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メタバースの種類

  • 2024/02/26
  • 2024/12/12

メタバースはこれからどうなる?歴史や今後について解説

注目を集め続けるメタバース。昨今の技術の向上で、更なる発展が期待できる分野です。
これからメタバースはどんな発展を遂げていくのでしょうか。

今回は、メタバースのこれまでの歴史と、これからの発展について解説していきます。
メタバースが普及することで生活に一体どのような変化が起こるのか、私たちの生活にどんな影響があるのか、一緒にみていきましょう。


メタバースtips編集部です。メタバースをビジネスで活用したい人向けの記事を月間20本制作中。メタバースに関わる情報やトレンドを発信しています。
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目次

メタバースとは

メタバースは、インターネット上に構築された仮想空間です。ユーザーは自身のアバターを利用して他の参加者と交流することができます。

メタバースの大きな特徴として、「参加者の数に制限がない」というものが挙げられます。1対1だけでなく、1対複数のように数多くの参加者と交流することが可能です。

そんなコミュニケーションの利便性と気軽さがメタバースの大きな特徴であり、メリットの1つといえます。

メタバースの基礎知識

メタバースの歴史

メタバースという概念が誕生したのは、約30年前です。1992年に出版されたSF小説「スノウ・クラッシュ」にて、メタバースという言葉が初めて使われました。

2003年にはリンデンラボ社が開発した「セカンドライフ」がリリース。世界初のメタバース空間として、アバターを通じて他のユーザーとの交流や経済活動が行われました。

2010年代以降も「Fortnite」や「あつまれどうぶつの森」といったゲームの登場により、メタバースがより身近な存在へと進化。2021年にはFacebook社のマーク・ザッカーバーグが社名を「meta」に変更し、メタバースを主力事業として行くことを発表。2021年だけで100億ドルをメタバース事業に充てており、以後10年間で10兆円を投資するとして話題となりました。

そして、現在も「VRChat」や「Roblox」といったメタバースプラットフォームが増えていることから、今後もメタバースの進化が期待されています。

メタバースが活用されている分野

ここからは、メタバースが活用されている分野を紹介します。どのような部分でメタバースが活用されているのか、詳しくみていきましょう。

ECサイト

近年普及しているのが、バーチャル空間に構築された店舗を歩き、買い物を楽しめるサイトです。

商品の外観を360°見回したり、店内の商品をまとめて確認できたりと、今までのECショップと比べても商品の比較がしやすく、自由に買い物を楽しむことができます。

バーチャルオフィス

コロナ禍以降テレワークが普及する中で、バーチャルオフィスという考え方が広がっています。

スムーズにコミュニケーションが取れるほか、生産性の向上に繋がる技術として今後も注目を集まることが予想されます。

バーチャルライブ

ライブなどのイベントにも、メタバースは多く活用されています。新型コロナウイルス感染予防として施設でのライブが制限されていた頃は、メタバースを使用したバーチャルライブが開催されました。

自宅にいながら臨場感のあるライブを楽しむことができるため、新たなエンターテイメントの楽しみ方として多くの人に支持されています。

オープンキャンパス

メタバースはオープンキャンパスにも活用できます。株式会社リプロネクストでは、新潟工科大学のバーチャルオープンキャンパスの作成に携わりました。

様々なエリアをアバターを使って自由に歩き回ることができるため、自宅にいながらでも大学の魅力を存分に味わうことができます。

メタバースの活用事例をもっと詳しく知りたい方はこちら

メタバースの市場規模

注目を集め続けるメタバースですが、その市場規模は一体どれほどのものなのでしょうか。ここでは、国内と海外の市場規模について解説します。

国内市場

総務省が公表した「令和6年度情報通信白書」では、2023年度の国内市場規模は2,851億円に達する見込みとなっており、2027度には2兆円に達すると予想されています。展示会や研修、小売など法人向けの市場で活用が増え、その後消費者向けの市場が本格化すると見込まれています。

海外市場

海外市場は国内よりも大きく、よりメタバースの成長が期待できます。総務省の「令和6年度情報通信白書」では、2022年の461億ドル(6兆9,150億円:1ドル150円換算)から2030年には5,078億ドル(76兆1,700億円:1ドル150円換算)まで成長すると予想。

国内市場とは異なり、海外市場では消費者向けのメタバースサービスが市場を牽引すると見込まれています。

メタバースの市場規模について詳しく知りたい方はこちら

メタバースに注目が集まる理由

成長を続けるメタバース市場ですが、注目を集める理由は何でしょうか。ここでは、メタバースに注目が集まる理由についてみていきましょう。

メタバースの普及

新型コロナウイルスの影響で、リモートでコミュニケーションをとる習慣が広がりました。それに伴い、人々が抵抗なくデジタルコミュニケーションを利用するようになってきています。

