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メタバースの基礎知識

  • 2022/07/11
  • 2024/10/10

メタバースのやり方を伝授!無料で体験できるアプリ厳選6つ

次なる産業革命とも言われるほど、メタバースへの注目度は日に日に増していますが、そもそもどうやって始めたら良いのかわからないという声も聞こえてきます。

特にビジネスにおいて活用を考えているご担当者の方は、社内で検討を始める前に一度メタバースを体験しておきたいと思うことでしょう。

今回はそんな企業ご担当者の皆様に向けて、メタバースでできることや準備の方法、また入り口におすすめのサービス・アプリを紹介します。


メタバースtips編集部です。メタバースをビジネスで活用したい人向けの記事を月間20本制作中。メタバースに関わる情報やトレンドを発信しています。
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目次

1.メタバースとは

メタバースは「メタ(meta)=超越した」と「ユニバース(universe)=世界」の2語を掛け合わせた造語です。

インターネット上でAR(拡張現実)やVR(仮想現実)の技術を使い、アバターを通じて人と人が繋がる3次元の仮想空間のことをメタバースと言います。

インターネット上の空間でアバターを介してコミュニケーションを取ったり、移動ができる強みを活かし、旅行や会議を行うことが可能です。そのほか、メタバース上に広告を出したり、商品を売買したりと幅広いビジネスが広がっていく可能性も秘めているなど、株式市場で注目されている投資テーマでもあります。

▶︎▶︎関連記事:注目のメタバースとは?仕組みやメリットなどやさしく解説

2.メタバースでできること

ここでは、メタバース空間でできることを紹介します。

2-1.交流

メタバースの一番の特徴とも言えるのが、アバターを介した交流です。

ソーシャルVRサービスの「VRChat」をはじめ、メタバース内で新たなコミュニティを形成することができます。

共通の趣味で繋がったり、海外留学気分で異文化交流を楽しむなど、様々な繋がり方を楽しむことが可能です。

2-2.仕事

現実の空間を再現して仮想空間を作れる強みを活かし、研修や会議もメタバース上で実施できます。

動画を活用したオンライン対話とは異なり「その場にいるような感覚」でコミュニケーションが取れるので、インタラクティブな対話が実現できます。

2-3.イベント/ツアー

ライブや企画展などのイベントや、観光ツアーもメタバースの中でできます。

動画を視聴する感覚ではなく、アーティストや観光地を目の前にしている臨場感を楽しめる点が魅力。

アバターだからこそ、現実の距離感より近くで接することができたり、普段は立ち入り禁止のスポットに入れるというような、バーチャルならではの体験の実現も期待できるでしょう。

2-4.買い物

ショッピングを満喫できるのもメタバースの楽しみ方の一つです。リアルショップの体験価値と、ECサイトの気軽さを合わせたような買い物体験が実現できます。

ブランドの世界観が広がる店内で、アバター店員とのコミュニケーションを通して商品を選ぶことができ、気に入った商品はその場で購入できます。

遠方で行けない店舗にもオンライン上でアクセスできるため、ショッピングの幅が広がる点が魅力です。

2-5.ゲーム

メタバースを舞台にしたゲームは、その他のオンラインゲームの楽しみ方とは少し違います。

アバター同士で交流を楽しみながら自分の家を構築していくようなコミュニティゲームや、仮想通貨を作ってアイテムを売買するゲーム、メタバース上でチームを作り、協力して敵を倒すバトルゲームなどがあります。

現実世界とは別に、居住空間を持つようなイメージに近いですね。

3.メタバースを体験する前に確認するもの

ここでは、メタバースを体験する前に必要となるものを紹介します。

3-1.デバイス

メタバース空間にアクセスするためは、デバイスを用意する必要があります。

「VRヘッドセットがないと、メタバースにはアクセスできない」と思う方もいますが、パソコンやスマートフォン、タブレットで楽しめるプラットフォームもあるので、とりあえずメタバースを体験してみたいという方にとっても気軽に始めやすいでしょう。

また、VRヘッドセットは価格が数万円〜数十万円と高額ですが、レンタルであれば数千円から試せるものもあるので上手く活用しましょう。

3-2.通信環境

二つ目に必要なものが通信環境です。メタバースは“オンライン上”の仮想空間でアバターを介して活動をするので、インターネットを利用できる環境であることが前提となります。

メタバース空間を利用するとデータ通信量が大きくなるので、Wi-Fi等を使うとストレスなくメタバース空間を楽しめます。

4.メタバースのやり方・始め方

ここでは、メタバースの基本的な始め方を紹介します。
サービスやアプリによってはやり方が変わってきますので、メタバースを利用する際はご注意ください。

4-1.VRヘッドセットの用意

本格的なメタバース体験を行いたいのであれば、VRヘッドセットを使うことを推奨します。性能・価格・対象サービスの充実度からバランスの取れているのはMeta社から発売されている「Meta Quest 3」です。

ただし、前述の通りVRヘッドセット不要でアクセスできるメタバースもあるので、まずはあるもので試したいという方はパソコンやスマートフォンのみで問題ありません。

4-2.メタバースのアカウントを登録

メタバースの多くが、はじめにアカウント登録が必要になります。
メールアドレスやニックネームなど、項目に従って入力していきましょう。

サービスによってはアカウント登録不要のものもあります。

4-3.アバターを作成する

続いては、メタバース内を回遊する3Dアバターを制作します。

メタバース内で作成することもあれば、外部のアバター作成サービスを使って、連動させる場合もあります。アバター作成ツールに関してはこちらの記事でも紹介しているので、ぜひご覧ください。

