- 2024/03/16
- 2024/05/16
メタバースのおもな用途とは?11の活用例とはじめる方法をご紹介
近年、メタバースが注目を集めており、ゲームやWeb会議をはじめ、エンターテイメント、アートなど、さまざまな用途で活用されています。しかし、具体的にどのような用途で活用されているのか、イメージできない方も多いでしょう。ここでは、メタバースの用途を11種類紹介しつつ、はじめる方法や注意点などについて解説します。
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目次
メタバースとはどのようなものか
メタバースとは、コンピュータ内に構築された3次元の仮想空間やそのサービスの総称です。ユーザーはアバターを操作して、仮想空間内で社会的な活動を行ったり、新たな生活を送ったりすることが想定されています。ここでは、メタバースがどのようなものかを理解するため、VR・デジタルツインとの違いと注目される背景について解説します。
メタバースとVR・デジタルツインの違い
メタバースはオンラインでアクセスできる3次元の仮想空間の総称です。ユーザーはアバターを操作してさまざまな活動を行います。
一方、VR(仮想現実)はヘッドセットディスプレイなどを使って現実世界に没入感を持ってアクセスする技術です。また、デジタルツインは現実空間を仮想空間に再現し、物理法則や動きをデジタル上で再現することを主目的としています。
デジタルツインについては、以下の記事でも詳しく解説しています。
メタバースが注目されている背景
メタバースが注目されている背景には、以下のような要因があります。
・技術革新
通信速度や映像技術の進歩により、メタバースの実現が可能になりました。特に5Gテクノロジーの登場によって、多人数が同一の3次元仮想空間に参加できる環境が整っています。
・大企業の投資
Meta(旧Facebook)や中国の企業などが多額の資金を投入しており、メタバースの発展を後押ししています。
メタバースは、コミュニケーションやビジネスの創出に貢献する可能性を秘めており、今後の展開に注目が集まっている状況です。
なお、メタバースの詳細は、以下の記事もご参照ください。
メタバースの用途11選
メタバースの用途は多種多様で、多くのシーンで活用されています。ここでは、メタバースの用途を11種類ご紹介します。
用途1.ゲーム
この中でのゲーム体験が注目されており、多くの企業がメタバースゲームを提供しています。
以下は、代表的なメタバースゲームとそれによる企業の活用事例です。
・Fortnite(フォートナイト)
約3.5億人のユーザーを持つ人気のメタバースバトルロイヤルゲームです。リアルタイムでのユーザー同士のコミュニケーションが活発であり、アーティストのライブなどゲーム以外でも利用されています。
・Roblox(ロブロックス)
メタバース上のゲームプラットフォームで、ユーザーが自分自身でゲームを作成できます。またユーザーがワールドを作成し、他のプレイヤーと交流することも可能です。
・The Sandbox(ザ・サンドボックス)
NFT(非代替性トークン)ゲームプラットフォームで、コンテンツや土地、アイテムをメタバース内で売買できます。
・マインクラフト
クリエイティブメタバースゲームの代表格で、プレイヤーが自由に世界を構築できます。
・Axie Infinity
ゲーム内で獲得したNFTによって生計を立てることができるゲームです。
これらのゲームは、ユーザーがアバターを通じてメタバース内に集まり、人と交流したり、新たな体験を楽しんだりする場所として広く普及しています。ゲームをプレイするためには、スマートフォンやPCからアクセスできる一方で、ヘッドマウントディスプレイを使用することでより没入感のある体験が可能です。
メタバースのゲームについては、以下記事もあわせてご確認ください。
メタバースゲームとは?おすすめタイトル7選や他のゲームとの違いを解説
用途2.SNS
メタバースにおけるSNSは、仮想空間内でのコミュニケーションや交流を促進するプラットフォームです。
メタバース内のSNSでは、ユーザーは自身のアバターを操作して他のアバターとコミュニケーションを取ります。これにより、リアルタイムで友達や知り合いと会話したり、新たな人々と出会ったりすることが可能です。アバター同士の交流は、テキストチャット、音声通話、ジェスチャー、エモーションなどを通じて行われます。
