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メタバースの基礎知識

  • 2024/04/15
  • 2024/05/09

メタバースとメガバースとは?特徴や違いをわかりやすく解説!

「メタバースとは?」「メタバースとメガバースは違う?」このような疑問をお持ちの人は必見です!

近年注目を集めている「メタバース」。よく耳にはするものの、詳しい概要やメリット・デメリットを解説できる方は少ないでしょう。

そこで本記事では、メタバースとは何か、特徴やメリット・デメリットをわかりやすく解説します。また、メタバースとよく似た言葉で「メガバース」についても解説します。

本記事を最後まで読むと、メタバースについて理解できるので、ぜひ最後までご覧ください。


メタバースtips編集部です。メタバースをビジネスで活用したい人向けの記事を月間20本制作中。メタバースに関わる情報やトレンドを発信しています。
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目次

そもそもメタバースとは?

そもそもメタバースとは何なのか改めて確認しましょう。メタバースとは、アバターでコミュニケーションが取れる3DGC空間です。

「メタバース」は、「超越」を表す「meta」と「世界」を意味する「universe」を組み合わせた言葉です。この言葉が初めて登場したのは、1992年のSF小説「スノウ・クラッシュ」でした。

そんなメタバースの特徴は以下の通りです。

メタバースは主にゲーム分野で活用されていました。『マインクラフト』や『あつまれ どうぶつの森』が有名です。

しかし、コロナ禍によるリモートワークの普及や、Meta(旧Facebook)の参入によって、多くの分野で活用されるようになりました。

メタバースのメリット

メタバースのメリットにはさまざまあります。

メタバース最大のメリットは物理的な制約を受けない点です。従来の現実世界では、場所や時間、距離などの制約が存在しますが、メタバースではこれらの制約がありません。つまり、どこにいてもいつでもアクセス可能な仮想空間であり、人々は物理的制約に左右されることなく、自由に交流し、活動できます。物理的な制約を受けないことによって、新しいビジネスのチャンスが広がるのもメリットです。

また、現実世界では経験できないようなイベントを仮想空間で体験ができます。例えば、仮想的な美しい景色や惑星を探索したり、他のユーザーと仮想空間でコラボレーションしたいなど、現実ではできないことがメタバースでは可能です。

さらに、仮想空間内で他のユーザーとリアルタイムでコミュニケーションが可能です。文字や音声、アバターを通じて、世界中の人々と気軽に会話したり、共同作業を行ったり、イベントに参加したりできます。電話やメール、ビデオ会議よりも現実に近いコミュニケーションが可能なので、バーチャルオフィスを構築して社内での活用にも有効です。

メタバースのデメリット

一方で、メタバースにはデメリットもあります。

メタバースのデメリットの一つは、構築および維持に関連する高いコストです。メタバースを構築するには、専門的な技術やリソースが必要であり、多額の費用がかかります。また、メタバースを運営し続けるためには、サーバーの維持やアップデート、セキュリティ対策などの費用もかかります。他にも、メタバースの開発や運用には専門的な知識やスキルを持った人材の雇用も必要です。

メタバースでは多くのユーザーが仮想空間でコミュニケーションを取りますが、この仮想空間はリアルワールドとは異なり、セキュリティの脆弱性があります。ユーザーのプライバシーや個人情報が漏洩する可能性や、不正アクセスやサイバー攻撃に対する脆弱性が懸念点です。

メタバースは最近普及し始めているので、法整備も追いついていません。そのため、メタバースビジネスへの参入に際して、事業者は「取引の観点」と「権利保護の観点」から法的課題を検討する必要があります。

とくに、上記のような法的課題があります。どのような法規制がメタバース上で適用できるのかが問題です。現状、総務省がメタバースによる新たな法的課題編も対応を兼用している段階です。

メタバースの活用事例

メタバースの活用事例は、様々な分野で見られます。

例えば、観光業界では、地域の観光スポットや文化施設をメタバース上で再現し、リアルな観光体験を提供する取り組みが行われています。これにより、地域の観光資源をより多くの人々にアクセス可能にし、地方創生に効果的です。

また、教育分野でもメタバースが活用されています。大学がメタバースを利用して、オープンキャンパスを実施する事例もあります。学生にとってはどこからでもアクセスが可能です。

