- 2023/06/08
- 2024/04/11
【コミュニティ×メタバース】メリットや活用方法を参考事例とともに解説
オンラインの仮想空間上で、アバターを介したコミュニケーションが取れるメタバース。コミュニティ形成との親和性が高く、次世代のコミュニティスペースとしてその可能性に注目が集まっています。
本記事では、メタバースを活用したコミュニティのメリットや活用方法、事例をご紹介します。
DAOやグローバルな交流、ブランディングなどメタバースコミュニティの魅力に迫ります。
目次
1.メタバースとは

メタバースは「メタ(meta)=超越した」と「ユニバース(universe)=世界」の2語を合わせた造語です。
直訳すると「超越した世界」になりますが、インターネット上でアバターを通じて人と人が繋がる3次元の仮想空間のことをメタバースと言います。
メタバースにAR(拡張現実)やVR(仮想現実)の技術を掛け合わせれば、現実世界と仮想世界を融合したかのように、その世界に入り込んだような感覚を提供することもできます。
▶︎▶︎関連記事:注目のメタバースとは?仕組みやメリットなどやさしく解説
2.メタバースでコミュニティを作るメリット
メタバースをプラットフォームとして活用し、コミュニティを作るメリットを見ていきましょう。
- 物理制約のない交流ができる
- 実在感のあるコミュニケーションが取れる
- 様々な表現が可能
2-1.物理制約のない交流ができる
メタバースを使用することで現実の物理的な場所に縛られないため、どこからでも参加してもらうことができます。
移動を伴わずにアクセスできるという点では費用や時間などのコストを大幅に削ることが期待でき、海外のユーザーにも気軽に参加してもらえるという利点があります。
2-2.実在感のあるコミュニケーションが取れる
「オンラインのコミュニティならビデオツールでも良いのでは?」という疑問もあるかと思いますが、メタバースのメリットは“実在感を得ながらコミュニティを作れること”です。
アバターは自分の分身として、交流や行動をすることが可能。ビデオツールの場合見えるのは画面越しの映像のみで、人数が増えれば増えるほど会話で気を遣うシーンが見受けられましたが、アバターであれば現実のように近づいて話せるので、こうしたストレスが軽減されます。
また、アバターを通して交流できるので、「対面よりも緊張しない」「話しやすい」というメリットもあります。
2-3.様々な表現が可能
メタバース空間は3DCGで構築するからこそ、現実を忠実に再現することはもちろん、非現実的な演出も可能になります。例えば、「空に魚を泳がせる」「手からビームを出す」といったこともメタバース空間ならばできるのです。
このようなエンターテイメント要素のある演出はもちろんですが、ビジネスであれば未発売の商品・サービスのイメージ共有などにも活用できます。
3.メタバースを活用したコミュニティの事例
それでは、実際にメタバース空間でコミュニティ活動を行なっている国内事例を見ていきましょう。
- 長岡市山古志地区(自治体コミュニティ)
- トランスコスモス株式会社(ファンコミュニティ)
- チャーミングケア(子ども向けコミュニティ)
3-.長岡市山古志地区(自治体コミュニティ)

出典:NHK
新潟県長岡市山古志地区は、NFTやメタバースを活用した地域おこしで注目のエリア。メタバースプラットフォーム「cluster」を使って旧山古志村を再現した「メタバース山古志」を公開しています。
大きな建造物はドローンを使って撮影し、3DCGで再現。メタバース上ではアバターとしてドローンに乗って空中散歩や、山古志名物「牛の角突き」の牛に乗ることもできます。
デジタル村民とリアル村民の交流スペースとしてや、イベント会場として活用しています。
▶︎▶︎メタバース山古志はこちら
3-.トランスコスモス株式会社(ファンコミュニティ)

出典:PRTIMES
トランスコスモス株式会社は、クオン株式会社と共同で「みんなのメタバースコミュニティ」を2023年6月1日にオープン。メタバースを日常的に楽しんでいる方から、「メタバースって何?」と気になっている方まで”メタバース”をキーワードに関心のある人たちが集まるコミュニティです。
トークテーマへの回答や、参加者同士の交流を楽しみながらメタバースについての理解を深めることができます。
メタバースがテーマのコミュニティだからこそ、プラットフォームをメタバースにすることで体験を重ねながらコミュニティ活動を楽しむことができます。
▶︎▶︎みんなのメタバースコミュニティ 公式サイトはこちら
3-.チャーミングケア(子ども向けコミュニティ)
一般社団法人チャーミングケアは、病気や障がいのある子どもたちに向けたコミュニティづくりと職業体験のイベントをメタバース空間で実施すると発表しています。
アバターで参加できるというメタバースの強みを活かし、見た目を気にすることなく自由に参加できる場所を提供。イベントやゲーム、ワールド(空間)制作作業などを通して、交流を深める居場所づくりに取り組んでいく予定です。
▶︎▶︎参考:ICT教育ニュース
4.メタバース×コミュニティの成功のためのポイント
最後にメタバースを活用したコミュニティを作る上で、成功のために押さえておきたいポイントをお伝えします。
- メンバーの声を反映したコミュニティデザイン
- 定期的なイベントや活動の実施
- コミュニティマネージャーの存在
4-1.メンバーの声を反映したコミュニティデザイン
コミュニティ形成で重要となるのが、メンバーの存在。メンバーの声を反映した動線設計や仕組みづくりは重要です。
メンバーが気軽に意見を述べられる環境を整えることで、より多様な視点やアイデアを得ることができます。メタバース内で、意見交換の場を設けるのも良いでしょう。
これにより参加しているメンバーの満足度向上や、コミュニティを”自分ごと化”する意識醸成につながります。
4-2.定期的なイベントや活動の実施
コミュニティの活性化には、定期的なイベントや活動が欠かせません。メタバースコミュニティの目的に合わせて、展示会やワークショップ、交流会などのイベントを定期的に開催しましょう。
メタバースコミュニティは作って終わりではなく、完成してからが始まりです。メンバーが興味を持ち、楽しみながら参加できるイベントを提供し、コミュニティ内での交流やつながりを促進しましょう。
4-3.コミュニティマネージャーの存在
上記の「4-2.定期的なイベントや活動の実施」にも関わる部分ですが、メタバースコミュニティにおいて、コミュニティマネージャーは重要な役割を果たします。
メンバー同士のコミュニケーションのサポートやトラブル回避、情報共有などコミュニティマネージャーの存在がコミュニティの満足度を左右すると言ってもよいでしょう。
多岐にわたる業務を遂行しながら、コミュニティの活性化と発展を促進しましょう。
5.まとめ
物理的な制約がなく、どこからでも参加できるメタバース。さらに、対面感のあるコミュニケーションが取れるという点で、コミュニティ形成との相性が良いことはおわかりいただけたと思います。
まだ国内事例は多くありませんが、ファン・顧客との関係性を深めるクローズドなコミュニティや、同じ趣味を持つ仲間が気軽に集まれるコミュニティなど、今後の広がりにも期待が高まります。
メタバースtipsを運営しているリプロネクストでは、メタバースを活用したコミュニティ形成について企画・プラットフォーム選びから開発までを一貫してサポートしています。
「こんな空間は作れるだろうか」「こんな目的でコミュニティを立ち上げたい」とお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

「Metaverse tips」は株式会社リプロネクストが運営しています。
ビジネスシーンにおけるメタバースの活用や、導入をご検討中の方は、お気軽にご相談ください。