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  • 2022/07/11
  • 2025/02/21

旅行・観光業のメタバース活用事例10選!活用メリットや制作の流れも紹介

観光業界におけるメタバースの活用は、バーチャル空間を通じて新たな旅行体験を提供し、集客やプロモーションの手段として注目を集めています。
本記事では、メタバースを活用した観光のメリットや具体的な事例、導入のポイントについて詳しく解説します。

1.メタバースとは

メタバースを一言で表すと、アバターを通じてコミュニケーションがとれる仮想空間のことを指します。

メタバースの由来は超越を意味する「メタ」と世界を意味する「ユニバース」を組み合わせた造語です。

メタバース空間の中では、アバターと呼ばれる自分自身の分身になり、音声・チャット・リアクションなどで他者とコミュニケーションをとることができます。もともとゲームやエンターテインメント分野で注目されていましたが、近年ではビジネス活用が急速に広がっています。

2.旅行・観光業×メタバースのポテンシャル

メタバース上に観光地を出現させることで、世界各地のユーザーがアクセスできるようになります。

つまり、どの観光地も同じ条件で存在することができるのです。リアルな旅行であれば「交通手段がない」「アクセスが悪い」などが原因で集客に課題を抱える観光地もありますが、メタバースはそうしたハンデはありません。どの地域にも平等にチャンスがあるため、マーケティングやプロモーションに役立てることができるのです。

また、メタバースの特徴の一つとして仮想空間内で消費行動も行えます。特産品を販売したり、アクティビティの体験ゲームを公開するなどして、メタバース上の観光地をもう一つの商圏として捉えることもできます。

3.旅行・観光業でメタバースを活用するメリット6つ

ここでは、旅行・観光業でメタバースを活用するメリットを7つご紹介します。

  • アクセスの容易さ
  • リアルな体験を提供
  • 天候や季節に左右されない
  • 新たなマーケットの創出
  • 普段入れない場所も公開できる
  • イベント開催ができる

3-1.アクセスの容易さ

オンライン環境さえあればどこからでも参加できるので、海外の観光地へも気軽にアクセスできます。時間もお金もかけずに好きな場所へ観光ができるので、参加者は実際の旅行よりもハードル低く旅行ができます。

3-2.リアルな体験を提供

動画を使った旅行・観光のプロモーションは今や主流となっています。動画は現地の雰囲気や人の魅力などを直感的に伝えるツールにはなりますが、見る人はどうしても受け身になりがちです。

一方でメタバースはアバターとしてその世界に入り込むので、自分の見たい場所に向かい、交流をして、買い物をするという現実世界のような行動を取ることができます。

また、メタバースの大きな魅力の一つが「アバター同士のコミュニケーション」。
旅行・観光業であれば、現地の人との交流、案内人との会話、ツアー参加者同士の交流などから、旅の体験をより豊かなものにすることができます。

交流できる強みを生かすことで、現地への誘客なども期待できます。

3-3.天候や季節に左右されない

リアルな旅行でよく聞くのが「天気が悪くて、景色が見られなかった」などのエピソード。メタバースであれば、天気は関係なく、四季の中で一番綺麗な時期を再現することも可能です。

また、雨天の場合は中止になってしまう花火大会などもでき、安心してイベントを楽しんでもらえます。

3-4.新たなマーケットの創出

メタバース内に店舗を作って、サービスや商品を提供することができ、新たなマーケットを作ることができます。

ECサイトに誘導し、リアルな商品を販売することはもちろん、NFTなどを使ってデジタルコンテンツを販売することもできます。

3-5.普段入れない場所も公開できる

観光地には一般客が入れない文化遺産などがありますが、メタバース内で再現することで中まで見学してもらえるというメリットもあります。

これまで公開していなかった展示物に触れられることはリアルな旅行とは別の魅力となり、効果的なプロモーションができます。

3-6.イベント開催ができる

メタバース空間では実際の観光地や街並みの中でイベントを開催することが可能です。

音楽ライブや交流イベントなどを開催することで、観光地の雰囲気を伝えながらも参加者同士の横の繋がりも生まれます。

4.旅行・観光業でメタバースを活用するデメリット

ここでは、メタバースの活用についての課題も見ていきましょう。

  • 初期費用がかかる
  • 運用が必要

4-1.初期費用がかかる

メタバースは3DCGで仮想空間を構築するため、初期費用がかかります。しかし、一度空間を作れば、その後は公開し続けることができるため、リアルのようにイベントごとに設営費がかかるということはありません。