さらに、地方企業や個人事業主もメタバースを活用しています。仮想空間内でのバーチャルショッピングモールやバーチャルストアを構築し、商品やサービスの販売促進を図っています。これにより、地方の商品やブランドの全国や世界への発信が可能となります。

メガバースとは?メタバースとの違い

ここまで、メタバースについて解説しました。

メタバースとは、アバターでコミュニケーションが取れる3DGC空間で、従来のインターネットやウェブサイトとは異なり、メタバースはリアルな世界を模倣したり、それを拡張したりすることが可能です。ユーザーは仮想空間内で自由に移動し、他のユーザーと対話したり、アバターを操作して活動したりできます。

最近では、さらにメタバースとにている言葉で「メガバース」も出てきています。まだそこまで浸透していませんが、今後普及する可能性が高いと言われているので、押さえておきましょう。

メガバースとメタバースの違い

メガバースは、複数のメタバースが相互に統合され、より広大な仮想空間が形成される概念です。メタバースは、3D仮想空間がインターネット上に構築されたもので、ユーザーは自身のアバターを操作して、コミュニケーションや娯楽、仕事などを行います。

メタバースとメガバースの違いは、スケールと連携のレベルです。

メタバースは、単一の仮想空間やプラットフォーム内での活動を指します。これは、特定の目的やコンセプトに基づいて構築された3D仮想空間であり、ユーザーはそれにアクセスしてコミュニケーション、イベント、取引、学習などを行います。

一方、メガバースは、複数のメタバースが相互に連携し、より大きな仮想空間を形成する概念です。これにより、異なるメタバース間での移動やデータの共有が可能になり、ユーザーはより広範囲な活動を行うことができます。

要するに、メタバースは単一の仮想空間を指し、メガバースは複数のメタバースが統合された大規模な仮想空間を指します。

メガバースとマルチバースの違い

メガバースとにている言葉に「マルチバース」もあります。メガバースとマルチバースは、仮想空間の異なる側面や規模で異なります。

メガバースは、複数のメタバースが相互に統合され、より大きなスケールの仮想空間を形成する概念です。これは、複数の独立した仮想世界が連携し、統合された環境であり、ユーザーはそれらの世界を自由に移動することができます。メガバースは、広範囲でのコミュニケーションや活動を可能にします。

一方、マルチバースは、複数の独立した仮想空間がある状態を指しますが、これらの空間は通常、相互には統合されていません。それぞれのバースは独立して運営され、異なる目的やコンセプトに基づいています。ユーザーは、異なるマルチバース間での移動を行うことはできますが、それらを一つの統合された環境として扱うことはありません。

要するに、メガバースは複数のメタバースが統合された大規模な仮想空間を指し、マルチバースは複数の独立した仮想空間を指します。

メタバースの導入事例

ここからはメタバースの導入事例についていくつか紹介します。

メタバースでバーチャルオフィス

まず最初に紹介するのは、メタバース上でのオフィスです。

税理士事務所のメタバースオフィスを制作いたしました。全国各地のお客様や求職者との接点創出を主な目的とし、広報・採用活動に活用されます。

税理士オフィスのメタバース空間では、特に会議室エリアに注目です。間接照明やウォールライトなど、細かな部分にまで配慮されています。これにより、よりリアルな再現ができ、本当に会社で会議をしている感覚になります。