仕事上ではもちろん、プライベートでもリモート上でのコミュニケーションが多くとられ、チャットやビデオ会議が当たり前の時代となっています。また、若年層へのゲーム型メタバースの普及も、メタバースに注目が集まる大きな要因です。

子供のころからスマートフォンやネットが身近にあり、気軽にそれらを利用できることから、ゲーム型メタバースのユーザー数が若年層を中心に急増しています。

様々なゲームタイトルが人気を博し、現在もユーザー数は増え続けています。

メタバース技術の発展

メタバースは様々な領域のテクノロジーによって構成されています。その様々な領域のテクノロジーの発展が著しく、その体験価値が大きく向上しています。

今後メタバース空間での体験は、スムーズかつ没入感のある形に成長していくことでしょう。

Web3.0技術の発展

NFTを含むWeb3.0への注目の高さも、メタバースに注目が集まる理由の一つです。ブロックチェーン技術が成長していく中で、親和性の高いメタバースにも結果的に注目が集まるようになりました。

今後の普及シナリオ

メタバース市場は、未だ黎明期にあるといわれており、今後「普及機」「定着期」とフェーズを経て発展していくと考えられています。

現在~2025年

現在から2025年までをメタバースの黎明期と考えます。

技術要素の進化と社会的なニーズの向上をキッカケに、一般のユーザーの興味を集めることになり、結果様々な企業がメタバース市場に参入し始めると予想できます。

2025~2030年

黎明期を経て、2025年頃から訪れるのが「普及期」です。メタバースという技術が、一気に人々の生活に普及し始めます。

この頃には、VR・ARデバイスの小型化・軽量化が大きく進み、現代におけるスマートフォンのような感覚で、メタバースが広く使用されるようになってきます。

2030年以降

2030年以降はメタバースの「定着期」として、メタバースは人々にとって当たり前の存在となっていきます。

老若男女問わず、多くの人が当たり前のようにメタバース空間に訪れ、コミュニケーションをとり、サービスを受けるようになっていきます。

仕事上でもメタバースを活用することで、新しい仕事のスタイルが誕生していくことでしょう。

今後メタバース市場への企業参入が期待できる領域・分野

最後に、今後メタバース市場への企業参入が期待できる領域や分野を紹介します。メタバースがもたらすビジネスへの可能性をみていきましょう。

EC

販売できる商品を持つ企業であれば、「メタバースEC」が一番取り組みやすいでしょう。

メタバース空間に構築されたバーチャル店舗で商品の3Dモデルをみたり、試着できたりと、新たなショッピングの形が実現します。 

広告

メタバースは、広告にも利用できます。

「メタバース空間に看板や大型ビジョンを設置する」「メタバース空間に自社の店舗を構築する」などの方法を取れば、メタバースを広告に利用することが可能です。

また、メタバース空間で新製品発表会や展示会などを行うというケースも考えられます。自分たちで自由に空間を構築できるメタバースでは、広告の可能性も無限大です。

エンターテイメント

エンターテイメント業界でも、メタバースは大きな注目を集めています。

コロナ禍でコンサートやイベントの実施が中止になった際には、バーチャル空間での開催に変更された事例も多く、多くのアーティストの助けとなりました。

観客数を大きく増やせることや、現実世界ではなしえない演出が可能になったりと、メタバースだからこその利点が数多く存在するため、今後も大きな成長を遂げる分野であるといえます。

教育

メタバースは教育分野とも親和性が高いといえます。「場所を問わず教育を受けられる」「科学実験などの現実では行えない授業の実現」など、メタバース×教育分野は大きな可能性を秘めています。

観光

新型コロナウイルスの感染拡大で大きな打撃を受けた観光業。そんな観光業もメタバースで大きな可能性を見出しています。

実際に観光地を訪れたような没入感が味わえるバーチャル観光は、実際の旅行とはまた少し違った楽しみが味わえます。

医療

医療分野でもメタバースは活用され始めています。仮想空間に構築した施設で、医師が患者の診察を行う「メタバースクリニック」が一つの例です。

まだまだ発展途中の分野ですが、メタバース医療が実現すれば、遠隔の患者や外出が困難な患者を診察することも可能となり、多くの人を救う一歩となるでしょう。

まとめ

メタバースの未来はとても明るいものです。これから様々な技術が発達していく中で、メタバースはより成長し、普及していくことでしょう。

メタバースが身近になる時代もそう遠くないといえます。この先の未来に一体どんな世界が待っているのか、メタバースの今後に注目です。

メタバースにご興味をお持ちの方は、ぜひ一度リプロネクストまでご相談ください。お客様のニーズに合わせた新しい世界の構築をお手伝いさせていただきます。

「Metaverse tips」は株式会社リプロネクストが運営しています。
ビジネスシーンにおけるメタバースの活用や、導入をご検討中の方は、お気軽にご相談ください。

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