長期的に活用するのであれば、コストパフォーマンス良く展開することが可能です。

4-2.運用が必要

メタバース空間は、作って終わりではなく、その後ユーザーに来てもらうことが大切になります。

コンテンツを用意したり、交流が生まれる仕掛け・イベントを実施するなど、その後もプロモーション活動を行っていく必要があります。

5.旅行・観光業のメタバース活用事例10選

旅行・観光業のメタバース活用事例を集めました。それぞれ活用の方法も様々なので、参考にしてみましょう。

  • しまね縁結び商店街
  • バーチャル大阪
  • メタ・リゾートTOKYO(仮称)
  • バーチャル日本博
  • バーチャルOKINAWA
  • ANAホールディングス
  • デジタルエンターテインメントシティ構想NAMBA
  • メタバースヨコスカ
  • バーチャルみやざき
  • Visit Japan Metaverse

5-1.しまね縁結び商店街

コロナ禍で観光や流通が減少する中、島根県の魅力を発信すべくメタバース空間に「しまね縁結び商店街」が誕生しました。

このバーチャル商店街には島根のお店が並んでおり、それぞれのお店で商品を見たり説明を聞きながら、その場でECサイトにアクセスして購入ができます。

また、セミナーやイベントを随時開催し、スタッフと直接対話しながら島根の魅力に触れることができる企画となりました。

▶︎▶︎参考:一般社団法人島根城下町食文化研究会 プレスリリース

5-2.バーチャル大阪

バーチャル大阪

大阪市・大阪府は2025年に開催予定の大阪・関西万博に先がけ、大阪の魅力を国内外に発信する「バーチャル大阪」をバーチャルプラットフォーム「cluster」に公開しています。

観光スポットとして有名な道頓堀、代表的な建造物である大阪城や梅田スカイビルを眺めながら大阪市街をアバターで散策できます。

イベント開催時にはステージが設けられ、ライブや参加型イベントも実施されています。

今後も公開エリアの拡大やコンテンツがアップデートされていく予定です。

▶︎▶︎バーチャル大阪 公式サイトはこちら

5-3.メタ・リゾートTOKYO(仮称)

ピクセルカンパニーズ株式会社がVRプラットフォーム​​「Decentraland(ディセントラランド)」上に、複合リゾート施設を有した「メタ・リゾートTOKYO(仮称)」の開発を進めています。

全世界に向けた日本文化の発信はもちろん、今後は音楽ライブやイベントの実施、NFTを活用したコンテンツビジネスの検証など、メタバース上の日本文化の発信拠点として開発を進めています。

▶︎▶︎参考:ピクセルカンパニーズ株式会社 プレスリリース

5-4.バーチャル日本博

日本の美と文化の祭典「日本博」。公式サイトでは「バーチャル日本博」としてアバターで参加できるメタバース空間を公開しています。

スマートフォンやパソコンから気軽にアクセスでき、美術展・舞台芸術・自然など日本の美しい産物、伝統文化にバーチャル上でも触れることができます。

Web上に公開することで、日本の魅力を全世界へと発信することができます。

▶︎▶︎バーチャル日本博 公式サイトはこちら

5-5.バーチャルOKINAWA

2021年に公開された「バーチャルOKINAWA」。沖縄のビーチや街並みをメタバース空間で満喫することができます。

沖縄の伝統衣装に身を包んだアバターに変更できたり、バーチャル居酒屋でお酒が飲めたりと、本当に旅行をしているような気分を楽しめます。

また、現在復興中の首里城が仮想空間では見に行けるようになっており、ドローンの実写映像で現在の復興の様子を見ることも可能です。

▶︎▶︎バーチャルOKINAWA 公式サイトはこちら

5-6.ANAホールディングス:メタバース旅行体験を提供する新会社を設立

ANAホールディングス株式会社は、バーチャルトラベルプラットフォームを開発・運営するANA NEO株式会社を設立し、2022年中に新しい旅の体験価値を提供する「SKY WHALE」をリリースする予定です。

「SKY WHALE」は「Skyパーク」「Skyモール」「Skyビレッジ」の3つのサービスで構成され、「Skyパーク」では世界の様々な都市や絶景スポットに最大8人で同時にバーチャル旅行が楽しめます。

“旅”を専門にしたメタバースプラットフォームの誕生に注目が集まっています。

▶︎▶︎参考:ANAホールディングス株式会社 プレスリリース

5-7.デジタルエンターテインメントシティ構想NAMBA

引用:PRTIMES

南海電気鉄道株式会社は、2025年の大阪・関西万博に向け、XR技術やブロックチェーンを活用した「デジタルエンターテインメントシティ構想NAMBA」を推進しています。

このプロジェクトでは、メタバースやブロックチェーン技術を活用し、現実とデジタルがシームレスにつながる都市空間を形成することで、まるでゲームや映画の中に入り込んだかのような体験を実現します。

