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  • 2023/04/21
  • 2024/04/11

【メタバース×英語学習とは】最新事例5選や導入メリットを紹介

最近では、英会話学習ができる様々なオンラインサービスが登場しています。

オンラインだからこそ場所を問わず、気軽に学習ができるとして人気を集めていますが、アバター同士でコミュニケーションが取れる「メタバース英会話」のサービスも増えているのをご存知ですか。
メタバースを使うことで、オンラインながらも対面のような学習環境が提供できるとして注目を集めているのです。

この記事では、英語学習にメタバースを活用するメリットや実際の活用事例、さらに最新のメタバース英会話サービスまでをご紹介します。

1.メタバースとは

メタバース イメージ

メタバースは「メタ(meta)=超越した」と「ユニバース(universe)=世界」の2語を合わせた造語です。

インターネット上でアバターを通じて人と人が繋がる3次元の仮想空間のことをメタバースと言います。

アバターを介してコミュニケーションを取ることができ、移動もできる強みを活かし、旅行や会議を行うことはもちろん、メタバース上に広告を出したり、商品を売買したりと幅広い可能性を秘めており、今、注目されているテーマでもあります。


▶︎▶︎関連記事:注目のメタバースとは?仕組みやメリットなどやさしく解説

2.英語学習にメタバースを活用するメリット

それでは、英語学習にメタバースを活用するメリットを見ていきましょう。

  • 現実世界に近い英会話を体験できる
  • 遠方の先生・学生とコミュニケーションが取れる
  • 実在感のあるコミュニケーションが取れる
  • 仮想空間でのみ表現可能な演出ができる

2-1.現実世界に近い英会話を体験できる

従来、英会話を学ぶ方法はスクールに通うほか、音声教材や映像教材で学ぶことが一般的でした。
スクールであれば先生と実際に会話をしながら英語を学べるので緊張感があります。しかし音声や映像だと一人で黙々と学ぶため、緊張感が薄れてしまいがち。

一方、メタバース英会話であればこのような心配がありません。

例えば、メタバース英会話であれば実践的な学習として、アバターが道を歩いている時に外国人に英語で話しかけられる、というシチュエーションを作ることができます。そして質問に対する回答によって外国人の反応が変化します。

このようにメタバース英会話では、より現実世界に近い体験できるのが魅力です。

2-2.遠方の先生・学生とコミュニケーションが取れる

仮想空間の中にアバターとしてアクセスすることで、実世界のような距離感を感じながら、アバター同士で英会話をすることができます。

これにより、現実にいる場所はどこであっても、先生と生徒がアバターとなって英会話が可能に。海外在住の先生とも対面のような英会話学習を行うことができます。


また、海外の学生と同時に接続すれば、渡航をせずとも文化交流などのバーチャル留学がかなうでしょう。

2-3.実在感のあるコミュニケーションが取れる

「オンライン英会話ならビデオツールでも良いのでは?」という疑問が生まれるかもしれませんが、メタバースで学習するメリットは“実在感を得ながら学べること”です。

アバターは自分の分身として、身振り手振りを含め、動きをつけながら交流をすることが可能。
ビデオツールの場合見えるのは画面越しの映像のみで、人数が増えれば増えるほど会話で気を遣うシーンが見受けられましたが、アバターであれば現実のようにナチュラルにコミュニケーションが取れ、こうしたストレスが軽減されます。

2-4.仮想空間でのみ表現可能な演出ができる

メタバースは3DCGで構築できるからこそ、空間作りも思いのままです。例えば、ニューヨークの街並みやサンフランシスコの海辺を再現することもでき、まるで海外にいるかのような気分を味わいながら楽しく学習することも。

ビジネス英会話レッスンであればオフィス空間を作るなど、3DCGで学習環境にも様々な変化をつけられます。

3.英語学習にメタバースを活用した事例5選

ここからは、英語学習にメタバースを活用した実際の事例を見ていきましょう。

  • 鹿児島大学教育学部附属小学校
  • 羽衣国際大学
  • 中央大学
  • 中京テレビ
  • 浦和学院高等学校

3-1.鹿児島大学教育学部附属小学校

鹿児島大学教育学部附属小学校 外国語学習向けメタバース

こちらはメタバースtipsを運営するリプロネクストが制作を手がけた事例です。鹿児島大学教育学部附属小学校は、高学年向けの外国語授業にメタバースを活用しています。

メタバース空間にショッピングモールを再現し、フードコートを使って模擬接客をしたり、スーパーマーケットエリアで買い物をしたりと児童たちは様々なアクションを行いながら、英会話を行います。

児童はアバターを介して「行ってみる」「触れてみる」といったアクションを起こすことが可能で、体験しながら学ぶことで学習内容の定着を図ることができます。導入後、児童たちの発言量が圧倒的に増えたとのことです。

▶︎▶︎鹿児島大学教育学部附属小学校 外国語向けメタバース 詳細はこちら
▶︎▶︎メタバースを舞台に体験重視の外国語学習を【鹿児島大学教育学部附属小学校様インタビュー】