またメタバース内のSNSは、仮想的なイベントやパーティーを開催する場としても活用されているのが特徴です。ユーザー同士が、共通の趣味や興味を共有できます。
さらに、企業やブランドとのコラボレーションやプロモーションにも活用されています。仮想空間内での広告、商品展示、ライブストリーミングなどが行われることが一般的です。
用途3.Web会議
メタバースは、Web会議にも活用されています。リアルなオフィスや会議室を再現したり、独自のデザインで新しい空間を構築したりすることが可能です。
メタバースを活用したWeb会議には、以下のようなメリットがあります。
・生産性の向上
メタバースオフィスでは、ホワイトボードや書き込み機能など、実際のオフィスに近い環境をバーチャル上に再現できます。リモートワーク環境でのディスカッションや複数人での作業において、生産性の向上が期待できるでしょう。
・コミュニケーションの円滑化
メタバースオフィスでは、3Dのアバターを使用してリアルなコミュニケーションを実現できます。ビデオ通話やチャットツールでは伝わりにくい相手の表情やボディーランゲージを読み取れるため、円滑なコミュニケーションを促進できる点がメリットです。
・自然発生的なコミュニケーションの創出
リモートワーク環境では、目的が明確なコミュニケーションが行えても、同僚との雑談など自然発生的なコミュニケーションの機会が限られています。メタバースオフィスを導入することで、社員同士の心理的な繋がりや新たなアイデアの発想を促進できるでしょう。
用途4.ショッピング
メタバースの中ではショッピングも行えます。実店舗を訪れることなく、仮想空間上で商品の試着や購入が可能です。
メタバースでのショッピングの活用事例としては、以下のようなものが挙げられます。
・セイバンオリジナルのメタバース空間でのイベント「Soda!Soda!アイランド」
ランドセルメーカーのセイバン社が、オリジナルメタバース空間を作成し、親子で楽しみながら探究心を刺激するイベントを開催しています。
・バーチャルシティ「バーチャル渋谷」
渋谷区公認の配信プラットフォームで、リアルの渋谷で開催されたライブやイベント、展示会を自宅から楽しめます。
・バーチャル伊勢丹新宿店
三越伊勢丹が新宿三丁目周辺の景観をメタバースで再現し、アバターでショッピングを楽しめる空間を提供しています。
・NIKELAND(ナイキランド)
NIKEが提供するメタバースサービスで、スポーツ体験を楽しめます。
用途5.教育
メタバースは、教育にも積極的に活用されています。メタバースが教育分野で注目される理由は、ICT導入の進展と不登校児童への対応、そしてメタバース市場の成長によるものです。メタバースは場所や時間の制約を解消し、体験学習を通じた楽しい学びを提供します。また、リアルタイムコラボレーションやインタラクティブな体験を通じて、個別指導のカスタマイズも可能です。
具体的な用途としては、以下のような事例があります。
・バーチャル教室
生徒がアバターとして参加し、教師が授業を行う仮想教室。リアルタイムで質問やディスカッションが行えます。
・歴史の再現
メタバース内で歴史的な場所や出来事を再現し、生徒が体験学習できます。例えば、古代ローマのコロッセウムや日本の戦国時代の城を探索することが可能です。
・言語学習
メタバース内で異なる言語を話すアバターとコミュニケーションを取ることで、言語スキルを向上させる効果が期待できます。
・STEM教育
分子構造や物理法則を視覚的に理解するための仮想実験室やシミュレーションを体験できます。
・職業体験
メタバース内で仮想的な職業体験をすることで、将来の進路選択をサポートできます。
用途6.エンターテイメント
メタバースはエンターテイメントとの相性がよく、さまざまな用途で活用されています。
特に、メタバース技術を活用したバーチャルライブが数多く開催されており、多くのユーザーに楽しまれています。
具体的な事例は、以下のとおりです。
・サンリオバーチャルフェス
有名アーティストがメタバース上に集合し、ファンと交流するイベントを開催しています。
・フォートナイト
米津玄師や星野源などがバーチャルライブをフォートナイト内で開催しています。
・阪神阪急HD
メタバース上で音楽フェスを主催し、視聴者に新しい体験を提供しています。
・ソニーミュージック
最先端のXRライブプロジェクトを実施し、アーティストとファンをつなげています。