なんばエリアを世界に誇るデジタルエンターテインメントの中心地へと進化させる計画です。



▶︎▶︎参考:南海電気鉄道株式会社 プレスリリース

5-8.メタバースヨコスカ

メタバースヨコスカ

引用:メタバースヨコスカ

横須賀市は、メタバースを活用した都市魅力の発信と観光PRを目的とするプロジェクトを、2023年10月より運用開始しました。

このプロジェクトでは、未来の横須賀をコンセプトにした2つのVRワールドを展開。アメリカンな雰囲気のナイトライフを再現した「DOBUITA&MIKASA World」と、神秘的な空気を漂わせる「SARUSHIMA World」が用意されています。

プラットフォームには「VRChat」を採用し、音楽フェスなどのイベントを開催。2024年12月時点で、2つのワールドの累計訪問者数は18万人を突破しました。



▶︎▶︎メタバースヨコスカ 公式サイトはこちら

5-9.バーチャルみやざき

バーチャルみやざき

引用:PRTIMES
2025年1月31日、メタバースプラットフォーム「クラスター」内に、宮崎県の観光地を再現した「バーチャルみやざき」が誕生しました。

このバーチャル空間は、観光地をリアルに再現するだけでなく、ゲーム要素を取り入れることで、20代を中心とした若年層への認知度向上や観光誘致を目指しています。

第一弾として、宮崎県庁と人気観光地である「鵜戸神宮」と「高千穂峡」を再現。今後は、バーチャル空間内でのイベント開催や、新たなエリアの追加も予定されています。


▶︎▶︎参考:宮崎県 プレスリリース

5-10.Visit Japan Metaverse

Visit Japan Metaverse

引用:PRTIMES

多言語翻訳事業を展開するGHC株式会社は、2024年11月に「メタホライゾンワールド」内で日本初の本格的なバーチャル空間「Visit Japan」をグランドオープンしました。

このワールドでは、日本人ユーザーが安心してくつろげる場を提供するとともに、世界中のユーザーがメタバース上で日本を訪れ、富士山や露天風呂など、日本の美しい風景や文化に触れることができます。また、交流イベントやミーティングが可能な多機能空間としても活用されます。

この取り組みにより、仮想空間を通じて日本文化への関心を高め、実際のインバウンド観光促進につなげることが期待されています。


▶︎▶︎参考:GHC株式会社 プレスリリース

6.旅行・観光業がメタバースを依頼する際の流れ

最後にメタバースの制作・開発を依頼する際の流れをお伝えします。
制作会社によってフローが異なる場合があるので、詳しくは依頼する企業にお問合せください。
ここでは、メタバースtipsを運営する(株)リプロネクストの制作フローをお伝えします。

6-1.制作会社へ問い合わせ

まずは制作を依頼したい会社に問い合わせをしてみましょう。目的やターゲット、メタバース空間のイメージや納期を伝えます。

参考となる事例があれば、一緒に伝えるとより具体的なイメージを伝えやすくなります。

6-2.見積もり・打ち合わせ

制作会社から見積もりをもらいます。3DCGでメタバース空間を構築する場合、数百万〜数千万円がボリュームゾーンです。

その後、制作会社が決まったら打ち合わせが始まります。打ち合わせの段階で、どのメタバースプラットフォームに公開をするのかも決定しておく必要があります。

6-3.企画(撮影)

メタバース空間のデザインや、必要な要素・機能などを決めていきます。

現実にある空間を再現する場合は、3Dスキャンのできる専用カメラなどを使って現地を撮影し、3D空間を生成します。上空など人の手では撮影できない部分を、ドローンを使用して撮影する場合もあります。

6-4.制作

3DCGの制作ソフトを使って専門スタッフが制作を進めていきます。メタバース空間の規模や広さにもよりますが、およそ1ヶ月〜4ヶ月ほどで制作します。

自社でメタバースプラットフォームを運営している制作会社であれば、1ヶ月以内で制作可能なケースもあります。

6-5.納品

メタバースのプラットフォームに完成した空間をアップロードして納品となります。

6-6.運用

メタバースを制作して終わりではなく、定期的なイベント開催やキャンペーンの実施など継続的に使ってもらえるような工夫が必要です。リプロネクストでは、イベントの企画・集客・運営もサポートしております。

7.まとめ

メタバースを活用した観光は、物理的な制約を超えて新たな体験を提供する可能性を秘めています。アバターとはいえ、メタバース空間に入れば現地の雰囲気を味わいながら交流、ショッピングやレジャー体験ということができるようになります。

「行きたくても行けない」「事前に下見をしたい」。そんな旅のニーズを満たすメタバース旅行が、旅行・観光業の次なる起爆剤となるかもしれません。

メタバースtipsを運営する(株)リプロネクストは旅行・観光業のメタバース活用について企画から制作までサポートいたします。「こんなメタバースは作れるだろうか」とお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

「Metaverse tips」は株式会社リプロネクストが運営しています。
ビジネスシーンにおけるメタバースの活用や、導入をご検討中の方は、お気軽にご相談ください。

メタバースについての質問を記事として回答しています

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