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  • 2023/05/16
  • 2024/04/11

【メタバース婚活の事例&サービス5選】開催メリットや注意点も紹介

近年、婚活イベントにおいてもオンラインサービスが活用される事例が増えてきました。
そんな中で注目されているのが、メタバースを会場にして婚活イベントを開催する動きです。実際にメタバースを活用したイベントからリアルなカップルが誕生する事例も生まれています。

本記事では、そんなメタバースを活用した婚活イベントの開催メリットや事例、最後に開催時の注意点をお伝えします。婚活イベントの企画担当者の方は、ぜひ参考にしてみてください。

1.メタバースとは

メタバース イメージ

メタバースは「メタ(meta)=超越した」と「ユニバース(universe)=世界」の2語を合わせた造語です。

直訳すると「超越した世界」になりますが、インターネット上でアバターを通じて人と人が繋がる3次元の仮想空間のことをメタバースと言います。

メタバースにAR(拡張現実)やVR(仮想現実)の技術を掛け合わせれば、現実世界と仮想世界を融合したり、その世界に入り込んだような感覚を得ることもできます。

▶︎▶︎関連記事:注目のメタバースとは?仕組みやメリットなどやさしく解説

2.メタバースで婚活イベントを開催するメリット

さまざまな形式の婚活イベントがある中、メタバースを活用するメリットはどんなものがあるのか見ていきましょう。

  • 場所を選ばず、どこからでも参加できる
  • 実在感のあるコミュニケーションが取れる
  • アバターを通じ、気軽に交流ができる
  • メタバースならではの企画や演出が可能
  • 安全な環境で婚活ができる

2-1.場所を選ばず、どこからでも参加できる

メタバースを使用することで現実の物理的な場所に縛られないため、どこからでも参加してもらうことができます。婚活イベントを行う際の懸念点の一つに「参加者が集まるかどうか」という課題がありますが、メタバースはどこからでも参加できるので集客の幅を拡大できます。

同時に参加者は移動がなくなることで時間・コストが削減できるので、参加ハードルが下がり、より多くの方に興味を持ってもらうことにもつながるでしょう。

2-2.実在感のあるコミュニケーションが取れる

「オンラインイベントならビデオツールでも良いのでは?」という疑問もあるかと思いますが、メタバースで開催するメリットは“実在感を得ながら参加できること”です。

アバターは自分の分身として、動き回って交流をすることが可能。ビデオツールの場合見えるのは平面的な映像のみで、タイミングを伺いながら気を遣うシーンが見受けられましたが、アバターであれば現実のように近づいて話せるので、こうしたストレスが軽減されます。

2-3.アバターを通じ、気軽に交流ができる

アバターを通して交流できるので、「対面よりも緊張しない」「話しやすい」というメリットもあります。サービスによりますが、自分自身の髪型や服装を再現することもできれば、全く違うスタイリングで参加することもできます。

外見にとらわれないコミュニケーションだからこそ、価値観や考え方など内面にフォーカスした企画との相性は抜群でしょう。

2-4.メタバースならではの企画や演出が可能

メタバース空間は3DCGで構築できるからこそ、現実では不可能な演出も可能になります。
例えば「空に魚を泳がせる」「海外の街並みを作る」といったこともメタバース空間ではできるため、コンセプトに合わせて表現できます。

また、空間を複数用意し「アウトドア好きな方」「フェス好きの方」と分けることで、趣味の合う人とのマッチ率を高めるといったことも。企画に合わせてさまざまな表現ができるのが魅力です。

2-5.安全な環境で婚活ができる

メタバースで行う婚活イベントは、プライバシーの保護や身体的な危険を回避することができます。
参加者はアバターとして自分の顔はもちろん、本名や住所も公開せずに安心して参加できます。対面で行うイベントの場合、ストーカー等のトラブルが発生する場合がありますが、メタバースではこうしたリスクはありません。

また、感染症などに不安を感じる方でも自宅から参加できるため、より安全な環境での婚活イベントを提供できます。

3.メタバースを活用した婚活イベントの最新事例

それでは、実際にメタバース空間で婚活イベントを実施した国内事例を見ていきましょう。

  • 山梨県北杜市
  • 千葉県
  • メタバース愛ランド

3-1.山梨県北杜市

山梨県北杜市 メタバース婚活

出典:NHK

山梨県北杜市は婚活イベント「メタバース婚活」を企画。39歳以下の男女23名がアバターとなって参加し、一人ずつが自己PRを行なった後、気になる相手と会話を楽しみました。

このイベントでは参加者同士の顔や年齢などは明かされず、相手の声や口調で相性を確かめたそう。
イベントを経て8組のカップルが誕生し、後日メタバース空間で作られた町でデートしました。

北杜市では地域に若者を呼び込みたいとの思いからこれまで20年以上にわたり婚活パーティーなどのマッチングイベントを実施。新たな切り口としてメタバース空間を使った婚活イベントを企画しました。


▶︎▶︎引用:NHK

3-2.千葉県

2023年3月11日にメタバース空間「GAIA TOWN」を利用して行われたメタバース婚活。結婚を望む千葉県内の4つの市の住民などが参加しました。こちらのイベントでも、参加者の顔や年齢はわからずリアルなのは声のみ。トークタイムやPRタイムを経て10組のカップルが成立しました。