これらの事例では、メタバースを活用することで、リアルでは難しい体験や広範なユーザー層へのリーチが可能になっています。また、イベント会場費や工事費を削減できる点もメリットです。
なお、以下では当社が独自に調査したメタバースのイベントに関するデータをご確認いただけます。
用途7.アート
アート業界においてもメタバースは注目されており、バーチャルNFT美術館や展示会が実現されています。ユーザーは物理的な制約を超えてアートを楽しめ、アーティストと新たな形で交流できる可能性が広がっている状況です。
メタバースのアートにおける用途は、以下のようなものが挙げられます。
・バーチャルNFT美術館
メタバース内には、バーチャルな美術館が登場しています。アーティストが自身の作品を展示し、観客はアバターを通じてアートを鑑賞することが可能です。例えば、山梨県立美術館はメタバースでアート体験を提供しており、バーチャル空間で作品を鑑賞できます。
・バーチャル展示会
近年、アーティストやギャラリーは、メタバース内でバーチャル展示会を開催しています。例えば、Satoshi Nakamoto Galleryはメタバースで展示会を行い、仮想空間でアートを共有しています。
メタバースは物理的な制約を超えてアートを創造する場です。アーティストは3D空間で自由に作品を表現でき、視覚的なインパクトを持つ作品を生み出せるでしょう。またメタバース内でのアートは、従来のものとは異なる視点から鑑賞され、ユーザーに新たな体験を提供しています。
NFTの詳細を知りたい方は、以下の記事もご参照ください。
用途8.不動産
メタバースでは不動産の取引なども行われます。メタバースにおける不動産とは、VRとARの技術を用いて作られた3次元の仮想空間内に存在する土地や建物を指します。これらの不動産はNFT(非代替性トークン)として扱われ、実際の不動産と同様に購入、売却、開発、賃貸が可能です。
メタバース不動産のおもな特徴は以下のとおりです。
・NFT化されている
ブロックチェーン技術を使用してデータの改ざんが不可能なNFTとして扱われます。
・価格が土地によって変動する
利便性の高い土地や有名企業が購入した周辺の土地は高額になります。
・取引ができるメタバースが限られている
現在、不動産取引ができるメタバースは限られており、希少性が高まっています。
・ビジネス活用できる
メタバース空間でイベントを開催したり、店舗を経営したりできます。
メタバース不動産は、将来的にさらなる成長が期待されており、企業も注目しています。ただし、暗号資産価格の変動にも注意が必要です。
メタバースの不動産に関する詳細は、以下の記事もあわせてご確認ください。
用途9.ヘルスケア
メタバースはヘルスケアの分野でも注目を集めており、以下のようなさまざまな用途で活用されています。特に、少子高齢化が進む日本においては、メタバースを活用したヘルスケアに期待がかかるところでしょう。
・遠隔治療への活用
メタバースは、遠隔地から手術ロボットを操作する医師に情報を提供するために使用されています。手術中の視点を共有し、リアルタイムで手術の進行をサポートすることが可能です。視線を動かさずに情報を確認できるため、手術の効率化に役立っています。
・医師・看護師への研修への活用
学生や研修医がメタバース内で医療技能を学べます。没入感の高い体験を通じて、手術技術や診断スキルを向上させる効果が期待できるでしょう。
・患者の自身の健康状態理解への活用
メタバースでは、患者の体内の臓器や病変を3Dで再現することが可能です。視覚的に健康状態を理解し、治療方針を共有するのに役立ちます。
・医療従事者への情報提供への活用
メタバース上で医療従事者同士が交流できる場を提供しています。信頼関係構築や情報共有を行い、最新の医療情報を共有することも可能です。
・リハビリ患者向けの体験型トレーニングへの活用
メタバースを活用したリハビリトレーニングは、身体の動きと連動して行われます。患者は没入感のある環境でトレーニングを行い、早期回復を促進します。
用途10.婚活
近年、メタバース婚活と呼ばれるサービスも登場しています。メタバース婚活は、対面ではなくメタバースなどのバーチャル空間で出会う新しい婚活・恋活サービスです。通常の婚活と異なり、アバターを通じてコミュニケーションを楽しめます。
メタバース婚活の特徴とメリットは以下のとおりです。
・内面的な性格にフォーカス