3-2.羽衣国際大学

羽衣国際大学 メタバース英会話

出典:PRTIMES

羽衣国際大学 共通教育開発センターは、オンライン教育事業を運営するClassmate株式会社と共同で、同大学の学生がメタバース空間で授業を受ける「ライブ英会話レッスン」を実施しました。

Meta社のビジネス向けメタバースサービス「Horizon Workrooms」とVRヘッドセット「Meta Quest 2」を使い、フィリピン人英語講師から英語のスピーキングレッスンや異文化について学びました。

コロナ禍で、海外留学や国際交流ができなくなった中でも国際交流を止めたくないという思いで、メタバースを活用。参加した学生からは、「お互いアバターで話すので対面の英語レッスンやオンライン英会話より緊張感が少なく先生もアバターで親しみやすく話しやすい!」との声が上がっています。



▶︎▶︎Classmate株式会社 プレスリリースはこち

3-3.中央大学

中央大学 メタバース英会話
出典:PRTIMES

中央大学国際情報学部の斎藤ゼミとVR言語学習教育プラットフォームを提供するImmerse inc.が共同で、学生同士がメタバース空間で互いに教え合う自走型英語学習の共同検証を実施しました。

学生自身が英会話レッスンを考案・実施し、教える側・教わる側の両方のアクティブラーニングが実現。教わる側の学生の平均満足度も4.6(5点満点中)と高い結果になりました。

今後も斎藤ゼミとImmerse inc.は、言語教育・国際交流においてVRがもたらす教育効果や海外留学の代替としてのVR留学の可能性において、様々な角度から研究・発表を行っていくそうです。

▶︎▶︎Immerse Inc. プレスリリースはこちら

3-4.中京テレビ

中京テレビ 英会話フェス

出典:PRTIMES

中京テレビは、オンライン英会話スクールを展開する株式会社Glatsと共に、メタバース上で生徒と講師が参加する英会話イベント「Kiminiバーチャルフェス」を開催しました。
「Kimini英会話」の会員向けに実施し、英会話を題材に○×クイズ、なぞなぞといったゲーム形式で英語を楽しく学ぶオンライン授業を行いました。

スマホから気軽に入れるメタバースを活用したこともあり、5歳〜60代までの幅広い年齢層の方が参加したそうです。

▶︎▶︎中京テレビ プレスリリースはこちら

2-5.浦和学院高等学校

浦和学院高等学校 メタバース留学
出典:PRTIMES

浦和学院高等学校の生徒は、株式会社CURIOUS WORLDが提供するオンライン・VR英語学習の「メタバース留学」を体験しました。留学の事前学習の場として、メタバース空間に様々なシチュエーションを用意。
ファストフード店を模した空間では、留学先にいるフィリピン人講師がスタッフ役、生徒がお客様役となり対話をします。

メタバースを活用することで、聴覚や視覚が刺激され、学習中のボディーランゲージが活発になる様子も見受けられたとのこと。感覚が加わる学習で、アクティブラーニング効果が高まります。

▶︎▶︎株式会社CURIOUS WORLD プレスリリースはこちら

3.メタバース×英語学習のサービス事例3選

最後に、メタバースをプラットフォームとした英語学習サービスをご紹介します。

  • メタバース英会話
  • fondi
  • メタバース留学

3-1.メタバース英会話

メタバース英会話

出典:メタバース英会話

メタバース内で、マンツーンマンで英会話を学べる「メタバース英会話」。
「日頃のゲーム時間を英語の学習に!」というコンセンプトで、人気のメタバースゲーム「Fortnite(フォートナイト)」「Minecraft(マインクラフト)」を利用し、ゲームをしながら英会話力を高めることを大切にしています。
50分程度の無料体験レッスンも提供しています。

▶︎▶︎メタバース英会話 公式サイトはこちら

3-2.fondi

fondi

出典:fondi

fondiは、世界100カ国以上から集まるアバターとボイスチャットで英語を学ぶサービス。
fondiには3つのワールドが用意され、世界中のユーザーと繋がれる「Plaza」、気の合う仲間とプライベート英会話ができる「Lounge」、日々の会話を記録・蓄積する「Home」があります。

SNSにアクセスする感覚で、気軽に英語を学びたい人にピッタリのサービスです。


▶︎▶︎Classmate株式会社 プレスリリースはこちら

3-3.メタバース留学

メタバース空間で海外留学や、現地の学生との国際交流ができる「メタバース留学」サービス。空港でのチェックインやホームステイ先でのコミュニケーションなど、現実世界での留学のような細かなシーンまで再現されており、本当に海外留学しているような体験ができます。

世界最大のソーシャルVRプラットフォーム「VRChat」を使っており、VRヘッドセットを使って様々なワルドで実践的な英語学習ができます。

▶︎▶︎メタバース留学 公式サイトはこちら

4.まとめ

英語学習にメタバースを活用することで、先生と生徒がどこにいても現実世界と近い感覚の英会話クラスを提供することができます。また事例にあったように、全国・世界各地から集まって英会話を楽しむイベントを開催することも可能です。

メタバースtipsを運営しているリプロネクストでは、英語学習おけるメタバース活用について企画から開発までサポートしています。「こんなコンテンツは作れるだろうか」とお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

「Metaverse tips」は株式会社リプロネクストが運営しています。
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