- 2022/07/11
- 2024/08/16
メタバースのやり方を伝授!無料で体験できるアプリ厳選6つ
次なる産業革命とも言われるほど、メタバースへの注目度は日に日に増していますが、そもそもどうやって始めたら良いのかわからないという声も聞こえてきます。
特にビジネスにおいて活用を考えているご担当者の方は、社内で検討を始める前に一度メタバースを体験しておきたいと思うことでしょう。
今回はそんな企業ご担当者の皆様に向けて、メタバースでできることや準備の方法、また入り口におすすめのサービス・アプリを紹介します。
メタバースtips編集部です。メタバースをビジネスで活用したい人向けの記事を月間20本制作中。メタバースに関わる情報やトレンドを発信しています。
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目次
1.メタバースとは
メタバースは「メタ(meta)=超越した」と「ユニバース(universe)=世界」の2語を掛け合わせた造語です。
インターネット上でAR(拡張現実)やVR(仮想現実)の技術を使い、アバターを通じて人と人が繋がる3次元の仮想空間のことをメタバースと言います。
インターネット上の空間でアバターを介してコミュニケーションを取ったり、移動ができる強みを活かし、旅行や会議を行うことはもちろん、メタバース上に広告を出したり、商品を売買したりと幅広いビジネスで広がっていく可能性を秘めており、今、株式市場で注目されている投資テーマでもあります。
▶︎▶︎関連記事:注目のメタバースとは?仕組みやメリットなどやさしく解説
2.メタバースでできること
ここでは、メタバース空間でできることを紹介します。
2-1.交流
メタバースの一番の特徴とも言えるのが、アバターを介した交流です。
ソーシャルVRサービスの「VRChat」をはじめ、メタバース内で新たなコミュニティを形成することができます。
共通の趣味で繋がったり、海外留学気分で異文化交流を楽しむなど、様々な繋がり方を楽しむことが可能です。
2-2.仕事
現実の空間を再現して仮想空間を作れる強みを活かし、研修や会議もメタバース上で実施できます。
動画を活用したオンライン対話とは異なり「その場にいるような感覚」でコミュニケーションが取れるので、インタラクティブな対話が実現できます。
2-3.イベント/ツアー
ライブや企画展などのイベントや、観光ツアーもメタバースの中でできます。
動画を見るというような視聴する感覚ではなく、アーティストや観光地を目の前にしている臨場感を楽しむことができるのが魅力。
アバターだからこそ、現実の距離感より近くで接することができたり、普段は立ち入り禁止のスポットに入れるというような、バーチャルならではの制約の緩和も期待できるでしょう。
2-4.買い物
ショッピングを満喫できるのもメタバースの楽しみです。
リアルショップの体験価値と、ECサイトの気軽さを合わせたような買い物体験が実現します。
ブランドの世界観が広がる店内で、アバター店員とのコミュニケーションを通して商品を選びながら、その場で購入することができます。
遠方で行けない店舗にもオンラインで一瞬にしてアクセスできるとして、ショッピングの幅が広がっています。
2-5.ゲーム
メタバースを舞台にしたゲームは、その他のオンラインゲームの楽しみ方とは少し違います。
アバター同士で交流を楽しみながら自分の家を構築していくようなコミュニティゲームや、仮想通貨を作ってメタバース上で作ったアイテムを売買するゲームもあります。現実世界とは別に、居住空間を持つようなイメージに近いですね。
また、メタバース上でチームを作り、協力して敵を倒すバトルゲームなどもあります。
3.メタバースを体験する前に確認するもの
続いては、メタバースを体験する前に必要となるものを紹介します。
3-1.デバイス
初めに、メタバース空間にアクセスするためのデバイスの用意が必須です。
「VRヘッドセットがないと、メタバースにはアクセスできない」とよく勘違いされるのですが、パソコンやスマートフォン・タブレットからログインできるメタバースプラットフォームもあるので、初めて試してみたいという方はこちらもオススメです。
※パソコンはスペックによってはメタバースにアクセスできないものもあるので、確認が必要です
また、「Meta Quest 2」のようなVRヘッドセットは購入すると数万円かかりますが、レンタルであれば数千円から試せるものもあるので上手く活用しましょう。
3-2.通信環境
二つ目に必須となるものが通信環境です。メタバースは“オンライン上”の仮想空間でアバターを介して活動をするので、インターネット環境が前提となります。
データ通信量が大きいので、Wi-Fi等を使うとストレスなくメタバース空間を楽しむことができます。
4.メタバースのやり方・始め方
ここではメタバースの基本的な始め方をお伝えします。
サービスやアプリによってはやり方が変わってきますので、ご注意ください。
4-1.VRヘッドセットの用意
本格的なメタバース体験を行いたいのであれば、VRヘッドセットを使うことを推奨します。性能・価格・対象サービスの充実度からバランスの取れているのはメタ社から発売されている「Meta Quest 2」です。
ただし、前述の通りVRヘッドセット不要でアクセスできるメタバースもあるので、まずはあるもので試したいという方はパソコンやスマートフォンのみで問題ありません。
4-2.メタバースのアカウントを登録
メタバースの多くが、まずは事前のアカウント登録が必要になります。
メールアドレスやニックネームなど、項目に従って入力していきましょう。
サービスによってはアカウント登録不要のものもあります。
4-3.アバターを作成する
続いては、メタバース内を回遊する3Dアバターを制作します。