容姿や条件ではなく、アバターと声・話し方をもとに相手の内面的な性格にアプローチできます。個人情報は公開されず、フィーリングが大切です。
・顔が見えない安心感
リアル婚活より熱が下がりにくく、緊張せずに交流できます。
・自宅から気軽に参加
外出を控えたいときでもPCから参加できます。
・セキュリティ完備
事前と当日の本人確認があり、コンプライアンスを遵守したシステムで安心です。
・カップル成約率を高める
デジタル仲人によるフォローやパートナーシップ診断を活用して、カップルの成約率を増やせます。
メタバース婚活は、結婚数を増やす少子化対策や若者の交流を増やす地域活性化に役立つ新しいアプローチだといえるでしょう。
用途11.区役所などの窓口
地方自治体が抱える過疎化や少子化対策として、メタバースを活用する取り組みが増えています。具体的には、以下のような用途が一般的です。
・バーチャル市役所の設置
例えば、東京都の町田市ではメタバース上にバーチャル市役所を設け、職員採用PR動画をYouTubeで公開しています。これにより、地域活性化や職員採用の促進が図られています。
・相談業務のオンライン化
メタバースを利用した仮想空間で、市民はアバターとして区役所内を歩き回り、音声やチャットを通じて職員に相談や問合わせができます。特に身体が不自由で外出が困難な方々にも公平にサービスを提供できる点がメリットです。
地方自治体は、これらのメタバースの活用を通じて、地域の課題解決やサービス向上を図っています。
自治体におけるメタバースの活用については、以下の記事でも詳しく解説しています。
地方自治体がメタバースを活用するメリットとは?導入事例10選をご紹介
メタバースをはじめる方法
メタバースを事業などに活用する場合、具体的にはどのようにはじめればよいのでしょうか。ここでは、メタバースをはじめる方法をご紹介します。
ネット環境の確保
メタバースを楽しむためには、安定したインターネット接続が必要です。高速で安定したネットワークを確保しましょう。ネット環境が不安定な場合、メタバース内での体験が制限される可能性があります。特にVRやARを使用する場合は、高速な接続が必要です。
メタバースプラットフォームの選定
メタバースプラットフォームを選ぶ際には、以下のポイントを考慮しましょう。
・目的
どのような体験を求めているかを考えて、プラットフォームを選びましょう。VR体験を楽しみたいのか、ソーシャルなコミュニティに参加したいのか、アートや音楽を楽しみたいのか、目的に合ったプラットフォームを選びましょう。
・人気プラットフォーム
例えば、以下のプラットフォームがあります。目的に応じて最適なものを選択することが必要です。
- VRChat
- Decentraland
- The Sandbox
- Cryptovoxels
アバターの設定
プラットフォームによっては、アバターの外見や服装、動作をカスタマイズできます。自分の好みに合ったアバターを作成しましょう。アバターはメタバース内での交流やコミュニケーションに重要です。
仮想通貨の取引所に登録
メタバース内での取引には仮想通貨が必要です。国内の仮想通貨取引所に登録し、必要な仮想通貨を購入しなくてはいけません。おもな仮想通貨としては、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、またはプラットフォーム固有のトークンがあります。
メタバース内通貨の取得
メタバース内での取引には、プラットフォームごとに異なる仮想通貨が必要です。プラットフォームの指示に従って、メタバース内通貨を取得しましょう。これには、仮想通貨の購入やトークンの交換が含まれます。
ウォレットの設定
ウォレットは仮想通貨を保管するための重要なツールです。以下のステップでウォレットを設定しましょう。
1.ウォレットの選定
ウォレットはオンラインウォレット(ホットウォレット)とオフラインウォレット(コールドウォレット)の2つのタイプがあります。オンラインウォレットはクラウド上にあり、アクセスが簡単ですが、セキュリティリスクが高い場合もあるため注意が必要です。
また、オフラインウォレットはハードウェアデバイスに保存され、セキュリティが高いですが、操作が少し複雑です。
2.ウォレットの作成
選んだウォレットのプロバイダーのウェブサイトにアクセスして、新しいウォレットを作成します。必要な情報を入力し、ウォレットを作成しましょう。一部のウォレットはメールアドレスやパスワードでログインできます。
