できるというメリットがあります。しかし、アバターを通じたコミュニケーションが主流になると、現実世界での交流が減少し、コミュニケーションスキルが低下するリスクがあります。

特に、職場や学校などで顔を合わせて話す機会が減少すると、感情の機微を読み取る力や対面での交渉力が弱まることが懸念されます。また、アバターでは伝わりきらない表情や仕草などの非言語的な要素が欠ける恐れがあるため、誤解が生じることも。

現実世界と仮想空間どちらでも適切なコミュニケーションを図り、バランスの取れた人間関係を築くことが大切です。アバターを利用する際は、現実での対話を増やすよう心がけましょう。

まとめ

自分自身の「分身」として、現実では実現が難しい創造的な活動を可能にするアバター。その可能性に注目し、すでに多くの企業がビジネスシーンでの活用を進めています。

技術のさらなる進化に伴い、アバターの注目度はますます高まることが予想されます。まずは、自分だけのアバターを作成し、実際に触れてみることでアバターの魅力と可能性をぜひ体感してみましょう。

本記事へのご質問がございましたら、ぜひ株式会社リプロネクストまでお気軽にご相談ください。

リプロネクストは、自治体や企業向けにXRやメタバースを活用したソリューションを提供しており、多くの事例に携わって参りました。企画立案からシステム開発、運営までを一貫してサポートし、お客様のニーズに最適なサービスをご提供いたします。

「Metaverse tips」は株式会社リプロネクストが運営しています。
ビジネスシーンにおけるメタバースの活用や、導入をご検討中の方は、お気軽にご相談ください。

メタバースの基礎知識 一覧に戻る

メタバースについての質問を記事として回答しています

メタバースをビジネスで活用する上での悩みなどありましたらお気軽にご質問ください。
メタバースtipsは皆さんが使いやすいサイトを目指して日々情報を更新していきます。

質問する