メタバース内で作成することもあれば、外部のアバター作成サービスを使って、連動させる場合もあります。アバター作成ツールに関してはこちらの記事でも紹介しているので、ぜひご覧ください。
▶︎▶︎関連記事:注目のメタバースとは?仕組みやメリットなどやさしく解説
4-4.メタバース空間に入る
アバターができれば、あとはメタバース内にアクセスするだけです。
他のアバターとコミュニケーションを取ったり、ゲームを体験したりと、まずはメタバース内を動きながら体験してみましょう。
5.メタバースのやり方【応用編】
5-1.仮想通貨を使う
暗号資産(仮想通貨)を購入し、メタバース内でデジタルコンテンツやアイテムなどの売買を行うことができます。
仮想通貨はメタバース上で使えるもので、国境を超えた共通通貨です。取引履歴はブロックチェーンと呼ばれる技術で管理されています。
5-2.NFTを売る/買う
NFTは「Non-Fungible-Token(ノン ファンジャブル トークン)」の略で、インターネット上で唯一無二の暗号資産のことです。
NFT単体で何かをするというものではなく、デジタル上で制作した作品や音楽などに紐付けて、資産がオリジナルであることを証明できるようになるのです。
NFTは証明書のような役割を持つため、メタバース上の売買の際に一緒に引き渡す、もしくは受け取るものとなります。
6.メタバースを無料で体験できるアプリ・プラットフォーム6選
6-1.cluster(クラスター)
バーチャルSNSとして知られるクラスターは、2016年2月にサービスを開始した日本企業のサービスです。
スマートフォンやPC、VRヘッドセットなど様々な環境からアクセスできる手軽さが魅力です。
ユーザーが作ったワールド(仮想空間)やイベントが随時公開されているので、気になるところへアクセスし、ユーザー同士の交流ができます。
「バーチャル渋谷」のような行政との取り組みの事例もあり、日本のメタバースの先駆けとして利用者が増え続けています。
日本の企業で初心者でもつかいやすいサービスのため「メタバースをとりあえず体験してみたい」という方におすすめです。
▶︎▶︎cluster 公式サイトはこちら
6-2.VRChat
2014年にアメリカで設立された「VRChat Inc.」が運営するソーシャルVRプラットフォーム。無料で登録ができ、2020年11月には同時接続ユーザー数が過去最大の24,000人に到達した人気のサービスです。VRヘッドセットからはもちろん、PCからも参加することが可能です。
プレイヤー自身が好きなようにアバターをアレンジしたり、自分でデザインしたワールド(空間)を出現させることもできます。
▶︎▶︎VRChat 公式サイトはこちら
6-3.XR World®
NTTドコモは、ウェブブラウザから簡単にアクセスできるマルチデバイス型メタバース「XR World®」のサービスを提供しています。
ログインせずに「ゲストプレイ」を選択し、ニックネームとアバターを選択すれば数分でメタバース空間にアクセスできます。
街中を巡りながらアバターと会話ができたり、フレンド登録をして知り合いを増やすこともできます。
とにかく気軽に雰囲気を知りたいという方にオススメです。
▶︎▶︎XR World® 公式サイトはこちら
6-4.Horizon Workrooms
2021年8月にメタ社が発表した「Horizon Workrooms」は、アバターの姿でVRミーティングを行えるツールです。メタ社から販売されているVRヘッドセット「Meta Quest 2」対応のサービスなので、お持ちの方は無料で体験ができます。
画面共有からホワイトボードまで仮想空間上で利用できるなど、充実した機能が備わっています。さらには、現実のデスクやキーボードを仮想空間上に反映することも。
普段と同じような感覚で、会議やミーティングができます。
▶︎▶︎Horizon Workrooms 公式サイトはこちら
6-5.ZEPETO(ゼペット)
韓国発の「ZEPETO」は世界中に2億9000万ユーザーを集める若者から人気のサービスで、スマホからログインできるメタバースです。
自撮りした写真からアバターを作成できるので、普段の自分を着せ替えるような気分でアバターのカスタムができます。
これまで「GUCCI(グッチ)」「CHRISTIAN LOUBOUTIN(クリスチャン ルブタン)」といった高級ブランドとのコラボレーションも行っており、すでにビジネスシーンにおいても活用事例の豊富なメタバースプラットフォームです。
▶︎▶︎ZEPETO 公式サイトはこちら
6-6.Rec Room
PlayStation®VRに対応しているVRソーシャルゲーム「Rec Room」。プレイヤーは自分のアバターや部屋をカスタムできるほか、シューター系やスポーツ系の対戦ゲームや、仮想世界を冒険する協力型クエストまで様々なアクティビティが用意されています。
▶︎▶︎Rec Room 公式サイトはこちら
7.まとめ
メタバースという言葉に馴染みのないせいか難しそうに感じることがありますが、意外にも用意するものは少なく気軽に始められるのが特徴です。
今回紹介したメタバースアプリ・プラットフォームはどれも簡単に始められるものです。
今後、メタバースのビジネス活用事例は増えていく見込みです。自社ビジネスでの活用シーンを検討する際には、一度ぜひメタバース空間をお試しください。
メタバースtipsを運営しているリプロネクストでは、法人・自治体向けメタバースについて企画・プラットフォーム選びから開発までを一貫してサポートしています。「こんなメタバースは作れるだろうか」とお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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