3.ウォレットのバックアップ
ウォレットを作成したら、バックアップを取りましょう。バックアップは秘密鍵やリカバリーフレーズを安全な場所に保存することを意味します。ウォレットにアクセスできなくなった場合、バックアップを使用してアクセスすることが可能です。
4.ウォレットのセキュリティ
ウォレットのセキュリティ対策も必要です。2要素認証(2FA)を有効にすることで、ウォレットのセキュリティを向上させられます。仮想通貨は自己管理が必要な資産であるため、慎重に取り扱わなくてはなりません。
メタバースのはじめ方は、以下の記事もご参照ください。
メタバースを活用するときの注意点
メタバースを活用する際、以下の点に注意が必要です。
- セキュリティとプライバシーの確保
- 技術とコストの負担
- 法律の未整備
それぞれの内容を解説します。
セキュリティとプライバシーの確保
メタバースでは、ユーザーの情報や作成した空間・オブジェクトのデータがサーバーに保管されるため、セキュリティを確保しなくてはなりません。近年、サイバー攻撃が増加しており、個人情報や資産が不正に利用されるリスクが高まっている状況です。アカウント乗っ取りや、なりすましアバターによる詐欺などの問題も深刻化しており、解決すべき課題だといえます。
技術とコストの負担
メタバースの利用にはVRヘッドセットの装着が必要であり、これに対する批判や利用者の負担が注目されています。さらに、メタバース内の活動データは従来のウェブ上のものよりも詳細であり、これらのデータが漏洩することは個人や企業にとって大きなリスクとなり得るでしょう。
法律の未整備
メタバースの利用に際しては、著作権法や特定商取引法、労働基準法などの法律の整備が不十分であることに留意する必要があります。特に、個人情報や企業の秘密情報の漏洩、デジタルアセットの盗難、匿名性を悪用した詐欺などの犯罪に対処するための法的対応が重要です。
メタバースの市場規模と今後の展望
さまざまな用途があるメタバースですが、どの程度の市場規模があるのでしょうか。ここでは、近年におけるメタバースの市場規模と今後の展望について解説します。
メタバースの市場規模
2020年における世界のメタバース市場の規模は約68兆円であり、2024年までにはその数字が約111兆円にまで増加する見通しです。特に、ゲーム関連のソフトウェアや広告が市場全体の大きな割合を占めることが予測されています。
一方、国内におけるメタバース市場の規模は、2021年に約744億円であり、2026年には約1兆円に拡大する見込みです。この市場は急速に成長しており、年間成長率は約170%と推定されています。
今後の展望
メタバースの成長は、黎明期(~2025年)、普及期(2025~2030年)、そして定着期(2030年~)の3つの段階に分かれています。
黎明期は、一般ユーザーのメタバースへの認知が広まる時期です。普及期には、メタバースが急速に人々の生活に浸透し、定着期には多くの人々がメタバース空間での活動が当たり前になるといわれています。
今後のメタバース市場の拡大には、デバイスの進化とヒットコンテンツの登場が重要な要因です。メタバースは今後も発展が期待され、ビジネス活用の可能性も拡大しています。
メタバースの市場規模の詳細は、以下の記事もあわせてご確認ください。
まとめ
メタバースの用途は、以下の11種類が一般的です。
- ゲーム
- SNS
- Web会議
- ショッピング
- 教育
- エンターテイメント
- アート
- 不動産
- ヘルスケア
- 婚活
- 区役所などの窓口
今後は、これら以外の領域での活用も期待されており、さまざまな社会的な課題解決につながることでしょう。また、ビジネス用途での活用事例も増えているため、早めの参入がおすすめです。
しかし、メタバースを事業に活用するためには、専門的なスキルを持つ人材の確保・育成が必要です。また、適切な機材などを揃える必要もあります。そのため、メタバースの専門業者へ相談するのが得策です。
メタバースをビジネスに活用したい場合は、ぜひリプロネクストにご相談ください。数多くのメタバースのサービスを立ち上げた経験と実績がありますので、貴社の課題解決のお手伝いをいたします。
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