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  • 2023/04/21
  • 2024/04/11

メタバース空間×広告とは?メリットや活用事例を紹介

新聞、テレビ、雑誌、ラジオなど「4マス」と呼ばれる広告媒体が主流だった時代から、現代はSNS・YouTube・検索エンジンなどインターネット広告の需要が急速に伸びています。

そんな中、新時代の広告媒体として仮想空間であるメタバースを活用する動きが出てきています。
この記事では、メタバースに広告を掲載するメリットや最新の事例をご紹介します。

1.メタバースとは

メタバースは「メタ(meta)=超越した」と「ユニバース(universe)=世界」の2語を合わせた造語です。

直訳すると「超越した世界」になりますが、インターネット上でアバターを通じて人と人が繋がる3次元の仮想空間のことをメタバースと言います。

メタバースにAR(拡張現実)やVR(仮想現実)の技術を掛け合わせれば、現実世界と仮想世界を融合したり、その世界に入り込んだような感覚を得ることもできます。

▶︎▶︎関連記事:注目のメタバースとは?仕組みやメリットなどやさしく解説

2.メタバース広告とは

メタバース広告イメージ

メタバース広告は、メタバース空間に掲載する広告のことです。私たちが暮らす現実世界は、商業施設の広告看板や電車の中吊り広告など、生活の中で様々な広告と出会います。

それと同じような感覚で、メタバース空間内の建物や乗り物、デジタルサイネージ等に広告を表示することができます。

3.メタバース広告のメリット5つ

続いて、メタバース空間に広告を掲載するメリットをお伝えします。

  • データを解析できる
  • 現実世界では表現できない広告も作れる
  • ターゲットへピンポイントに訴求できる
  • 自然な流入が期待できる
  • 新たな顧客層に訴求できる

3-1.データを解析できる

プラットフォームやユーザーが使用するデバイスによりますが、メタバース広告のメリットの一つとして、データを解析できる点が挙げられます。

例えばユーザーが、アイトラッキング機能のついたVRヘッドセットでメタバース空間に入っていれば、ユーザーの視点・視線を定量的に把握し、ユーザーが広告を認識した場合にのみ課金されるという仕組みも作れます。

この視線のデータを活用し、改善を行っていくことで質の高い広告配信が可能になります。

また、PCやスマホから利用するメタバースの場合でも、Web広告のようにインプレッション数・クリック率を計測することができ、マス広告と比較すると分析・改善がしやすいのが魅力です。

3-2.現実世界では表現できない広告も作れる

仮想空間だからこそ、現実世界では表現できないクリエイティブを作ることが可能です。

3DCGのオブジェクトを使った動く広告や、アバターを介して体験してもらう体験型広告など、インタラクティブで没入感のある広告が実現できます。

新しい広告の形として印象を残せるだけでなく、商品・サービスのブランディング効果も期待できるでしょう。

3-3.ターゲットへピンポイントに訴求できる

メタバース空間では、ユーザーが自らの興味・関心に合ったイベントや空間に参加しています。そのため属性に基づいた広告を掲載することができ、コンバージョン率の向上が期待できます。

例えば、ゲームを好むユーザーに向けたイベントであれば新作ゲームの告知や、自動車の展示会であれば新車の広告の掲載などを行うことで、関心の高いユーザーにアプローチが可能です。

3-4.自然な流入が期待できる

従来の広告では、映像コンテンツ(テレビCMやYouTube等)の最初や途中に流し、一方的に見せるというものが主流でした。メタバース広告の場合、基本的にユーザーが能動的に視聴できるものです。

ユーザーは注意・興味を持ちながら、周囲を見渡すため、現実世界の広告よりも見つけやすくなります。しかも、メタバース広告では視線を一定時間そこに留めたり、何らかのアクションをすることで、広告で配信しているコンテンツをすぐに体験できます。

したがって、ユーザーは仮想空間の中で、街中にある看板を見るような感覚で自然な流入を期待することが可能です。

3-5.新たな顧客層に訴求できる

メタバース広告を出稿することで、新たな顧客層にアプローチすることができます。メタバースへの関心が高い層である「Z世代の若年層」「テクノロジーに興味を持つユーザー」「オンライン空間での社会活動が多いユーザー」に向けて訴求したい場合は効果的でしょう。


また、海外ユーザーが多いプラットフォームへ広告を出せば、海外進出・販路拡大にも寄与します。

4.メタバース広告の最新事例

最後に、メタバース広告の最新事例をご紹介します。自社の商品・サービスと照らし合わせながら、具体的な活用方法を参考にしてみましょう。

  • コカコーラ社
  • マンダム
  • ロート製薬

4-1.コカコーラ社

コカコーラ社は、メタバースプラットフォーム「フォートナイト」に専用の島を作り、ゲームから着想を得た限定フレーバー「ゼロ・シュガー・バイト」とを発表しました。

現実世界での販売前にメタバース内にてリリースし、先行販売も実施。コカコーラ社は同商品を「ピクセルのような味」と説明しており、メタバース空間で商品の世界観を体験し、リアルでの購入に繋げる動線が作られています。

4-2.マンダム

https://youtu.be/Z82ONjMniyk

化粧品メーカー「マンダム」は、男性用ヘアスタイリングブランド「ギャツビー」の新シリーズ「メタラバー」の広告をメタバース空間「バーチャル渋谷」に掲出しました。

Z世代向けに開発された商品であるため、若年層ユーザーが集まるメタバースプラットフォームを活用。
2023年2月20日から3月13日に「バーチャル渋谷」内のビジョン計35ヶ所に広告を出し、プロモーションムービーやキービジュアルを映し出しています。

バーチャル渋谷の街中を歩くアバターの目に自然と止まるような仕組みが作られています。

4-3.ロート製薬

ロート製薬 メタバース広告

出典:バーチャルマーケット

2週間で世界各地から100万人以上が参加した世界最大のバーチャルイベント「バーチャルマーケット」。目薬で有名なロート製薬は商品の「ロートジーb」の3DCGモデルが陳列されたブースを展開しました。

特大サイズの「目薬鉄砲」を手に取って、水鉄砲のように放つことができる体験型コンテンツで、楽しみながら商品を認知してもらう仕掛けを用意。

さらに、遊んでいる様子をツイッターに投稿することで、ロート商品が当たるキャンペーンを同時開催し、メタバースとSNSを横断した取り組みも実施しました。


▶︎▶︎バーチャルマーケットの記事はこちら

5.まとめ

メタバース広告は、従来とは異なる広告媒体として表現の幅が広く、ユーザー体験型の広告を作ることができます。また、オンライン空間だからこそデータ収集が可能な点や、海外や遠方への訴求も可能です。メタバース人口の増加に比例し、今後メタバース広告も普及していくことでしょう。

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