コロナ禍によるリモートワークの普及に伴い、メタバース技術を活用することで、別の場所にいてもまるで同じ場所で会議をしているような体験が可能です。

税理士業界におけるメタバースの活用は国内初の試みであり、新しいアプローチとして注目されています。

【参考】

サン共同税理士法人 様 【メタバースオフィス制作】

メタバース上で大学のオープンキャンパスを開催

次に紹介するのは、メタバース上での大学のオープンキャンパスです。

徳島大学様よりご依頼いただき、常三島キャンパス、蔵本キャンパスの2キャンパスの全体を紹介するVRキャンパスツアーを制作しました。

大学進学にあたり、大学のことを知りたい高校生の方や保護者の方に、徳島大学の情報を分かりやすく伝えるためのツアーとして制作しています。

まるで実際にキャンパスを歩いて回っているかのような感覚で視聴できるので、学生にとってはキャンパスライフのイメージがわきやすいです。

【参考】

徳島大学様【VRキャンパスツアー】

メタバースでイベントを開催

最後に紹介するのはメタバース上で行われたイベントの事例です。

岩手県様よりご依頼いただき、メタバース上で開催する「食」のイベントを『「黄金の國いわて。」のフードショーinメタバース』と題し、2部構成で実施しました。

物理的な場所への移動が不要で、時間や費用をかけずに気軽に参加できるメリットがあります。リアルの商談会よりも、マッチングの可能性が高くなる点も特筆されます。

メタバースの利点や実現可能なことについて再確認する事例です。

さらに、ライブやオンラインツアーもメタバース上で実現できます。動画で配信されるライブやオンラインツアーは、視聴する感覚に近いですが、メタバースではその場にいるような体験が可能です。このため、アーティストや観光地を直接目の前にした臨場感を味わったり、友人と一緒にコミュニケーションをとることもできます。

【参考】

岩手県 様【メタバースを活用した食の交流会】

上記の実例はあくまでも一部です。リプロネクストでは、他にもさまざまな分野のメタバースの実績があるので、気になる方はぜひこちらを参考にしてください。

リプロネクストでは主に、自治体や企業向けにメタバース・XRの提供を行っています。企画から運営までを一貫してお引き受けすることができますので、どんな些細なお悩みでもお気軽にお問い合わせください。

メガバースとメタバースについてよくある質問

最後にメタバースとメガバースに関してよくある質問を、まとめたので参考にしてください。

メガバースとは?

メタバースとは、アバターでコミュニケーションが取れる3DGC空間です。

「メタバース」は、「超越」を表す「meta」と「世界」を意味する「universe」を組み合わせた言葉です。この言葉が初めて登場したのは、1992年のSF小説「スノウ・クラッシュ」でした。

メガバースとは?

メガバースは、複数のメタバースが相互に統合され、大規模な仮想空間が形成される概念です。

メガバースにより、異なるメタバース間での移動やデータの共有が可能になり、ユーザーはより広範囲な活動を行うことができます。

メガバースは、仮想空間の規模やスケールを拡大し、さまざまな目的やニーズに応えるためのプラットフォームとして注目されています。

メガバースは、まだ発展途上の概念ですが、今後の社会に大きな影響を与える可能性を秘めていると言えます。

メタバースとメガバースの違いは?

メタバースとメガバースの違いは、スケールと連携のレベルです。

メタバースは、単一の仮想空間やプラットフォーム内での活動を指しますが、一方でメガバースは、複数のメタバースが相互に連携し、より大きな仮想空間を形成する概念です。

要するに、メタバースは単一の仮想空間を指し、メガバースは複数のメタバースが統合された大規模な仮想空間を指します。

メタバースの将来性は?

メタバースは、今後ますます重要性を増すと予想されます。技術の進歩やデジタル化の加速により、仮想空間での活動が一層普及することが期待されます。

仮想空間が現実世界と同等の重要性を持つようになり、コミュニケーション、エンターテイメント、ビジネス、教育などの様々な分野で活用されるでしょう。

また、仮想空間の普及に伴い、新たなビジネスモデルやサービスが生まれ、経済活動に大きな影響を与えることも期待されます。

さまざまな要因から、メタバースは将来的には私たちの生活や社会に密接した重要な役割を果たすことになるでしょう。

まとめ

本記事では、メタバースとは何か、特徴やメリット・デメリットについて解説しました。また、メタバースとにている言葉である「メガバース」についても紹介しました。

メタバースとは、アバターでコミュニケーションが取れる3DGC空間です。メタバースは、主にオンラインコミュニケーション、デジタルマーケティング、オンラインイベント、ゲーム、教育プラットフォームなどの様々な場面で活用されています。

一方で、メガバースは複数のメタバースが相互に連携し、より大きな仮想空間を形成する概念です。これにより、異なるメタバース間での移動やデータの共有が可能になり、ユーザーはより広範囲な活動を行うことができます。

メタバースtipsを運営しているリプロネクストでは、法人・自治体向けメタバースについて企画・プラットフォーム選びから開発までを一貫してのサポートが可能です。

もしもメタバースやメガバースについての疑問点や、導入の検討や、依頼などあればぜひ、お気軽にご相談ください。

「Metaverse tips」は株式会社リプロネクストが運営しています。
ビジネスシーンにおけるメタバースの活用や、導入をご検討中の方は、お気軽にご相談ください。

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