▶︎▶︎関連記事:注目のメタバースとは?仕組みやメリットなどやさしく解説

4-4.メタバース空間に入る

アバターが完成すると、あとはメタバース内にアクセスするだけです。

他のアバターとコミュニケーションを取ったり、ゲームをプレイしたりと、まずはメタバース内を動きながら体験してみましょう。

5.メタバースのやり方【応用編】

5-1.仮想通貨を使う

暗号資産(仮想通貨)を購入し、メタバース内でデジタルコンテンツやアイテムなどの売買を行うことができます。

仮想通貨はメタバース上で使えるもので、国境を超えた共通通貨です。取引履歴はブロックチェーンと呼ばれる技術で管理されています。

5-2.NFTを売る/買う

NFTは「Non-Fungible-Token(ノン ファンジブル トークン)」の略で、インターネット上における唯一無二の暗号資産のことです。

NFT単体で何かをするというものではなく、デジタル上で制作した作品や音楽などに紐付けて、資産がオリジナルであることを証明できるようになるのです。

NFTは証明書のような役割を持つため、メタバース上での売買の際に一緒に引き渡す、もしくは受け取るものとなります。

6.メタバースを無料で体験できるアプリ・プラットフォーム6選

6-1.cluster(クラスター)

バーチャルSNSとして知られるclusterは、2016年2月にサービスを開始した日本企業のサービスです。

スマートフォンやPC、VRヘッドセットなど様々な環境からアクセスできる手軽さが魅力です。

ユーザーが作ったワールド(仮想空間)やイベントが随時公開されているので、気になるところへアクセスして他のユーザーとの交流が楽しめます。

「バーチャル渋谷」のような行政との取り組みの事例もあり、日本のメタバースの先駆けとして利用者が増え続けています。

日本の企業が開発した初心者でも使いやすいサービスのため「メタバースをとりあえず体験してみたい」という方におすすめです。

▶︎▶︎cluster 公式サイトはこちら

6-2.VRChat

「VRChat」は、2014年にアメリカで設立された「VRChat Inc.」が運営するソーシャルVRプラットフォーム。無料で登録ができ、2024年1月には同時接続ユーザー数が過去最大の100,000人に到達しました。VRヘッドセットはもちろん、PCからの参加も可能です。

プレイヤー自身が好きなようにアバターをアレンジしたり、自分でデザインしたワールド(空間)を公開することもできます。

▶︎▶︎VRChat 公式サイトはこちら

6-3.XR World®

XR World
XR World®

NTTドコモは、ウェブブラウザから簡単にアクセスできるマルチデバイス型メタバース「XR World®」を提供しています。

ログインせずに「ゲストプレイ」を選択し、ニックネームとアバターを選択すれば数分でメタバース空間にアクセスできます。

街中を巡りながらアバターと会話ができたり、フレンド登録して知り合いを増やすこともできるので、気軽に雰囲気を味わいたい方にオススメです。

▶︎▶︎XR World® 公式サイトはこちら

6-4.Horizon Workrooms

2021年8月にMeta社が発表した「Horizon Workrooms」は、アバターの姿でVRミーティングを行えるツールです。Meta社から販売されているVRヘッドセット「Meta Quest 2」や「Meta Quest 3」対応のサービスなので、お持ちの方は無料で体験できます。

画面共有やホワイトボードを仮想空間上で利用できるなど、機能も充実。さらに、現実のデスクやキーボードを仮想空間上に反映できるため、普段と同じような感覚で会議やミーティングができます。

▶︎▶︎Horizon Workrooms 公式サイトはこちら

6-5.ZEPETO(ゼペット)

韓国発の「ZEPETO」は全世界で4億6000万人ものユーザー数を誇り、スマホからログインできる若者向けのメタバースサービスです。

自撮りした写真からアバターを作成できるので、普段の自分を着せ替えるような感覚でアバターをカスタムできます。

これまで「GUCCI(グッチ)」「CHRISTIAN LOUBOUTIN(クリスチャン ルブタン)」といった高級ブランドともコラボレーションしており、ビジネスシーンにおいても活用事例が豊富なメタバースプラットフォームです。

▶︎▶︎ZEPETO 公式サイトはこちら

6-6.Rec Room

PlayStation®VRに対応しているVRソーシャルゲーム「Rec Room」。プレイヤーは自分のアバターや部屋をカスタムできるほか、シューター系やスポーツ系の対戦ゲーム、仮想世界を冒険する協力型クエストまで様々なアクティビティが用意されています。

▶︎▶︎Rec Room 公式サイトはこちら

7.まとめ

メタバースという言葉に馴染みのないせいか難しそうに感じることがありますが、意外にも用意するものは少なく気軽に始められるのが特徴です。

今回紹介したメタバースアプリ・プラットフォームはどれも簡単に始められるものです。

今後、メタバースのビジネス活用事例は増えていく見込みです。自社ビジネスでの活用シーンを検討する際には、ぜひメタバース空間をお試しください。

メタバースtipsを運営しているリプロネクストでは、法人・自治体向けメタバースについて企画・プラットフォーム選びから開発までを一貫してサポートしています。「こんなメタバースは作れるだろうか」とお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

「Metaverse tips」は株式会社リプロネクストが運営しています。
ビジネスシーンにおけるメタバースの活用や、導入をご検討中の方は、お気軽にご相談ください。

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