主催者がメリットとして話すのが、ミスマッチの少なさ。見た目などの条件ではなく、性格からお互いを知っていくため、相手に寄せる好意もお互いが同じような曲線を描きながら興味が上がっていくそう。

新しい婚活イベントのスタイルとして、自治体が活用する事例が増えつつあります。


▶︎▶︎引用:ABEMA NEWS

3-3.メタバース愛ランド

メタバース愛ランド

株式会社リンクバルと株式会社m-Labは、メタバース空間でのマッチングイベント「メタバース愛(アイ)ランド」をテスト開催しました。

見た目や条件とは違う、フィーリングを重視した出会いを楽しむことを目的に、気軽に出会える新たな場所として提供。参加者はスマートフォンやPCから参加でき、非日常気分が味わえるアイランド(島)をイメージした空間でコミュニケーションを楽しみました。

婚活サービスとメタバースサービスを事業として行う企業が手を取り合い、出会いの可能性を広げて価値を創出するために動き出しています。

▶︎▶︎株式会社リンクバル プレスリリースはこちら

4.メタバース×婚活のサービスを紹介

メタバース婚活は、サービスとして提供されています。
一から開発するよりも既存サービスから試してみるのも良いでしょう。

  • marry360
  • Memoria
  • 既存のプラットフォームを活用

4-1.marry360

メタバースプラットフォーム「GAIA TOWN」を運営する株式会社ガイアリンクが提供するサービス。パソコンから気軽に参加することができ、団体・企業・地方行政の活用事例があります。

メタバース空間で開催される婚活パーティー内では、二人きりのトークはプライベートモードで外に漏れることはありません。外見や見た目だけで判断するのではなく、中身からお互いを知っていきたいという方に人気のサービスです。

▶︎▶︎marry360 公式サイトはこちら

4-2.Memoria

メタバース空間でデートをしながらマッチングできる婚活サービス。
一緒にお出かけ気分を味わいながら、声のみの情報で互いの距離を縮めていきます。こちらのサービスでは話題に困らないようにと「話題サイコロ」等のサポート機能があるので、話が途切れて気まずいというシーンを回避できます。

アバターだからこそ、服装や化粧の準備をせずにデートができる気軽さも魅力ですね。


▶︎▶︎Memoria 公式サイトはこちら

4-3.既存のプラットフォームを活用

メタバース 会話イメージ

最後に紹介するのは、既存のメタバースプラットフォームを使ってメタバース婚活のイベントを開催するという方法です。上記で紹介しているのはNTTのXR空間プラットフォーム「DOOR™」。

空間(ルーム)を作り、リンクを発行すれば参加者にパソコンやスマートフォンから気軽に参加してもらえます。
DOORの場合は3DCGの空間(ルーム)を自作してアップロードすることはもちろん、もっと簡単に用意したい方はテンプレートを活用するのもおすすめです。

5.婚活イベントをメタバースで開催する際の注意点

メタバースを活用した婚活イベントは、新しい形のイベントであり、注意点も存在します。最後に確認しておきましょう。

  • 使用環境・デバイスの確認
  • 同時接続への負荷
  • セキュリティ面の配慮

5-1.使用環境・デバイスの確認

参加者側に安定したインターネット環境がない場合は、スムーズにアバターが動かなかったり、会話が途切れるなどのトラブルが生じる可能性があります。運営側が十分な回線環境を整えると同時に、参加者のインターネット環境に関する事前準備もアナウンスしましょう。

また、メタバース空間で本格的なVR体験ができるVRヘッドセットはまだまだ一般に普及していません。広く多くの方に参加してもらいたいイベントであれば、PCやスマートフォンから接続できるメタバースプラットフォームを活用するのが良いでしょう。


同時に、操作方法や注意点を記載したマニュアルを用意すると、安心して参加してもらえるでしょう。

5-2.同時接続への負荷

メタバース自体が通信量の大きなプラットフォームであるため、同時接続人数が増えると負荷がかかってしまいます。

主催側は、参加人数等を想定したプラットフォームの選定と通信環境を整える必要があります。

5-3.セキュリティ面の配慮

メタバースはオンライン上の仮想空間であるため、現実世界と同じようにセキュリティ上のリスクが存在します。

不正アクセスやプライバシー漏洩などの問題が発生する可能性があるため、十分なセキュリティ対策が必要です。特に、個人情報を扱う場合は、情報管理に注意しましょう。

6.まとめ

メタバース婚活は、対面のような実在感とオンラインで参加できるという手軽さを併せ持つ点が魅力です。また、リアルでは表現できないような空間演出を行うことでイベントを盛り上げることも可能。ぜひ新しい婚活イベントの形として開催を検討してみてはいかがでしょうか。

メタバースtipsを運営しているリプロネクストでは、婚活イベントのメタバース活用について企画・プラットフォーム選びから開発までを一貫してサポートしています。「こんなメタバースは作れるだろうか」とお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

「Metaverse tips」は株式会社リプロネクストが運営しています。
ビジネスシーンにおけるメタバースの活用や、導入をご検討中の方は、お気軽にご相談ください。

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